中央競馬の券種の選び方補足　枠連

今回は枠連の狙い方を紹介します。
16頭が出走するレース(全ての枠が2頭ずつ)として説明しますが、頭数の変動があっても考え方は変わりません。
以下の解説では本命馬は1枠1番とします。

・本命とする馬が人気馬か穴馬か
・同じ枠にいる馬が人気馬か穴馬か
・相手とする枠の組み合わせが
1)人気馬/人気馬
2)人気馬/穴馬
3)穴馬/人気馬
4)穴馬/穴馬
自分の本命馬とは別にオッズの変動が発生する枠連ではオッズの確認は必須となります。
2と3は同じように見えますが購入の際の意味合いは全く違います。

●本命馬が人気馬の場合
本命馬が人気馬の為、同枠の馬の人気を問わずオッズは安くなります。
※枠連1-2は馬連1-3/1-4/2-3/2-4の4種類購入するのと同じになります。

1)同枠の馬が人気馬の場合　　1枠が人気馬(本命)/人気馬
1枠2番の馬を評価していないにも関わらず購入するのはオッズ的に損です。
枠連で1-2を200円購入するのと馬連で1-3/1-4を各100円ずつ買うのでは馬連のほうが払い戻しが高くなります。

2)同枠の馬が穴馬の場合　　1枠が人気馬(本命)/穴馬
オッズが受ける影響は小さいです。
同枠の穴馬も評価している場合は購入の余地があるパターンです。
レースによっては枠連200円のほうが馬連各100円より配当が高くなります。

●本命馬が穴馬の場合
同枠の馬が人気馬か穴馬かでオッズが大きく変わります。

3)同枠の馬が人気馬の場合　　1枠が穴馬(本命)/人気馬
オッズの影響が一番大きい組み合わせです。
人気馬を評価していない場合は枠連での購入はやめましょう。

4)同枠の馬が穴馬の場合　　1枠が穴馬(本命)/穴馬
同枠の穴馬に重い印の評価をしている場合は狙い目です。
また同枠の馬によるオッズの変動は小さいです。

本命馬の人気を問わずオッズへの影響が少ない同枠の馬が穴馬のパターンであれば買いやすいと思ってもらえればOKです。

本命馬がいない枠の組み合わせも上記4通りとなります。
枠同士の4通り×4通りの組み合わせでオッズは決まります。
基本的に使わない券種となりますが購入する際は枠連と馬連のオッズ比較を必ず行いましょう。

☆実は使い時が一番多いパターンの枠連

ここからは12頭が出走するレースとして解説します。
12頭の場合は1～4枠は1頭、5～8枠は2頭ずつとなります。
競馬初心者の方もいると思うので画像を用意しました。
馬名は適当にウマ娘のHPから引用しています。

1～4枠は1頭なので枠連と馬連が同じ買い目(1点)になります。
こういったレースでは馬連よりも枠連のオッズが高くなることがあります。
※基本的に馬連のほうが売れるため
競馬経験者には周知の事実なので締切直前で枠連が過剰に売れたりすることもあります。

資金を1000円と仮定した場合
①元々の予定通り馬連1-2を1000円購入する
②枠連のほうがオッズが高くなりそうなので枠連1-2を1000円購入する
③オッズ変動が読めないので枠連/馬連を各500円購入する(配分自由)
色々な買い方を選択でき払戻を増やせる可能性があります。

また同じ枠の2頭を枠連/馬連で買う場合も有効です。
※今回の例だと枠連5-5と馬連5-6は同じ組み合わせ

・該当の枠に1頭のみの馬同士の組み合わせ
・同じ枠に入っている2頭の組み合わせ
いずれかの場合でこの考え方は有効です。