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1.2有明アリーナ大会メインイベント

メインの試合が終わった時、思わず「え?」って声に出ていた。
1.2有明アリーナ大会メインイベント、丸藤正道VS飯伏幸太。良くも悪くも注目されていた試合。

緊張で手が震えカメラを構えられなかったが何とかシャッターを切る。この一瞬を逃してたまるかと言う気持ちだった。

丸藤さんの表情もいつになく険しく思えた。会場のピリピリした空気感のせいなのか、プレッシャーからなのか分からないが色々言われて来た中での覚悟があってこそのメインの顔つきなのかと思った。

ゴングが鳴る。立ち上がりは静かなものだった。

時間が経過するにつれて気が付いた。あきらかに飯伏選手の動きが良くない…。これはブランクなのか?何か他に理由があるのか?丸藤さんも少し戸惑っているように感じた。

とにかく見届けるしかない。丸藤さんは勝ってくれるはずだ。20分…30分…時間は進む。
しかし特に大きな盛り上がりもなく、丸藤さんは負けてしまった。

こんなに状態の悪い飯伏選手に負けた…正直気持ちが付いていかなかった。モヤモヤした会場の空気と結果だけがそれを助長する。

オスプレイ選手とあれだけの試合をした丸藤さんらしからぬ試合内容。やはりプロレスは双方のコンディションが良くないとこうなるのか…とまざまざと見せつけられた。

ここ近年でこんな試合見たことが無かった。メインが決まった時、批判ばかりされる丸藤さんに悲しい思いをしていた私はここに思いを綴った。

セミがメインを食う事だってあるよ

そう言ったのは私だがまさか本当に食われるとは思ってもいなかった。いやもはやそんな次元の話じゃなかったのかもしれない。とにかく、GHC選手権までは面白いものだった。

会場のモヤモヤはジェイク選手と清宮選手のマイクで吹っ飛んだが、私の気持ちの整理にはもう少し時間がかかった。この試合はまた批判を呼ぶ。その事しか頭に浮かばなかった。


帰り道に見たバックステージコメントで丸藤さんの「丸藤はもういらないか?」と言う所だけが切り取られ、NOAHの公式Twitterで上がっていた。そんな訳ない、丸藤さんは必要な存在だよ。悲痛な思いだけが先行した。


少し経って丸藤さんのコメントの全てが公開された。後に丸藤さんのTwitterでも更新されている。

それはまだまだ若手の壁でい続けるという丸藤さんの覚悟が見えて取れるものだった。確かに結果は残せなくなってきたように思う。それでもリングで戦い続ける丸藤さんに私はついて行くと決めた。
引退まで時間は限られている。もしかしたら怪我でもっと早まるかもしれない。

私が最初にNOAHで好きになった丸藤正道と言う選手を最後まで見届けたい。その思いはこの問題作である試合とバックステージのコメントで強くなっていた。

元々は新日本プロレスからプロレスの魅力にハマった私。「NOAHのジュニアは最強です」と言った丸藤さんに、はい??と思ったのが丸藤さんを知るキッカケだったがその言葉は確かに本当だったように思う。

NOAH=丸藤さんという図式は今でも変わっていない。それくらいプロレス力も発信力もある人だ。どんなに批判を浴びたって自身のポジティブさで全てを受け入れ、そしてそれらをひっくり返してきたのではないか。ネガティブ人間からしたら本当に尊敬すべき人だよ…。

だからこそ惹かれる。私に持っていないものを持っているから。そんな丸藤さんだからこそ応援したい。きっとそれが私の為にもなると信じてるから。

信じるってとても大変で、でもそれが大きな原動力にもなる。今私が動けているのもきっと信じる力があるからだと思う。


飯伏選手に関して、左足首と右手の甲を骨折、以前痛めた右肩も手術をしておらず、という記事が試合後に出された。そのため試合後すぐに救急搬送されたとのことだった。
これもまた批判を呼ぶ材料になったと思う。

確かにそんな状態で試合をさせたフロントは悪いのかもしれない。選手生命が絶たれるようなことはあってはならない。

でももし選手の強い希望で話し合いを重ねた結果だったなら、フロントは飯伏選手を守った形になるのではないかと思う。身体の問題ではなく、心の問題。そしてプロレスラーという立場。
フロントは全ての泥を被るつもりで昨年noteにあの声明を出したと私は考える。責任は全てフロントにあると。そう仕向け飯伏選手と丸藤さんを守ったんだと思わずにはいられない。

そして結果的にGHCというベルトの価値も守られた。そう思うのは私だけなのかな。

とにかく、これからも私はNOAHを推して行くし丸藤さんを推して行くよ。その想いは今回の試合で強くなった。もっと輝く丸藤さんを見ていたいもん。それには応援という形しかないんだ。

もしあるとするならば30周年興行、そして引退試合まで。気持ちは変わらない。

最後に1つだけ言いたいことがある。選手を批判するのは仕方がないにしてもその人を推している人だって少なからず居るってことだけは分かって欲しい。
貴重な意見かもしれないが選手にだって心はあるし、それを見るファンはなんでこんなことに…って苦しむことになる。

それだけ私からのお願いです。

批判覚悟でこのnoteを更新します。
うまくまとまりませんでしたが最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
乱文失礼致しました。




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