ディスク・ペンタクル2

今日はペンタクルの2について。
生命の樹を土台とした私が感じるタロットの世界観を綴る。
生命の樹については下記を参照。

ペンタクル2は生命の樹では②コクマーに当てはめられる。②コクマーは①ケテルの宇宙の無限のエネルギーから取り出された神の知恵・叡智である。1〜3は神の領域であり全てが抽象的である。③ビナーにたどり着くと場の設定が成されるので少し具体性は増すがやはり抽象的でぼんやりした段階である。

ディスク・ペンタクルは地のエネルギーであり、物質化した⑩マルクトの世界のエネルギーを持つ。抽象的だった神の領域のエネルギーは、さまざまな感情や思考、闘いの経験を経て生み出され物質化され、体感し体験を積む段階で具体的である。人が「〇〇がやりたい」と純粋に感じたエネルギーは、⑩マルクトに至ると、親や育った環境、ルールや自分を守るための打算的な思考などの影響をうけて、実際に体験・体感として手に入る頃にはその純粋さを失ってしまうパターンが多い。①ケテル→⑥ティファレト→⑨イエソド→⑩マルクトまで、真っ直ぐと降りてくる場合でも、やはり⑩に至ると固定化されてその純粋さと無限の可能性は失われる。

この⑩マルクトのエネルギーであるディスク・ペンタクルが神の領域である②コクマーの叡智を受け取る、これがディスク・ペンタクル2のカードだ。抽象的な世界において具体性を持つのが特徴である。

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