成長には必須なのはやっぱりコミュ力だった件

聞いてたのと違うよって思った

経験談からよく聞いたのは「最初のびて、途中停滞して苦しいけど、それを乗り越えたらすごく伸びるよ」だった。多分間違ってはいないのだとおもうが、ここに付け足しをさせてほしい。これは「最初から社交的であり積極的にコミュニケーションをとる能力または体力はある人は」だと思っている。言語学習においてはガンガンいこうぜが絶対的であったという話を聞いてほしい。

そもそもコミュニケーション能力が高いのか低いのか

高校時代の友人には高いと言われていたのだが、いまとなってはお願いですから撤回したくださいと言いたいくらいである。はっきりいって、高くはない。1対1ならなんとかなるし、話さなければいけない状況下でなんとか話を進めることはできるものの、それは母国語かつ勇気を振り絞った結果である。英語でのコミュニケーションは、チキンにはとてもハードルが高いのである。それは9ヶ月経ってもなかなか克服はされていない。未だにクラスではおとなしく黙りがちだ。

はじめの三ヶ月

7月中旬から始まったイギリス・ブリストルへの滞在だが、正直苦しかったという思い出が強い。まず周りに日本人がおらず、頼れる人がいないし、なんせチキンなもので遠出もなかなか怖くてする気になれない。なにより精神的に不安定だし体力も足りてなかったので、学校以外は本当に外出しなかった。会話もおぼつかなかったので、ホストファミリーとの会話もあまりなかった。
そんなひきこもりライフをしていたので、まあ案の定伸びは悪いこと悪いこと。一ヶ月屍から脱却し、二ヶ月目でようやく生活に慣れて、三ヶ月目でなんとか会話が出来るようになってきた。といっても、まだまだひどかったが。
このころ驚いたのは、同じレベルのクラスでもほとんどの生徒が(文法はめちゃくちゃだったらしいが)活発に会話していたこと。英会話系を避けて通ってきた人がいうのもなんだが、もうあれは学校で授業を増やすべき!とかじゃなくて、もうそもそも苦手意識から違いすぎると思った。受験勉強は、あれはあれでとっても役には立っているからいいけども。

3~5ヶ月目

さて、まだまだ不安定な状態で次の学期が来た。なにせスタートがめちゃくちゃに遅かったので、この時期はとても伸びたと思う。聞いてたのとぜんぜんちゃうやん。
特にリスニングとスピーキングは変わった。先生が何言ってるのかも分かるようになってきたし、まだ片言に近かったといえど、意思を伝えられるようになった。これはもう、初日からあきらめずにずーーーっと話しかけてくれたクラスメイトのおかげである。ありがたや。
このころからしっかり授業で文法をするようになったが、受験勉強がとても役にたった。それでもリーディングは遅い方だったが、まあ許容範囲のレベル。
ちなみにとてもクラスは緩かったし、みんな適当だった。よりによって外部からに視察がある日に、わたしを除きだれも宿題をやってこなかった、というとんでもないこともあった。

6~8ヶ月

ようやく会話ができるようになり、またクラスメートに日本人がいたことによって、だいぶ気持ちが安定してきた時期。満を持してやってきた試験対策のクラスである。
ケンブリッジ英検についてはまた別の機会に書くが、それまでの普通のクラスと違いみんな真剣に取り組んでいた。特にヨーロッパ圏の生徒が多かったように思える。試験会場にもヨーロッパ圏外そうだったのは、わたしともう一人の日本人の二人だけだった。
真剣に対策していたおかげもあり、スピーキングは大分ましになったように思える。ようやく雑談に花を咲かすことができるレベルになった。
受験対策でやっていた文法、ライティング、長文に関しては、もちろん向上はしていたが、まあそこそこというレベルである。みっちりやった浪人生のほうが強いかもしれない。

9ヶ月(現状)

ケンブリッジ英検のクラスからIELTSのクラスに移るという、まあまあトリッキーらしいことをして気づいたのは、アジア系は圧倒的にIELTSのクラスに多いと言うこと。また、クラスの大半は海外の大学に進学希望で目標が高いなぁ意識高いなぁ(良い意味)ということ。今のところ台湾人が一番多い。
対照的に、長期でいる日本人はけっこうモチベーションを削がれている感じがしている。五月病じゃん、まだ四月だけど。

「外出」による歴然の差

現在までの進捗をだらだらと書いてみたが、「めっちゃのびた!!」みたいなわかりやすい感覚はほとんどなく、「あっ、多分むかしに比べたらだいぶましになった……よな?うん」という曖昧な感じである。
わたしと対照的にがんがん遊びにいってたクラスメートがいたのだが、彼女の上達スピードはすごかった。毎日のように放課後遊びに行き、毎朝眠そうだったが、試験対策をはじめる頃にはかなりのトーク力を持っていた。はじめの頃は文法がわからず、話しているときもぐちゃぐちゃだったのが嘘のようである。どのようにしたのか聞いたら「英語で遊んで、映画見てってするのが一番良い」といわれた。

結局のところ、コミュニケーションをとればとるほど上達しやすいというのを、どれだけ実践できるかという話である。わかってたけど。
身をもって実感しても、きっと過去に戻っても似たような感じになると思うので全く後悔はしていないが、あと二ヶ月くらいがんばろうという緩さやっていきたい。
そんなわけで、次はここまでに出てきた「試験」の話。
ここまで読んでくれる人ってどんだけいるんかね、いなさそう。それでも書くけど。

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