年間収支プラスを目指す馬券術+α

過去に券種の説明をした記事があるので
「どういう券種なのか分からない」
という人はまずそちらをご覧ください

どういったやり方であっても年間収支がプラスになればOKです
自分の考え方以外でもプラスの方は多数いるので
あくまで一例であるとご理解ください
ただし、どの方の考えを参考にするにしても
多数の意見を取り入れると中途半端な考えとなるので
1つの考えを参考にし自身が経験したことを取り入れて調整しましょう
また印や買い目の話ではありませんので
あくまで考え方を参考にしましょう


①当たる馬券ではなく勝てる馬券を買う
該当レース/当日/週間/月間/年間など
集計する期間は多数あります
もちろん毎レース的中するのが理想ですし
競馬を楽しめる上にお金も増えて気分もいいでしょう
しかし年間収支プラスを目指すにあたり
短期的な収支を気にする必要はありません
なぜなら勝てる馬券は外れることのほうが多いからです
大切なのは的中した際の回収率を上げることです(的中回収率)

考え方はシンプルです
仮にあなたの的中率が50%だとします(全レース同額投資と仮定)
その場合、的中回収率が200%を超えれば年間収支はプラスになります

とにかく外れることを恐れないことが大切です
当てにいくという考え方は回収率を下げる一番の要因となります


②印(買い目)は可能な限り少なくする
印が増える要因は当てたいという思考の行き着く先です
複勝/ワイド(3種)を除き、的中馬券は1通りしかありません
例えば馬連を3点購入すれば2点は必ずハズレとなります
同じ的中率だとしても点数を絞ることで的中回収率が上がります

自分ルールで制限するもよし
制限は決めずに数に応じて券種変更するもよし
いずれにしても的中回収率を意識することが大切です
自分の場合は制限は設けていません
金曜夜の発売開始前に印を決めておりオッズ次第で調整しています


③券種の特性を理解して組み合わせた馬券を買う
馬券は大きく分けると選ぶ頭数の違い+着順を指定するかどうか
で全ての券種が区別されます
券種ごとの特徴を理解し有効に使うことと同時に
理想は選ぶ頭数の違う券種を複合するようにします
券種選びはオッズによる部分が大きいですが
リスクを軽減しつつ複数的中の際はリターンも取れる考え方です


④自分が得意な券種を作る
人気の高い馬連三連複三連単
1頭を選ぶシンプルな単勝複勝
複数的中の可能性があるワイド
特殊な使用例が多い枠連/馬単を除いて
どの券種でも年間収支プラスを達成している方がいます
※複勝のみは相当難しいです
③の通り、券種を組み合わせた買い方がオススメですが
その中でも得意の券種があると予想がブレません


ここからは年間収支プラスである人のほとんどが該当する特徴です

α.購入するレースを絞る(決めたレース以外やらない)
これは一般の馬券購入者には必須です
新聞記者やメディア出演者など
全レースを予想して年間収支プラスの方は化物です
自分は多いと4レース/日くらい、少ないと0レース/日もあります
馬の状態/馬場状態/コース適性/枠や脚質の有利不利など
購入する馬の条件に合っているレースを狙います

該当レースでどの馬が馬券になるかという考え方ではありません
ただし、特にG1など参加したいレースもあると思います(自分もそうです)
自分の場合は平場に比べてG1は投資額を少なくし
そのレースに合う馬を探すことを心がけています


β.復習をする
競馬予想(予習)はほぼ全てのユーザーがしますが
復習をするユーザーは僅かです
特に該当レースがハズレてしまった場合は
「終わったレースを分析しても金は戻ってこないだろ!」
と復習をしない人がほとんどです
ですが復習はそのレースの分析と同時に
近い将来に訪れるレースで買える馬を探すことに繫がります

また復習は鮮度が命だと思っています
自分の場合は遅くても次の週末を迎えるまでにまとめています
当然ですが購入していないレースも同様です


γ.全ての出走馬を検討する(買わない馬を決める)
16頭立てと仮定します
複勝1点を購入することはワイド総流し15点と同じです
複勝1 1500円購入=ワイド1-全 各100円(必ず2点的中)
ワイド1点を購入することは三連複2頭軸流し14点と同じです
ワイド1-2 1400円=三連複1-2-全 各100円

考えた結果の複勝と何も考えずに決めた複勝
結果は同じでも過程は全く違います


δ.好きな馬と馬券で買う馬は区別する
これはあくまで年間収支をプラスにすることを目標にした場合です
多くの競馬ファンはG1に参戦できるような
強い馬が好きな人が多いと思います
ただし馬にもそれぞれ適性があり得意不得意があります

自分は今でもイクイノックスに宝塚記念の適正は全くなかったと思います
だからこそ能力で勝てたものの2着との差は小さく
上がり1位も2着馬に譲る形となりました
それでも勝ち切ってしまうのが名馬であるということでしょうか
予想においてはドライな判断が必要であることを忘れてはいけません


ζ.ルール変更後の情報には敏感に対応する
今年はJRAで大きなルール変更がありました
それは斤量規定の変更です
基本の負担重量が増えた影響で
ハンデ戦6月以降の3歳馬の成績(古馬混合になる為)に変化が出ています
時間が経てば情報はまとめられていき馬券購入者の認知度も上がります
馬券妙味が大きいのは情報がまとまりきる前の段階です



①~④の参考になるかはわかりませんが
直近G1の宝塚記念と6月本命馬の結果は以下になります

宝塚記念2023 買い目

宝塚記念の最終オッズはこちら
単勝  9      8.5倍
枠連  5-5      45.0倍
馬連  9-12    48.7倍
三連複 3-5-9   12.3倍
    5-6-9   13.0倍
    5-9-10    19.7倍
    5-9-12    40.3倍
    5-10-12  26.4倍

イクイノックスが一本被りの人気
5絡みの馬券は馬連は検討に値せず本線は三連複
単勝は自分の想定(5.0~6.0)より2倍以上高く狙い目の券種
馬連は先行馬の前残り狙いで少額抑え
結果として想定ペースより1秒以上速い展開で
予想自体は大きくズレたものになりました

①の視点はどの券種の的中でも最低200%を超えるように購入
②の視点で購入する場合は単勝9とワイド5-9の2点が最良(今回は三連複採用)
③の視点では単勝+馬連(枠連)+三連複が複合する可能性があるように購入

自分の場合、直前の芝レースが終了した段階で
予想は終わっているもの(パドック/返し馬の確認がするくらい)であり
レース前はオッズとにらめっこする時間です



2023年6月 本命馬

自分の基本的な採用券種は④単勝+馬連(ワイド)です

(1)軸には最適だが勝ち切るイメージが湧かない
予想の中でこういった印象を持つ馬も多くいると思います
(2)また単勝のオッズが安すぎて勝てる馬券にならない場合もあると思います
(1)シュネルマイスター
(2)ソーヴァリアント/ドゥラドーレス
6月は上記の馬が該当した為、単勝は購入しない選択をしました

3着以内で馬券になる券種は使い分けをしています
複勝  相手が選べない(絞り切れない)
ワイド 3列目が絞り切れないが相手選びはできる
三連複 断然の人気馬がいてワイドでは配当妙味がない

上記にない券種で自分の使用例を挙げると
枠連  馬連と同義の場合、オッズ差の損得がないようにする
    例:宝塚記念の枠連3-3(2280円)≒馬連5-6(2340円)は意味は同じ
馬単  人気薄が本命の際に使う可能性がある
    例:人気薄→人気馬
    NG:マルチで購入する
        馬単2点(75%)*各100円より馬連1点(77.5%)*200円のほうが得
三連単 単勝+馬連の組み合わせで使用することがある


上記の表とは別に
1勝クラス以下で大きくプラスになっている血統
の馬を単複で少額ベタ買いしています(年間検証中)

その収支も合わせた6月の回収率141.8%となりました(全21レース)
2023年G1の回収率168.6%となりました(全11レース)


自分は予想をする楽しさが競馬の最大の魅力だと思っています
様々な券種をうまく使って楽しみながら年間収支プラスを目指しましょう

自分に合った自分の考えで予想を組み立てよう!