大喜利茶屋 車の価格について

来たる月曜を前に、ヤケクソの晩酌で酔っ払っています。今は大喜利シンサイヤ人の振り返り2を書いてはいるのですが、あちらは素面でやりたいので一旦割り込みます。

大喜利茶屋、秘宴之会の賞品が今回はキャラではなく車!ということで、中古車オタクの僕がその市場価値を考えてみたいと思います。
僕はイベントが終わってからペッタさんのスペースで大会を知りました。残念です。車を獲得された約13個入りさん、おめでとうございます。車が要らないなと思った時に、ネットで下取り価格の見積もりをすると翌日にはいくつもの買取業社から鬼電が来るので、勝手ながら今回は僕が代行します。

優勝賞品の車

画像は横からのみ。簡易的に分類するとコンパクトカー、更に言えば3ドアハッチバック(後席に直通のドアがなく、トランクルームが車室と一体化している)となります。これは架空の車ですが、ある程度のモデルは存在するように思えるので、その車両価格を分析していきます。

まず、パッと見でわかる情報として、これは2000年代の欧州車で、ボディサイズから排気量は1.5L前後です。本来ならば1から10までシステマチックに正解を導き出すのが記事としては良いのですが、7くらいまでは経験としか言いようがありません。仕方ない。

できる限りの根拠を挙げていきます。まずはドアの枚数です。このようなハッチバックのボディに関して言えば、日本車はほとんどが5ドア(後部座席に直通するドアがある)になっています。利便性を第一に求める日本人に3ドアは合いません。3人目を乗せるために助手席のドアを開け、シート横のレバーを引いて助手席を前に倒し、辛うじて出来たスペースから狭い後部座席に出入りするという手間は残念ながら受け入れられませんでした。そのため00年以降に生産された国産ハッチバックはほとんどが5ドアで、3ドアの車種というのは一部のコンパクトスポーツ車(初代スイフトスポーツ、初代ヴィッツRSなど)などごく一部のモデルにしか存在しません。大喜利茶屋の賞品となった車において、スポーツ性を感じる部分はリアの小さなスポイラー(おそらく純正オプション)のみです。ホイールは小径のシンプルなアルミホイールまたはスチールホイール+ホイールキャップの組み合わせで、高めの車高で目立ったエアロパーツもなく、スポーツモデルとは言い難いと思います。よってこの3ドア車は欧州でしか販売されていません。国産車の線はなくなりました。

小さなリアスポイラーは普通車にもよく装着される

年代に関しては全体の形状とヘッドライトの形状が特徴的です。現代の国産車が吊り目の流線型ばかりなのは安全面の規制によりますが、吊り目はともかく流線型の車が主流となっているのは世界共通です。茶屋の商品に似た車(直感的な話になりますが)にはアウディA3、フォルクスワーゲンポロなどがありますが、いずれも00代のモデルが似たような角ばり方をしています。

排気量に関してはボディサイズに従って考えるしかないと思います。この画像を見て大型車を思い浮かべる人は少ないと思いますが、理屈で言ってもドアサイズとホイールベース(前後の車輪間の距離)のバランスからコンパクトカーと考えるのが無難です。当時の欧州コンパクトカーが搭載するエンジンとしては1.2〜1.6L、せいぜい1.8くらいまでが主流なので、1.5L前後と考えるのが無難でしょう。

以上の根拠を踏まえて、形が似た車を探すと、アウディA3スポーツバックが一番近いと思います。特徴的なのはテールランプの形で、当時横長テールランプのハッチバックと言えばアルファロメオ145。アルファロメオ147、そしてアウディA3が浮かぶのではないかと思います。

アルファロメオ145
アルファロメオ147
アウディA3

ペッタさんがスペースの中で「アルファロメオかも…?」と話しており、この人は結構車が好きなのかもと察しました。
この中で最もボディの形状が近いのは、アウディA3かと思います。日本人にとってアウディが身近な海外メーカーであることを考えても、フリー素材になり得るでしょう。実写よりもヘッドライトの高さがあるのはデフォルメと解釈します。写真のアウディA3は5ドアですが、ドイツ本国ではちゃんと3ドアのA3が販売されているようです。

以上からこのようなキモツイートをしました。

俺は基本的には早口オタクを嫌っています

新車でアウディA3を購入するとなれば300万は軽く飛ぶのですが、いかんせん輸入車の中古車価格というのは暴落する性質があり、現行(に近い年式の)モデル以外は二束三文で売られてしまうことが多いです。中古の外車で見栄は張れず、見栄を張れない外車の価値は低いというわけです。

念のため、該当車種の中古車相場を確認しましたが、

ほぼビンゴ

諸費用抜きで45万円の予想は妥当かと思います。ボディが赤色だと少し価格が落ちるかもしれません。
輸入車のため割安にはなっていますが、当然古くなってもカッコいい車ですし、走行性能については並以上、燃費もそこそこ、多少の荷室の狭さや3ドア故の不便はあるものの、何ら支障なく快適なドライブが出来ると思います。若者には最高級の車です。獲得した約13個入りさんには是非ドライブを楽しんで貰いたいです。次回大会ではトロフィーのように返還されてしまう車とのことですが、自分的には次回はまた別の車種で分析させて貰えると最高です。

しかし最後に、この記事を書いていて気付いたのですが、この車が新車である可能性も出てきました。

現行もデザイン変わらん!

現行のアウディA3(欧州仕様)がイラストの車に少し似ています、、
全体の形状から古い車だという先入観のもとに記事を書き始めましたが、ひょっとすると大喜利茶屋が用意していたのはこの新車のアウディかもしれません。その場合価格は10倍の450万円程度かもしれません。新車であればリースや残価設定ローンの可能性もあり、次回大会での返却も納得がいきます。でも茶屋はお金が無いって言っていたし…。

以上、酔っ払った中古車オタクの独り言でした。次回はちゃんと大喜利シンサイヤ人の話をします。すみませんでした。

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