有馬記念 現時点の有力馬評価

11/30(木)夕方、イクイノックスが現役引退を表明
これに合わせるように翌12/1(金)
各陣営が出走を表明し年末のグランプリは混戦模様
中山2500mという舞台設定に合うのはどの馬か


●3歳世代
タスティエーラ
(ムーア)
23ダービー/皐月賞2着/菊花賞2着
同世代では安定した結果を残し能力を証明
菊花賞は異例の直行ローテながら2着と好走した
堀厩舎らしく外国人Jで好走してきた馬で
今回は新馬戦以来のムーアJと再コンビを組む
3歳で買うならこの馬か

ソールオリエンス(川田)
23皐月賞/ダービー2着/菊花賞3着
鞍上は横山武Jから川田Jへ乗替
道悪の皐月賞で見た目にインパクトのある勝ち方をしたが
良馬場の対タスティエーラを観る限り
今回のメンバーでは天気の助けが必要か
秋天を避け距離適正のない菊花賞を選んだことからも
斤量の恩恵があっても買いにくく


●4歳世代
ドウデュース(武豊)
21朝日杯FS/22ダービー/23京都記念/23JC4着
23年秋2戦は武豊Jの不幸なアクシデントもあり
同期イクイノックスには完敗した
ただし京都記念を完勝した内容から他馬と比べて
コーナーで加速する競馬が得意で中山向き
22年有馬のボルドグフーシュのようなまくりに期待する
距離適性を疑われて人気を落とすなら面白い1頭
秋3戦目で状態面のチェックが特に重要な馬

ジャスティンパレス(横山武)
23天皇賞春/23宝塚記念3着/23天皇賞秋2着
3歳秋から台頭し中長距離路線で活躍
22年有馬も先行勢が潰れる展開に巻き込まれての敗戦で
22年神戸新聞杯以降は崩れていない
速い上がりは使えないイメージだったが
秋天では最後方から追走し上がり1位の33.7を披露
今回の条件はこの馬にとってプラスだが
予想外の好走でさらなるオッズ低下は必至
配当妙味のあるオッズで拾いたかったのが本音
ルメールJが選ばなかったのは来年を見据えてものか
※牡馬ドゥレッツァ/牝馬スターズオンアースの確保


●5歳世代
タイトルホルダー(横山和)
21菊花賞/22天皇賞春/22宝塚記念/23日経賞
今回が引退レースとされている
鞍上は変わらないがJCの乗り方は疑問を感じる部分が多かった
ベストパフォーマンスだった22年宝塚と比べると
ピークを過ぎているのは明らかで現状でどこまで走れるか
ファン人気の高い馬なのでオッズ次第では


●牝馬
スターズオンアース(ルメール)
22桜花賞/22オークス/22秋華賞3着/23大阪杯2着/23JC3着
おそらく1人気に支持される
23年JCは枠や斤量、調整課程を考えれば
リバティアイランドを超えるパフォーマンスを披露
過去にルメールJが「東京2400mの馬」とコメントしており
直線の短い中山に変わるのはプラスではないが
大阪杯と違い追走スピードを要求されないので
JCのように先行できれば馬券内は固いだろう
この馬はコース適性よりも距離が重要だと思っているので
出走の叶わなかった秋天よりも向いている可能性はある

スルーセブンシーズ(池添)
23中山牝馬S/23宝塚記念2着/23凱旋門賞4着
イクイノックスが18番枠で敗れたクラシック2戦を除けば
生涯成績でクビ差と最も迫ったのがこの馬
4勝全てが中山コースで5歳ながら本格化した今年は
初の重賞制覇→宝塚2着→凱旋門4着と脅威のステップアップ
クラブ馬の5歳牝馬なのでおそらく今回が引退レースだが
国内のG1では最も適性が高そうで注目したい存在

自分に合った自分の考えで予想を組み立てよう!