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Cluster(VRSNS)における年齢別ゾーニングについて思うところ

このツイートだけだと文字数少なくて誤解を生みそうなので、noteに書き残しておきます。これは昨日のツイート。

まず初めに言っておきたいのは、今回、私がこのことについて考えるきっかけとなったのは、以下の点にあり、その主旨・目的に違和感を持ったことによります。
・Clusterの加藤社長が自身のツイートで、「実年齢によるゾーニングは絶対必要」とし、その理由としては大人は大人同士、子どもは子ども同士、お互い楽しく遊ぶことを主旨としていたこと。
・それに対する返信や引用リツイートでも当時は賛同意見が多く、その理由としては子どもの荒らし行為に困っている、子どもユーザーとの接し方に困る、などの内容が散見されたこと。
※「子ども」の定義が難しいですが、中高生以下を指しているものもいくつかあり、このあたりを指すのかなと思ってます。それに小学生ユーザーはそもそも絶対数が少ないと思われます。

【参考元ツイート】
https://twitter.com/c_c_kato/status/1599980952910204934

ゾーニングという手法については実社会上でもたくさん使われてますし、有効性を否定はしません。ただ、実社会における実年齢ゾーニング、いわゆる大人ゾーンと子どもゾーンのゾーニングは、原則としては教育上の配慮か犯罪リスクの回避がほとんどであると思われます(酒、タバコ等の不健康品、パチンコ等のギャンブル、ソープ街等の性風俗エリアなど)。

また、私は匿名性の高いSNSの犯罪リスクについて問題意識は持っていたので、「防犯上の観点から実年齢でゾーニング」…と言われたらそこまでの違和感は感じなかったと思われます。
ただこのあたりは結局年齢詐称による子どもゾーンへの侵入を図る大人が出てくると思われるので、最終的にはネット空間ならではのサーバー監視機能で乗り切るのが最後の手段かなとか思っていました。
(以下のツイートは美少女アバターのジェンダー論の話の中でのツイート。もう3か月前ですがあの議論どうなったんだろ…。こういう低年齢への犯罪リスク系の議論は本来もっとあってもよいはず)

サーバー負荷は高まりますが、サーバー内の記録のようなものはすでに一定期間記録されているはず…(ソース元探し中)

で、なぜ私が今回反応してしまったのかというと、「人間なんだから合わない人っているでしょ。大人同士だって合わない人いるよね?」が1番大きいです。

現在私はClusterとVRChatを行き来していますが、どちらのプラットフォームも、ある程度慣れてきたユーザーはいつものユーザー同士でかたまりますし、場合によってはフレンド制限もしくは招待のみのルームを立ち上げています。
相当に気に食わないユーザーがいればブロックもするでしょう。じわじわとコミュニティから排除されると思われます。
結局のところ、大人同士だったとしても気に入ったものだけで固まるし、そこで入場制限をかけるんだから、「楽しむ」観点での実年齢ゾーニングに意味はどれほどあるのかは疑問なのです。
(ましてや実年齢以外のゾーニング、国籍、趣味などによる入口でのゾーニングは、さらに小さい単位での人間関係の固定化を生み、新規参入が余計にしづらくなると思われます)

☆遊びの観点からの実年齢ゾーニング…?
なお、「遊び」の観点でのゾーニングは不要と思ってます。もう20年以上前からMMORPG等のネットゲームでは幅広な年齢帯の交流はありました。現在流行っているMinecraftやapexなども実年齢によるゾーニングはありません。チームを組んでボイチャしてみたらスイッチ使ってる小学生だった、なんてことはかなりあります(正直clusterの比じゃないくらいにスイッチユーザーの年齢は低いと思われます)。もっと古くからある将棋道場や碁会所なんかも子どもが出入りしてたりしますね。大人と子どもはわりと一緒に遊んでます。

☆技術的な能力が不足していることによる実年齢ゾーニング
これはアリかなと思ってます。unityは当然いじれないとして、現行のワールドクラフトも難しいような低年齢児が、交流とか抜きに単純に創作して遊ぶようなゾーンを作るとか。
でもそれってもはやclusterと呼ぶ必要はないので、じゃあ例えば「clusterは12歳以下はアカウント作成禁止にして、そのかわりジュニアワールドクラフトソフトで遊んでね」とかでいいよねって話。

【まとめのようなもの】
ということで、つらつらと勢いのままに駄文をしたためましたが、結論のようなものを出すとしたら、私の考えは、
・実年齢ゾーニングは不要!
・犯罪系から子どもを守る方法はゾーニング以外の方法でしっかり監視すべき!
・大人同士だって合わない人はいる!子どもも含め嫌な人に出会ったら、現行のシステムにもあるフレンドや招待オンリー機能、ブロック機能を使ってうまく対処していく!

ClusterってVRChatと違ってスマホでもできるから相当参入障壁が低いです。間口の広さを生かして人数で盛り上げていかないと、この手のSNSサービスは過疎ったら別に移られて終わります(今もVRCに流れていってる)。
ユーザーを分ける議論をするよりも、まずは楽しめる工夫とか、それを外部発信して人を集めることを考えた方が良いと思われます。中高生以下の子たちって面白いものへの反応が良いので、彼らの盛り上げには期待してます。大人って社会に出ちゃうとそんなSNSでも遊べないので、そういう意味でも時間のある学生スマホユーザーの確保は大きい。「でもあのSNSって影で大人たちがこそこそしてる大人用のゲームなんでしょ?」では流行らないと思うので、もっと大人も子どもも一緒に盛り上がれるといいよね、というお話でした。長文すいませんでした。

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