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自由ってなんだいⅡ

前回のつづき。

そんな訳で、空っぽでスカスカな私は、空虚感に押しつぶされそうになりながらも懸命に、真っ白な画面に向き合い続けたわけです。それは、空っぽな自分に向き合う時間でもあります。それは今に続いている訳ですが、、、、そんな中で、気づいた事は山ほどあります。                       それで家賃は払えないけど、、、自由への鍵を一つ、また一つと掘り出せる訳です。

思えば、楽しいだけだった お絵描きの時間が    自分と向き合う哲学の時間に変わって行っていました。

最初の頃は、あの人やあの子の作品がカッコイイな  羨ましい、どうやるんだろう、それに比べて私のは、、、なんて比較して落ち込んだり、どうやったら良くみられるだろう なんて自分を置き去りにしてドツボにはまったり。一通り、自分捜しの旅をしていました。

そうしているうちに、やっと0地点に立てる時がきた気がします。

どんなふうにかというと、あぁ、ちっぽけなんだ自分はと。何にもないスカスカマンなんだと、そんな凡人な自分を受け入れられた時だったと思います。

それからは、自由に描けるようになった気がします。 自由の意味が少しわかったからです。        自らを(みずからを)由とする(よしとする)ことができ始めたからです。

絵を描く事は、ちっぽけな自分に          向き合う事でもあり                世界の美しさ、醜さ、世界そのものを        ツブサに観察する事であり、            まるっと受容する事でもあるなと思います。

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