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ショートストーリー

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ショートショートや短いお話のようなもの
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#眠れない夜に

星に感謝を #シロクマ文芸部(短編)

流れ星を拾った というより、保護した(?) なぜソレが流れ星とわかったのかというと ソレが…

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満月ベランダの美しいケモノ【妄想のカケラ】ショートショート

【満月ベランダの美しいケモノ】 いい夜ですね。 アパートのベランダ 仕切り板の向こうから声…

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星へ、お花見。(ショートショート)

星へ、お花見。 銀河鉄道に乗って火星まで 早咲きの桜を見にゆく 最近ICOCAが使えるようにな…

6

ミッドナイト・ゼリー【ショートショート】

ミッドナイト・ゼリー 形にならずに散らばった言葉を型に入れ、ゼリー液を流して冷蔵庫へ。 …

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月へ昇るエレベーターのペンギン【ショートショート】

月へ昇るエレベーターのペンギン 君に会いたくて、月エレベーターのチケット売り場前。 ICOC…

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眠らない筋肉フェチ【ショートショート】

【眠らない筋肉フェチ】 三日月にぶら下がり懸垂する男の美しい広背筋を愛でながら更けてゆく…

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物語の育み方 #シロクマ文芸部

書く時間という「香」に火をつけると煙が立ちのぼりなんとも柔らかい香りが立ち始めました。 机に座り頬杖をついて あれこれと妄想を膨らませながら 片っ端から思いつきをノートに書き始めます。 書いて書いて書いていると 言葉たちがノートから浮き上がり 空中を漂い始める時が来ます。 言葉が漂い始めたら 私はノートに書くのをやめて 漂う言葉をよく観察して その中からきらりとひかるものを見つけては そっと丸い広口瓶の中に入れてゆきます。 誰にも秘密ですが、実はこれが物語の素なのです

『食べる夜』買えました!(シロクマ文芸部)

食べる夜 100g 1200円(税別) やっと買えました〜!!!\( ˆoˆ )/ カルディ5軒はしごしてや…

空を泳ぐクジラの歌が聴ける街 #シロクマ文芸部

街クジラの歌が今日も聴こえてきました。 夕方の支度の手を止めて外に出ると、 オレンジと金…

妄想のカケラ【好き嫌いの描き方】

#94 好き嫌いの描き方 好き嫌いをはっきりとしたコントラストで描いていたら、いつの間にかひ…

妄想のカケラ【世界の終わりに君と】

#93 世界の終わりに君と 世界の終わりに君と一緒になりたいと ここ1年ほど温めていた思いを…

妄想のカケラ【捨てられない者】

#85 捨てられない者 いつの間にか部屋に住み着いた「後悔」を アパートのゴミ置き場に人目に…

苺の戦略 #シロクマ文芸部

舞うイチゴを追いかけてゆくと イチゴ水の湖<うみ>にでた 持っていた虫取り網は長いストロー…

妄想のカケラ【人生ビール】

#81 人生ビール 忘れてしまいたい苦い記憶を 忘れてしまったことにしたくて とりあえず瓶詰にしていたが とうとう部屋が瓶で埋まってしまった これでは、忘れたいのに忘れられない 瓶だらけの部屋で途方に暮れた 中身が入っていては町のごみ収集に出すこともできない 産業廃棄物としてなら処理できるのだろうか??? と悩む毎日 ある満月の夜 結局、忘れられないものなのだ いつまでも。 ....と諦めのような 割り切りのような 開き直りのような ともかく、 そういう記憶とも