2019.03.17 JHLプレーオフFINAL

トヨタ車体BRAVE KINGSがJHLプレーオフFINALで優勝する話。

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トヨタ車体BRAVE KINGSを見るようになって2度目のJHLプレーオフFINAL。

昨年は大崎電気OSOLに敗戦したんだよね。

昨年まだハンドボールの事を何も知らなかった私は、この一年で選手の名前を覚えて、ちょっとだけルールも覚えて、

何より、トヨタ車体BRAVE KINGSが、そしてハンドボールが好きになっていた。


車体は、主要大会で優勝できないことが続いていて、『もう2位はいらない』と選手たちは強く意気込んでいるようだった。

JHLでの優勝経験はこれまでないらしかった。

だからこその昨日の熱戦で、FINALに勝ち進んできた。


相手は昨年と同じ相手、大崎電気。


私は昨日の興奮が醒めないまま、昨日の試合がどれだけ素晴らしかったかを"かぷ夫"(かぷお。私の夫。カープファンのため。しかし趣味が渋滞中。)に熱弁しまくり、「今日勝てるかな?勝てるよね?」と聞きまくり、若干うざい人となっていた。


今年もジュニア男子、ジュニア女子の試合もあり。

女子は北國銀行が連覇。


男子の試合を前に、私はもう緊張感が大変なことになっていて、頭は真っ白。顔は真っ青。(落ち着け)

正直、前の試合には全然集中できなかった…。


そんな中、男子チームの選手たちが練習に出てくる。

選手たちの表情が思いのほか明るくてさっぱりしてることに気付く。

さすがに長くスポーツをしてて、色んな舞台に立っている選手たちのメンタルは違うよな…。

すごく堂々としていて、これまでの10倍くらいかっこいい。

いや、普段もかっこいいんですけどもね!


練習中の写真。

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試合前、スタメンで円陣を組んでいたんだけど、その時全員が、はっとするくらいの笑顔で、心に来るものがあった。

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こういう時、空気を作れる人、流れを作れる人が何より強い。と思う。

だから、昨日の試合で選手たちはあんなに熱い試合をしたんだと思う。

そして、だから今日はこんな笑顔なんだと思う。

車体は、勝ちを引き寄せる空気を作れるチームなんだな、と思った。


試合序盤は点の取り合い、から相手の2分間退場と車体の7mスローが決まり、リード!

さらに、門山選手が連続得点!!

(私はこの辺からもうすでに瀕死)

さらに杉岡選手も得点して、リードを広げる!

ルーキー北詰選手、さらに吉野選手と杉岡選手のシュートも決まり、

気付けば前半が終わり車体17-大崎11と6点もリードしていた。

攻守が噛み合ってる。みんな冷静に流れをきちんと掴んでる。


前半の写真。

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後半開始も、スタメンの円陣はいい笑顔。

大崎に連続得点され、車体も退場者を出すなどピンチもあったけど、藤本選手や渡部選手の得点でリードを守り、

最後まで追い上げられそうだったけど高智選手と吉野選手の連続得点で、4点差にする。

この時点で後半27分32秒。

会場の雰囲気がワッと変わった。

"かぷ夫"も、この吉野選手のシュートで勝利が大きく近づいたと感じたみたい。

初心者である私はそれでもまだワーワーしてた(笑)

後半もずっと涙が止まらなくて、涙で全然見えなかったけど必死で応援したり写真撮ったり涙を拭いたり、本当にワーワーしてた(笑)


でも、選手の中にも、変化が見られた人がいた。

特に甲斐選手だ。

僅かに表情が変わった気がして、でもその時の表情が今まで見た中で一番かっこよかったんだ。

それを見てまた号泣。

この辺になると泣き過ぎてもう息も切れ切れだった…(笑)


後半の写真。

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甲斐選手!

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試合が終わる前に客席からカウントダウンが聞こえた。

きっちりオンタイムの競技だからこそ、こういうのがあるんだなと妙にしみじみ…している場合じゃない!


車体が、勝ったんだ!!

悲願の初優勝!!!


感情が堰を切って溢れ出す。


顔をぐちゃぐちゃにして号泣する選手、

晴々した笑顔でチームメイトと抱き合う選手、


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どこ見たらいいかわからない!

私の感情が追いつかない!


もうだって好きになってまだ全然経ってなくて完全にニワカなのにこんな良い思いしていいんですかあああ嬉しいいいいいうわあああああ


車体を好きになれたこと、この場にいられたこと、この最高にかっこいい選手たちに心を強く動かされたこと、スポーツって素晴らしいよな、いや何であれ人の心を動かすのは心だよなああああああもう嬉しいいいい(号泣)


会場は興奮の坩堝のまま、何度も歓喜の渦ができ、選手たちも笑顔が増えてきた。

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キャプテンのインタビューも、今日は泣かない、って言ってた気がする。

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表彰式。

MVPは吉野選手。おめでとうございます!


嬉しそうにメダルを見る甲斐選手。

この写真はちょっと宝物感ある。

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選手たちは応援団や家族と喜びを分かち合う時間に突入。


私たちは一旦退出。

迷いつつ、でもやっぱり一言おめでとうを言いたいと思って出待ちした。

しばらくして、一番に出てきたのは甲斐選手だった。

一年ぶりに甲斐選手と話すことができた。

なに話したか全然思い出せないけど!!(興奮しすぎ)

昨年と同じように、「また頑張ります」と言ってもらった気がする。

もし機会があればと写真をプリントしていたので、それにサインをいただいた。

“かぷ夫”も大好きな門山選手に話しかけられて、門山選手にも写真にサインをいただけた。


こんな風に試合後に選手とお話ができるのも嬉しいし、何より今日は悲願の初優勝の日だし、

「嬉しい」の感情しかなかった。


それじゃあ帰ろうかと駒沢体育館を後にしようとしても私はもう本当に嬉しくて嬉しくて、「本当に嬉しいー!」って小躍りしながら言ってたら、目の前を歩いていた背の高い人がふっと振り向いた。

わ、渡部選手!(なぜ気付かなかったかは聞かないで。)

私は動揺して、

「すみません、心の声が漏れちゃいました。」

と謎の言い訳。

しかし渡部選手は

「ちゃんと聞こえましたよ〜(笑顔)」

って!爽やか優しい!

え、もうなんなの今日、目眩がする。(お気を確かに)

最後に渡部選手の写真。

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車体が優勝して、選手の皆さんは本当にかっこいいし、私はニワカなのにこんないい思いをさせてもらって、

最高としか言いようのない一日でした。

車体の選手、スタッフの皆様、おめでとうございます!そしてありがとうございます!!



あれから一年。

今年のプレーオフは中止になってしまった。

「また駒沢で」と願いを込めて言葉にしてきたけど叶わなかった。

選手たちの悔しさは察するに余りある。私も悔しい。

でも、選手とファンを守るための判断を、いつか誰かがしなきゃいけなかった。今はこれが最善の判断だったと信じるしかない。

これ今書くと時系列無視しちゃうので迷ったんですが、ちょうどプレーオフの記事だったこともあり、自分も忘れないように。誰かの心にも届けば幸い。

落ち着いたら、また思い切り応援しに行きます。

来年、また車体が優勝するところを絶対に見たい!!!


状況によってはエジプトにだって行っちゃうかもしれない!

ハンドボール界、頑張れー!

トヨタ車体BRAVE KINGS、頑張れー!!

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