中央競馬の券種の選び方補足 馬単

今回は馬単という券種の使い方を紹介します。
どういった考え方のときに馬単が使えるのでしょうか?

1)馬単は単勝の延長線上の券種である
私は馬単という券種は単勝で買いたい馬がいるときに相手の馬を絞ることができた場合に使える券種だと考えています。

馬単との違い
単勝 1着になる馬を1頭予想する⇒2着になる馬も予想するのが馬単
馬連 2着以内になる馬を2頭予想する⇒着順も予想するのが馬単

2)馬単は穴馬を1着に予想したときに使いたい券種である
馬連との併用を検討できるのが穴馬を1着予想したときです。
仮想オッズで比較してみます。
1番の馬が本命の穴馬、2番の馬が対抗の人気馬とします。

馬連(還元率77.5%)
オッズ77.5倍×購入金額200円=払戻15500円

馬単(還元率75%)
1→2 オッズ200倍×購入金額100円=払戻20000円
2→1 オッズ100倍×購入金額100円=払戻10000円
合計30000円÷2通り=平均払戻額15000円

わかりやすさを重視して極端な例としています。
人気馬を軸とする場合、還元率を考慮すると軍資金200円を分配せず
馬連に集中して投資したほうが得です。

私は馬単という券種を購入することは少ないですが人気馬を本命とする場合1)の考え方から単勝から派生して馬単を選ぶことはあっても、馬連から派生して馬単を選ぶことはありません。


稀に馬連より合成オッズが高い場合があります。
使用例は基本的に穴馬が本命、人気馬が対抗である場合です。

馬連1-2 12.5倍
馬単1→2 18.5倍
馬単2→1 33.5倍

合成オッズの式は
馬連×2=馬単各1÷2です。
今回の場合だと
(12.5×2)<(18.5+33.5)÷2
25<26となるので合成オッズの方が得になります。

ただし人気馬→穴馬は650円の損となり
穴馬→人気馬は850円の得となります。
よってこの買い方は穴馬が本命で馬単で人気馬→穴馬の組み合わせは抑え程度の評価、である場合に検討する余地があると言えます。

自分に合った自分の考えで予想を組み立てよう!