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悪いのは誰?

母も父も7人兄妹という家族構成の家庭で育った。高度成長の頃はこうした大家族が一般的だった。

母と父の家庭でひとつ違うのは、母の実の母は、産後の肥立ちが悪く、母を産んですぐ亡くなったという。母は長女で、下の妹弟と一緒に義母に育てられた。

母の義母つまり、私の祖母はおおらかできっぷがよく、といっても私が本当に小さいときによく泊まりに行ったぐらいの話ですが、見た目にはとても感じのいい人だった。母は私にいつも言っていたのは、お婆ちゃんは私とは血が繋がってないけど、他の弟妹と分け隔てなく育ててくれた。ということ。

私はそのことになんの疑問も感じずに今まで生きてきたのだけど、最近になりその母の言葉に翳りが出てきた。

うちの母は現在80歳で、三ヶ月ほど前にパニック障害になり、老人性鬱をきっかけに気分障害や、記憶障害が出てきている。関連性は不明ですが、少々のボケのせいか、昔のことをちょこちょこ話すことがあり、中にはびっくりするようなことや、今まで思っていたことと違う、というような話をするような瞬間があり、私が今まで信じていた祖母のイメージもなんとなく変わりつつある。

一方、私の父はというと、料理人の父親の背中を見て育ち、若い頃から渋谷の寿司割烹店に見習いで入り、私が幼少の頃から個人店を経営していた。

父の兄弟は男4人、女3人という構成。男兄弟には1人ダウン症の人がいて、姉は祖父母と生涯を共にし(現存)、妹2人は祖父の女性卑下の性質による虐めにより、若い頃に毒家庭から逃げるように渡欧。

父も母も、普通でいうところの幸せな家庭で育ったのかというと、やはりそこは疑問に感じるところでもある。#毒親 #毒家庭 #モンスターピアレンツ #毒親サバイバル #共依存