事故というか事件な試験

ここで言う試験は基本的に、ケンブリッジ英検のうちFirstというものを指す。目標レベルはB2「基本的な会話、やりとりが可能」という程度のものである。これだけあると、仕事や大学入学に十分使えますよ、というくらいの目安らしい。
一応得点によってグレードがあるのだが、基本的には受かるか落ちるかというものである。6割あれば合格。

対策クラスについて

細かい試験内容やレベルは調べれば山のように出てくるので省略する。ここで伝えたいのは、どのような対策の進め方をしたのかだ。
クラスの全員が同じ日程、同じ試験を受けるため、それまでに漏れがないように対策された。わりとセンター対策の授業に似ていたと思う。
試験の実施回数自体が少ないため、気軽に受け直すことが出来ないため、試験前は教室はぴりぴりしていてとても疲れる空気だったのは仕方がなかったのかもしれない。
それに比べるとIELTSクラスのほうは、みんな受ける回がばらばらだし、目標点数もまちまちなので、気軽ではある。ただし、試験日程は近い人に合わせて授業することが多いため、すべての項目に目を通すと言うことがないので、自分でも対策をしなければならない。(大半のクラスメートは受験経験があるのですでに把握してたりする)

さて、基本的に日本人や韓国人の生徒は文法がよくできるといわれている。基本的な文法事項を留学前にがっつり勉強するからだ。それに対し他の生徒は文法等は苦手だが、会話力リスニング力はある。特に驚くこともないことである。
同じクラスであるからこそ感じたのは、後者のほうが伸びがはっきりしているということだ。もちろん比較対象である日本人二人は英語が苦手なほうなので、一概にはいえないが。
どうやら基礎ができていても使いこなせていないのよりも、なんとなく使っていても基礎が抜けがちなほうが短期間で成長しやすいように見えた。実際の点数の伸びからみて、これは隣の芝が青いとかではないはず、そのはずだ。文法適当でもいいからもっと会話できるようにしとくべきだったかなぁ、と切実に思う。

試験当日の状況

全体としては、問題が予想以上にかなり難しかったということ以外はつつがなく進んだ。
ただ、わたしは盛大にやらかしていることがある。受験対策のときから試験対策までずっとシャーペンを使って書いていたのでが、直前になって「ペンの使用を推奨」ということがわかった。無茶言うな。
調べてみると、どうしてもシャーペンで書いた時の対策もあるとわかり、ごり押しでなんとかなると思っていたのだが、いざ配られた問題用紙に「ペンのみ使用可能」と書かれていたのでいる。
さらに大変なことに、その後に書かれていた注意書きを、「書き直しは可能」というのを「代替品の使用が可能」と解釈してしまったのである。普通に間違えた。
そんなわけで、シャーペンで書いて、最後の方に試験管のおばちゃん(いい人)に指摘され、ある程度ペンでなぞったのだが、まあ終わるわけない。試験管によると「大丈夫、ちゃんと特別な対処あるから」。ありがとうおばちゃん。
そんなわけで盛大にやらかして試験は無事終わった。
それにしても、IELTSは鉛筆でいいってどういうことよ。運営元一緒なのに。

結果と今後

ボーダーぐらいだろうからどうかと思ってたら、予想以上にボーダーに近かった。1ポイントだけ足りず落ちた。主な敗因はスピーキングだったが、もうそれはしかたない、元からものすごく苦手なのだから。夏に帰国してからもう一度チャレンジするつもりだ。
今後帰国までの予定はIELTS二回である。ケンブリッジ英検の結果がB1だったので、B2以上つまり5.5以上が目標である。ついでに単位がもらえるらしいのでできれば6.0あればいいな。

元も子のないこと言ってしまうと、現状まだこれといった結果が出せていないということになるのだが、これからの自分に期待しよう。とりあえず初期より成長したことには間違いがないし。
ここまであまり面白いこと書いてないので、次くらいにはなにか面白い話を書きたい。
ということで次回「出身国同士の距離」について。まだわたしが書く気力があれば。

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