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#1 人助けが「祭り」になるとき 🌱 むくらぱレポート

ごきげん栽培コミュニティーMUQLAPA
🌱本日の畑の様子🌱

夏に枝豆だったお豆が乾燥して気づけば「大豆」ができていました!急に全盛期を迎えた大豆の収穫&脱穀、よく見たらめちゃくちゃな量があり結構な時間がかかることが判明したので地道にやっています😂こぼれ落ちた大豆を炒り大豆にして食べてみましたが、美味しすぎてびっくり!好き!みんなにも食べて欲しいなあ。

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この1週間ほど大豆に情熱を注いでいましたが、他の場所も久々に観察してみたら…ビビった!!みんな成長してるぅ〜🥺🥺🥺

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夏にたくさん染め物をした藍は、もう種ができてきました。来年もまくのが楽しみです✨✨✨ 

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今日は光が最高に綺麗でそれだけでテンションが爆あがり。綺&麗。生きてる!

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今、MUQLAPAが面白い。

2019年12月31日に始まった農業コミュニティーは2月にMUQLAPA(むくらぱ)という名前が生まれて、徐々にメンバーを増やしながら成長してきました。主に発信に使っているインスタではとにかく農業、自然栽培、畑という面を記録していますが、農業のコミュニティーと呼ぶには内容が濃すぎるMUQLAPA。もうすぐ一年を迎えるこのコミュニティでは数々の出来事が起きました。


そんなMUQLAPAの内部で起きている物語をまゆ目線で記録したくて始めたこのレポ。どんな物語をピックアップして書こうかなあって考えていたら…

めちゃくちゃタイムリーにMUQLAPAを象徴する出来事が起きました。

詳しくはこれを読んで欲しいのですが↓

実は、もともと各地に無料の畑を展開したい!
という野望がMUQLAPAにはありまして。


公園みたいに畑があってさ
誰でも食べて良くてさ
野菜、無料でそっこらじゅうに生えてて欲しい!!!


この発想が生まれたのはMUQLAPAの畑を始めた当初。まだ何も育っていない畑を見て地主のおじいちゃんが何気なく言った一言が引っかかっていて。

「これから色々育ってきたら、スイカとかカボチャとかは盗まれちゃうから気をつけた方がいいよ」

そんな人いる?って思ったけど、「畑に勝手に入って盗んでいく奴がいるんだよなぁ〜」って言ってた。その時とっさに、盗むくらいならあげたい!って思ったんだよね。そんな人には野菜あげたいし、もし盗まなくちゃいけないくらい困っているんであれば、その人の話聞きたいし、なんなら一緒にタネを撒こうよ!と言いたい。って思ったこと。

そして、コロナがまだ何なのか分からず情報が錯綜していた2020年今年の春。不安が渦巻いていたであろう東京で[現金が数百円しかなくて女性を襲って強盗した人がいた]というニュースを何気なく目にした時のこと。

その時もなんとも言えない気持ちになった。多分、誰も悪くないけど、ちゃんと悲しいニュース。「犯人」は悪になって、「加害者」や「被害者」がいて、怖い世の中だねえというセリフがお茶の間にふっと沸いて次の瞬間には消えるような悲しいニュースだった。


美味しい食べ物が無限にそこら中にあったら、生きるのもっと難しくないはずだよなあ

そんな出来事のかけらが積み重なって「無料の公園みたいな畑が乱立しているビジョン」が私の頭の中を占領していた。無料で食べれるし、うまいし、体にもいい。しかも野菜を作るのが簡単で、余るほどできて、みんなで分けれるイメージ。いいじゃん、それやりたい!

しかし、実際に畑で過ごしたこの一年はなかなかうまくいかないことも多かった。タネを撒いたら勝手に野菜がドンドコ育つと思っていたけれど、実際は違った。もちろんタネを撒いたら芽が出るというこの世界の奇跡的な法則はあるんだけど、その先にうまく育っていくのかはまた別の話で、土や微生物や天候や人間の愛情や世話の仕方、たくさんの要素があって野菜はできていた。奇跡で、野菜はできていた。

そんな試行錯誤の中で、今年一番の豊作と言っていい作物が「カボチャ」だった。タネを撒いてから、本当に何もお世話していない野生児なのに、勝手にどんどん成長して勝手に実をつけて気付いたら勝手に豊穣祭してたwまじでお祭り状態である。一個のタネから30個くらい実をつけた株もあった。飛ぶ鳥を落とす勢いの新進気鋭のカボチャ集団!うん、かっこいい。(&うまい) 

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これは、私は最初に描いていた「誰でも食べていい無料の公園のような畑」に生えていたらめっちゃ良さそうなやつじゃん!!!!私はテンションが上がっていた。そして、この無限にも思えるほどに畑から供給され続けるカボチャを世界で山分けしようぜ!な気持ちになっていたのだった。

こんなに採れたんだよー!すごいパワーなんだよー!勝手にごきげんに育ってくれる野菜がこんな風に存在しているんだよー!難しくないんだよー!足りなくないよ、余っているよー!分けれるよー!だから、私たちはこんなにも大丈夫なんだよー!!!!!!そんなことを伝えたかった。だって本当にすごいんだもんカボチャたちが。

それをどうやってやったらいいか考えていた矢先に、友人Aからラインが入った。

そこには「友人Bさんが紆余曲折あってお金に困っているから現金を振り込んで助けて欲しい」という趣旨の内容と共に、Bさんの口座番号が入ったfacebookの投稿が添付されていた。

私は「お、おう?」と思った。正直に言えば、瞬間的には「オッケー!振り込むね!!」とはならず、どうしたらいいか全くわからなかった。なんなら、それをシェアしてくれたAさんも「どうやって助けたらいいかわからない」という言葉をシェアしてくれていた。

私はBさんともう随分会っていない。きっと今は本当にお金が足りないんだろうし、それを助けてあげたらいいというのは想像できる。わかるけど、自分が何をすると一番気持ちよくて、Bさんも嬉しいのか?そもそも自分は本当に助けたいのか?相手の状況が見えない時に闇雲に何かやるのが嫌で、すぐに動けない自分がいた。

とりあえず、何か笑わせたい!のような気持ちと共にカボチャが頭に浮かぶ。カボチャ使って何かできないかなあ?カボチャ、お金、カボチャ、お金、笑える企画・・・???私がやるなら、私の表現としてやりたい。でも、果たしてその笑いは必要なのか?Bさんに直接確認する必要がある。

それでBさんと電話。まずBさんは電話口で声を聞いただけですぐわかるほど、すごく1人で頑張っていた。限界までやって、動いていたのを本当に「良く頑張ったね」って思ったし、これは「人に助けられる」タイミングだな!と確認できた。詳しく状況を聞けたことで、今月を助けることが来月以降のかなり大きなパワーになりそうって判断できたので自分的なゴーサインが自分から出た。もうややこしく考えるのやめよう。

それで一気に動いて、自分の表現としては結果的にこうなった↓
カボチャを送ると共に自分もソッコー振り込んで、自分のzoomイベントの代金をBさんへパスしてもらう提案をむくらぱメンバーや友人に気持ちよく呼びかけることができた。

畑で起きたカボチャ祭りがまゆにパワーを十分にくれていて、人に分けたいほどになっていたこと。そのカボチャたちがまゆの中にも「誰かを助けたい」気持ちがあることを気づかせてくれた。もはやカボチャを使って何か面白いことするという縛りは必要なかった。人を助けたって、何したって、もう私の表現になっちゃうんだから、シンプルでも真っ直ぐでも大丈夫。そんな風に自分が思えたことも嬉しかった。軽い気持ちで、助けたくて助けてもいいよ、誰かを。

そして、畑とまゆの間だけで祭りは終わらなかった。

そんな私の投稿を見たMUQLAPAメンバーの反応が最高で、秒で「助けるよ!」って言ってくれる人続出。会ったことも姿も知らないBさんに、O K!振り込みます!らじゃ!が軽やかに飛び交う。愛だらけ、こんな世界がいいねえって、お互いを讃えあう。「まるで、Bさんを神輿にのせて担いだみたいだった」って言ってくれた人がいたけど、まさにBさんわっしょい祭り!!!がラインのタイムラインで勃発していた。畑から始まったカボチャ祭りに続き、人助けという名のお祭りが人間界でも続いていた。


「人助けが祭りになる」ってめっちゃ気持ちいい!!!
あぁ、この感覚。 

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そして大事なのは、今余裕がない人は振り込まないでね!その前に自分を大事に!って書いて、それにもちゃんと賛同してくれること。何も書かないけど見守ってくれている人。複雑な気持ちになったと教えてくれた人。いろんな各々の気持ちをシェアできる環境。人間同士の話ができる場所に、いつの間にかなってたよ。正直、まじで私が泣いたわ。

いつの間にMUQLAPAがこんなに発酵していたのかと驚いた。ごきげん発酵コミュニティじゃん。こんなMUQLAPAみたいな場所が地球にあるなんて、希望だ。希望しかないぜ。みんなありがとうラブよ♡


そして今回体験してわかったこと
「助ける」のは意外と難しいということ


圧倒的に困っている人が目の前にいたとしても、相手のことがわからない時や自分がどうしたいのかわからない時には手を差し伸べにくい。今回だったら

▶︎自分がどんな世界(相手の世界)に参加しているのかわからない気持ち悪さ
▶︎本来自分が持っている好きなようにしていいという決定権が宙に浮いてしまい正しさや正解が押し寄せてくる感じ
▶︎わたしがやりたくてやってないとしたら、わたしの表現としてやる意味ある?という疑問
▶︎漠然としたわからないものに対する怖さみたいなもの
▶︎そもそもの自分と相手の間のディスタンスによっては信頼度が少ない

とか、要素が色々あった。それが相手との距離になって、遠くて、手を差し出しても届かない感じというか、無意味感というか。そんな時に人は「黙って見守る」ことになると思うんだよね。私だって実情を知らないままだったら何もしない、何も言わないという選択肢も十分あった。直接のコミュニケーションはとっても大事。

「いろんな人が助けたり助けられたり」そんなことがシンプルに起こるといいなあって思うよ。

「世界が平和だったらいいなあ」とか
「ごきげんな世界だといいなあ」とか

すごく単純にそう思うけど、実際目の前で「こと」が起こると、自分は動けなかったりする。すごく考える。すごく考えた場合、大抵は「瞬発力」を発揮できない。直接コミュニケーション取れない場合だってたくさんある。過ぎ去っていく。どうしたら良かったのだろう?答えはずっと出ないまま疑問が積み重なっていく。

だけど、色々な人に触れたり、色々な状況の人を知ったり、自分が関わる体験が増えて、経験値が増えると「その今までの全ての叡智が入った自分」が瞬発的に答えを弾き出したりできるようになる。それが、ちょっとしたことで動けるかどうかの自分なりの法則になって、現実では行動になり、行動が積み重なって世界ができているような気がしている。

人助けは反射神経!って今回すごく感じたこと

あの時どうしたら良かったのか?という疑問は、実は積み重なるとどんどん疑問が膨らむだけで、実際の世界には反映されないものになってしまう(見えない裏側に溜まっているとうイメージ)そこにあなたの小さな優しさが確かにあったのに、それは見えない疑問として吸収されちゃったりする。それが悪いとは思わないけど、あなたの中の小さな願いや祈りは、疑問を積みかねるためのものなのか?それとも世界を創っていくためのものなのか?自分はどうしたいのだろうね?と考えてみるのは面白い。

例えばわたしは、ある時から

「目の前で誰か泣いたら、とにかく自分が瞬発的に一番にハグしに行く」というプログラミングをしている。普段ハグとかそんなしない私だけど、何度も目の前で泣いている人に出会う機会があり、こういう時はどうしたらいいの?疑問が積み重なった。

この人慰められたいかわからないし、とか
知らない人にハグされて嬉しいのかなあ?とか
わたしキャラじゃないし、とか色々思った

ずっと、それでも見ている自分だったけど、色々経験した結果、「感情が溢れて涙が出た時は、無防備である意味一人ぼっちな自分だから、ハグされたら安心するし、しないより絶対いいぞ」という私の経験値が答えを弾き出して、プログラミングすることができた。だから、もうその時に思考の入る時間は必要なく、泣いている人がいたら秒でハグしに行く。

反射神経で動いたとしても自分の行動に全幅の信頼をおけるし、その相手への信頼もある。世界への信頼でもある。それは私にとってはごきげんな世界への一歩への行動として、世界をカタチづくる一個の要素として現実を動かしていくのだろうと思う。これは私が思う人助けの反射神経の一例。


今回の一連の人助け祭りで感じたことをつらつら書きましたが、いやあ、面白い経験をありがとう!Bさん、MUQLAPAのみんな、そしてMUQLAPAの外の世界でも応援してくれたみなさん!人を助けることがエンタメになって、お祭りになっていったら最高じゃない?もっと軽やかに、もっとユーモラスに、私たちはできる。

もうすぐ始まって一年が経つMUQLAPAは、独自のごきげんな世界を実験中です。これからがますます楽しみになった。希望しかないよ、本当に。

最後に、Bさんはみんなのおかげで目標金額達成したとのことでこんな投稿が上がっていました。よかったあああああああ🌈   

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Bさん本人の希望により【名前など出しての内容を公開するのは11月30日まで】なので、詳細は伏せてありますがお祭り物語に触れたい方はぜひ、リンク先覗いてみてください。あなたが知っている世界とはまた別の世界が広がっているかもしれません。

 

あー最高だ。

まゆちゃぱうぉにか

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【お知らせ】

・12月27日むくらぱの年内最後のイベントを江ノ島で開催します。話題のBさんも登場する予定!一年を振り返ったむくらぱ事件簿とか発表しようかなと考え中。むくらぱの畑の野菜も食べられます。どなたでも参加できますので、遊びに来てください!詳細はカミングスーン✨

・年明け2021年1月には2月に仕込んだ味噌の開封イベントも開催予定です


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まゆちゃぱうぉにか
MUQLAPA

*YouTube 
カタカムナ治療、徳島移住の話、未来の話いろいろしています


見つけてくれてありがとうございます。「ごきげん」な未来に繋がる農業や心や体のことを実験中です。もし共感してくれる方がいましたら、サポートしていただけたらめちゃくちゃ嬉しいです。あなたの人生のごきげんなエッセンスになれたらそれが一番happy♡