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マタニティにじみ絵ワークのはじまりの話③

11年の間、延べ500人以上の妊婦さんと胎児さんの制作に立ち会い、時には アートセラピストの方々や、産後のお母さんや不登校の子など様々な人達のにじみ絵の具を使った色の瞑想に立ち会ってきた。
その中でだんだんとにじみ絵ワークで描く絵には、特徴と傾向があることが見えてきた。

例えば、予定日を過ぎがちな人の絵の色や構図に傾向があったり、、、
例えば、なかなか陣痛を起こしにくい人の絵や構図に傾向があったり、、、
人の精神的なクセと、お産と、絵に深い関係と傾向とパターンがあることが見えてきたのだ。
それは逆を言えば、その絵の癖を崩して、その人本来の、子供の頃のような意識で色に浸ればまた、安産に繋がりやすいということでもあった。
妊婦さんや、胎児さん、あらゆる人のにじみ絵を観察し、寄り添いつづけることで見えてきた、一つの 現実であり、真実だった。
色はお薬であり、色は眠っている感情を引っ張ってきてくれるのだ。
色の力を借りて本来の自分に立ち返ることができる。
それだけでなく、自分の本能に近いところの意識を働かせることができるのだ。

しかし、黒色だから病んでいる とか
紫だから どうだ とか そういう事ではなく。
色そのものの力と、描いている人そのものの力が
反応し合って、表されている 表現。
それが、色彩の瞑想ワークだ。







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