甲状腺がんの日記

■基本スペック


30歳男性(初診当時)
172cm/60kg前後
システムエンジニア(コロナ禍在宅勤務)兼バンドマン(ベース)
持病なし
祖父胃癌、叔母がバセドウ病

■腫れに気付いた

2021/6/3

不意に鎖骨上あたりが腫れていることに気が付いた。
起きていると気にならないけれど、横になると首に触れてしまう。寝返りが打ちづらく、どうにも気になって寝つきも悪い。場所が場所だけに悪いものだったら嫌だな、という考えが浮かぶ。

友人の医師に写真を撮って送って相談しつつ、地元の耳鼻咽喉科を受診することに。

異変に気付いた当初の腫れ。なんとなく嫌な予感がした。

2021/6/7

耳鼻咽喉科を受診。超音波エコーを行ったが悪いもののようには見えず、水が溜まっているだけではないかという診断結果。一旦注射器で水を抜いて様子見することに。

水を抜くと腫れは引いた。が、数日の内に元通りになってしまった。

初診料+診察料¥2,170

2021/6/18

再診。再度水を抜いて経過観察。が、数日の内に元通りに。
再診料¥540

2021/6/30

再診。再度水を抜いて、また腫れが出てくるようなら詳しい検査をしようといいう話になる。数日の内に元通りに。
再診料¥630

2021/7/27

再診。何度水を抜いても症状が改善されないため、細胞診検査を行うことに。
再診料+細胞診検査¥3,060

2021/8/18

細胞診検査の結果は擬陽性(陽性とも陰性とも言えない)。
詳しい検査をした方がいいので大学病院へ行ってください、ということで紹介状をいただく。最悪は悪性リンパ腫の可能性があるらしい。
再診料¥2,190
ここまでの診療費計¥8,590

■「癌」という病名がついた

2021/8/28

大学病院で各種検査を行う。肩のリンパ節が腫れており、悪性腫瘍の可能性が高い。正確な診断にはリンパ節切除の必要があるとのこと。

術後すぐに日常復帰が出来るという話。この時点で直近のリハが9/12でセッションライブが9/23に入っていた。最短の手術日が8/31(3日後!)。10日あれば回復するだろうという判断で速攻手術をすることに。

検査内容:超音波エコー、造影CT、内視鏡、血液検査。
初診料+検査料¥20,160

2021/8/31

腫れたリンパ腫を除去する手術をしてもらった。局所麻酔で手術時間は1時間ほど。自宅から病院まで歩いて40分くらいなんだけど、歩いて行って帰ってくることができる程度ではあった。仕事も半休ですませて、翌日も普通に仕事してた。

術中の痛みは想像より強く、結構きつかった。電メスの電気感が伝わってきて、身体に刃物が当たっている鈍い感覚。素直に怖い。手術中何度も左手の感覚を確かめていた。ライブが決まっていたので脳内でセットリスト2週していれば終わると思っていたけれど、途中からロングホープ・フィリアのサビを繰り返すことしかできなかった。遍く旅路に光あれ。

縫合してして傷に防水シールを貼り帰宅。医者にはバンドをやっていることは伝えていて、術後すぐに弾いても問題ないですよ、とは言われていた。が、当日は無理。翌日から練習を再開したけど、針も残っているし傷も痛いしで、立って弾くには無理があった。座ってなんとか日課の基礎練をこなしていく。ちなみに9/7にファイザーワクチン2回目接種。傷は痛いわ副反応で寝込むわで散々だった。

治療内容:リンパ節摘出術
服薬:アモキシシリンカプセル250mg(抗生物質)、ビオフェルミンR錠(整腸剤)、ロキソプロフェンナトリウム(痛み止め)
診療費¥10,060(薬代含)

2021/9/10

術後診察&検査結果告知。甲状腺乳頭がんのリンパ節転移有。
甲状腺を摘出する必要があることを告げられる。甲状腺がんは進行が遅く、おそらく子供の頃からずっとあったものがゆっくりと成長してきたのだろうと。そういうものなので今すぐ手術しないと命に係わるとかそういうものではないということで、決まっているライブを終えてから11月中旬の手術にする。

全身麻酔の手術で2週間ほどの入院が必要になるが、デスクワークなら退院後すぐに復帰できるらしい。声にもおそらく影響は出ないという話。ボーカリストではないにしても歌は好きなのでそこはよかった。

抜糸して帰宅。防水シールでかぶれてしまってめっちゃ痒くて、それがなくなってしまっただけで開放感がすごい。糸がなくなるとなんとかベースは背負えた。傷口は痛むけれど、肩を使ってうまいことごまかした。医者のOKも出たので9/12からリハ復帰。汗をかくと傷口に染みるのでバンドエイド2枚重ね&テーピングテープで乗り切る。1週間後本番だったけどなんとかなった。アドレナリン万歳。

検査内容:CT、超音波エコー
再診料¥2,040

2021/9/15@西台クリニック画像診断センター

専門施設でPET CT。全身のがん検査を行う。
薬剤を注入して、1時間待って、全身CT。この「1時間待つ」ところが説明されてなくて。文庫本1冊持って行ってたんだけど読み終えちゃって。絶食だったからおなかすいてて。よりによって読んでた本がラーメン食べに行く話で。こっちは腹減ってんだよゆゆ子先生。まだかなーまだかなーって待ってる時間が辛かった。CTの中では即寝落ちした。

検査内容:PET CT
検査料¥31,250
→組合補助で¥25,500

2021/9/25

検査結果、頸部リンパ節以外への転移は確認できず。甲状腺も癌細胞があるのが左半分ということなので、左半分を摘出すれば済むだろうとのこと。

甲状腺は身体に必要なホルモンを生成する器官なので、全摘出してしまうと薬でホルモンを摂取する必要がある。一生薬を飲む、というのは正直きついので助かった。

地元の病院に転院して手術することも可能だと言われ、少し悩む。が、そうなると転院先で再検査が必要になり、かえって復帰が遅れてしまう。半摘で済むという判断なので、速度を優先して東京で手術することに決める。

再診料¥240

2021/10/2

念のためのMRI。MRI上は特に異常がないとのこと。

検査中の私(こんなに毎週毎週検査して針入れてばっかでなんか病人みたいだな)
いや病人なんだわ俺(唐突な自覚

検査内容:MRI
再診料¥13,100

2021/10/21

手術前の各種検査を行う。とにかく長かった。5時間ほど病院にいた。

細胞診検査がしんどかった。喉に針を刺し、直接甲状腺の細胞を採取する。喉に針を刺すのが素直に怖いし、刺さった時に喉がぐぇってなって息がしづらい。

検査も疲れたし今日はもうええやろ!と地元の居酒屋で一人酒。針を刺した後がちょっと違和感あったけどまあそんなもんやろ、と。

翌日、針を刺したところがちょっと痛い。

……もしかして針刺した直後にお酒飲んではいけなかったのでは???
(採血したあと傷口こすったりしたらダメだもんね……)

検査内容:血液検査(採血)、尿検査(採尿)、胸部X線、心電図、診察、細胞診検査、超音波エコー検査
再診料¥10,270
お酒:3杯
つまみ:サメの唐揚げ、小エビのサクサクラー油豆腐、手打ちうどん
会計¥2,550

2021/10/28

検査結果の告知。血液検査でサイログロブリン基準値越え(想定通り。癌細胞マーカー)。細胞診検査で左側は想定通り異常値。右側が正常値確認できず。要再検査。TEL診のみだったので会計なし。

2021/11/9

再度細胞診検査。今度は確実に検査結果を出すためと4スライド分の細胞を採取。右頸部に針を刺すこと2回。これはきっと何度やっても慣れないやつだなあ。結果はレベル3。ハッキリした陰性判定は出せなかったけど、予定通り温存の方向で。

再診料¥2,320
ここまでの医療費系¥92,280

■術後が想像よりもきつかった

2021/11/12

本来なら前日入院ですむものの、コロナ対策のため手術3日前の入院が必要になっているらしい。多少の検査はあったものの暇だったので譜面書きまくってました。

2021/11/15@手術当日

8:30-15:30頃の、予想以上に長時間の手術になったらしい。予定は3,4時間だと聞いていたので倍かかったってことになる。

開いてみたところ病巣が広範囲だったらしく、通常であれば周辺の神経も切除してしまうところだけど、時間をかけてほぼすべての神経を温存してくれたそうで。大耳介神経?だけ切除したけど、それで機能に影響が出ることはないそう。

ただ神経へのダメージを避けることができず、左腕がうまく動かせない、左耳~肩あたりの感覚がない。これは時間をかけて治していくしかないらしい。3月間に合うかな、と猛烈な不安。お茶碗を持つことも厳しい状態。

全身麻酔のダメージが喉と吐き気に大きく、一晩で10回位吐いた。これは珍しいらしく、麻酔の影響が出やすい体質らしい。喉は人口呼吸器の影響で強い痛みが数日続いた。

2021/11/19@術後4日目

2本あったドレーンの1本が抜けた。このまま問題なければ月曜日には退院できそうとのこと。傷かなり痛むので非常に不安ではある。

2021/11/20@術後5日目

2本目のドレーンが抜けた。2本ともなくなるとかなり楽になる。あと少し。

2021/11/20@術後7日目

抜糸して退院!

傷はまだ痛むし左腕はうまく動かせないけど、これは時間で治すしかないらしい。たくさんの薬をもらって無事退院しました。

退院時の傷口。こんなに広範囲に渡るとは思ってなかった。

服薬:アセトアミノフェン200mg(痛み止め)、メチコバール(神経薬)、アモキシシリンカプセル(抗生物質)、ネキシウムカプセル(整腸剤)
入院費¥293,160(薬代含)
 →組合補助で¥25,000
ここでの医療費系¥117,280(各種補助適用済)

■再手術をしないという選択をした

2021/12/7(火)

術後診察。あまり状態は良いとは言えなかったけど、とはいえ日常生活を送るならなんとか、という程度にはなってきていました。まだ楽器を弾いたり重いものを持ったりは出来なかったけど、確実に良くなってきている自覚はあった。

なのにこの日告げられたのは、「右半分の甲状腺も摘出することをお勧めする」という検査結果。

摘出した左半分の甲状腺の中には41ヶ所のリンパ節があって、そのうち12ヶ所に癌の転移が確認できたとのこと。その数字は少ないものではなく、また五度の範囲にまで確認できたこと=本体の甲状腺から比較的遠い箇所にも確認できたことから、遠隔転移の可能性が高い状態らしい。

放射線治療をするために甲状腺を全摘するか、リスクは残るが甲状腺を残し服薬しなくていい道を選ぶか。次の診察までの一旦持ち帰り。

服薬:ロキソプロフェン60mg(痛み止め)、テプレノンカプセル50mg(整腸剤)
再診料¥4,260

12月中旬

友人に相談したところ、同僚の耳鼻咽喉科の専門医に聞いてくれたらしい。感謝。その人の判断も「難しいところだけど自分の患者ならヨードを勧める」とのこと。LINEがまんま転送されてきたんだけど、「一生薬飲むんはきついけど命かかってるし」という言葉は効いた。

--帰省中のできごと

気持ちが手術に傾きかけていた時に年末年始の帰省。意外と親は手術をしない方に気持ちが寄ってるようだった。なんか以外。命大事にって言われると思ってた。

2022/1/11

板橋病院のがん相談支援センターを利用してみる。

看護師さんが対応してくれるんだけど、基本的にはこちらの話を聞いてもらうスタンスなのかな。有益だったのはガン患者のコミュニティを教えてもらえたことか。そういうのは考えてもみなかった。

その後の診察で、「甲状腺がんが肺や胃に転移したとしてもそれは胃がんや肺がんと異なるものであり、甲状腺がんである」こと、「甲状腺がんが転移したとて、すぐに脅威になるようなことは考えづらい」こと、「放射線治療は転移後でも効果を得られる」ことを確認。一旦手術はしない方針かなあ。

再診料¥4,040

2022/1/18

検査結果出る。
サイログロブリン69(術後72)。ホルモン系の数値に異常なし。

■復帰に向けて

--1月中旬

ライブも決まっているので、ベースを再開。
傷の状態がまだよくないので、立って、ベースを肩に背負っての演奏は難しい。肩の神経が回復しきっていないので、腕が思うように上がらず、ペグに手が届かない。ただ座っての基礎練は出来るし、完全ではないけど演奏は出来る。指先の動きは2か月でほぼ回復したし、座って弾く分には問題ない。スライド系の動きがちょっとしんどいくらい。一番きついのは移動だあ。

2022/1/25

友人に傷跡隠しのメイクを教わる。すごい。めっちゃ消えた。感謝。
傷が割と派手なので衣装に制約出るかなと思ったけど、これなら結構問題なさそう。いやホント水木のアニキよろしくスカーフ巻くしかないかと思ったよ……

--1月下旬

筋トレ再開。まずは普段の半分の量から。
最初に腫瘍に気付いた6月頃からずっとやっていなかった。ので、実に半年以上ぶり。ただでさえ衰えているのに手術と入院で体力はダダ落ち。結果、もう半分の量でも息がぜえぜえ。腕立てがやっぱり肩の可動域の問題もあって厳しいけど、これはリハビリだと思ってやっていくしかないなあ。

--2月上旬

肩凝りが半端ない。凝りっていうかもはや痛い。今まで経験したことがない痛み。肩甲骨回りの神経がやられている感じがする。傷跡周辺の動きが硬いので、凝りがすごいんだろうなあ。

と、いうことで地元の接骨院へ。できる限りのことはやっていかないとライブ迎えらえないや。

施術を受けるとかなり楽になった。が、翌朝には戻ってしまっている。繰り返し施術を受けながら気長にやっていくしかないな。

--2月下旬~3月中旬

久しぶりのバンドリハ。いやーーー終わった後のへたれっぷりよ。
体力カッスカス&傷の痛みで息も絶え絶え。
あと声。もう感覚がわけわかんなかった。
このくらいの感覚でこのくらいの音が出るはず、ってのがもうアテにならない。もともと歌声に関しては音感マジ苦手なのではちゃめちゃ。歌の練習にしっかり付き合わせてしまって申し訳なかった。
とはいえなんとかかんとか、弾けるとこまでは戻ってきた。


2022/3/26

本番当日。やり切った。
正直終わる頃には瀕死もいいとこだったけど、まあ何とかなったんじゃないかなー。これよりキツイライブもうきっと二度とないだろう笑
傷跡隠しの方は映像自分で見ても傷見えてなかったしマジ感謝。

■半年検診をクリア

2022/4/12

5か月検診。といってもこの日は問診だけで、半年後検診の予約取りが主目的。傷の痛み自体は日にち薬しかなくて、肩凝りは使っていくしかないと。ここからはまた別のリハビリだなあ。

2022/4/24

術後初めて痛み止めなしでベースを弾いた。神経の痛みもほぼなくなっている。患部の違和感はまだあるけど、とりあえず何とかなってる気がする。あとは数値だけ落ち着いてくれれば完全復活だ。

2022/5/9

血液検査+造影CT。久しぶりのCTだったけど前より造影剤なんか効いた気がする。さてこの結果によっては再手術もありうるので祈る思い。

検査内容:血液検査(採血)、造影CT
再診料¥12,140

2022/5/12

検査結果、CTに異常なし。サイログロブリンが59。術前253→術後72だったので、減少傾向。正常値の上限は37程度らしいんだけど、とはいえ個人差もあるし減少してきてはいるので問題ないだろうとのこと。甲状腺から出るホルモンの値も問題なく、このまま経過観察はするけれど、再手術が必要とかそういう話ではないと。
ようやくひとつ胸を撫でおろした……
と、思ってた

術後半年。随分綺麗になりました。

再診料¥220
ここまでの医療費系¥147,990(各種補助適用済)

■転移

2022/9/6

術後約1年。簡単な血液検査やエコーを行ったところ、あまり数値がよくないらしい。
念のため詳しい検査をした方がいいという話を聞いたけれど、医師の口調はきっとよくない結果を確認しているように思えた。

再診料¥13,510

2022/9/28

甲状腺付近の癌の転移が確認されたということで、やはり甲状腺の全摘出が必要との見解。
まだ年齢も若いのでここできっちり叩いておくべきだという話。
一生薬を飲まなきゃいけない生活はきついので避けたかったけど、やっぱり避けられなかったなあ……
10月末にライブが決まっていたので11月に手術日が決定。

再診料¥5,340

2022/10/19

術前検査。心電図、血液検査、排気量検査、CT、エコー。
血液検査の結果なぜか肝臓の数値がビリルビンが基準時を越えているということで内科からMRIを受診することに。なぜ……

再診料¥5,340

2022/11/9

MRIとPCR検査を受けて帰宅。その後なぜかライブに出ることに。疲れた。
再診料¥7,310

■再手術

2022/11/12@入院日

コロナ対策が多少緩和され今年は2日前入院。検査もなくのんびり。

2022/11/14@手術当日

朝一番8:15からの手術。
目が覚めたのは多分昼過ぎ。記憶があるのは16時ごろから。
今回の手術は2時間ちょっとだったそうです。
吐き気に襲われるも吐く一歩手前で踏みとどまる。
この一番しんどい時間帯に地震があって揺れてきつかった。
とはいえ前回ほどの強烈な吐き気ではなく、苦しみながらもなんとか翌朝を迎える。

2022/11/15@手術一日後

昼過ぎには吐き気も収まり、ある程度動けるように。
コンビニ行ってジャンプ買って戻ってくるくらいの元気はあった。
傷口は去年の半分ほどで、傷口は痛むけど去年ほどじゃなく、とはいえ喉が痛んで何をするにも痛む感じ。飲み込むのキツイ。喋りたくない。
37.2℃くらいの微熱が続いた。
ドレーンが1本と、心電図のモニタが付いていた。
朝時点での出血量55cc

2022/11/16@手術二日後

前日寝倒したせいかあまり眠れず、少しけだるい。
ただ痛みもあるとはいえベッド上で割と動けるし、熱も36℃台後半。
去年の術後3日目くらいの感覚がある。
朝に心電図のモニタは取れた。
朝時点での出血量21cc

2022/11/17@手術三日後

今日も今日とて眠れない。今夜もソートー眠れない。
若干微熱が残っているものの、PC作業は問題なくできるようになってた。
朝時点での出血量15cc。思ったよりまだ出血がある。
風呂入れないのが辛いなあ。
ヨード放射線治療の病院を3つほど紹介される。どうやって選べばいいんだ。もうお任せかな。

2022/11/18@手術四日後

前日0時過ぎまでサッカーを見てたらぐっすり眠れた(笑)
喉の痛みもかなりマシになり、寝不足以外は概ね好調。
朝時点での出血量12cc。まだドレーンは抜けない。
運動不足のせいかトンデモない便秘に見舞われ、朝の便意が夜に出るという始末。

2022/11/19@手術五日後

朝時点での出血量7cc。ドレーンは抜けた!
この日からチラージンS服用開始。
夕方にドレーン痕から出血し冷や汗。すぐに止まったので気にしなくていいらしい。うつ伏せがよくなかったかなあ。
この日は最初から眠剤服用。

2022/11/20@手術六日後

何事もなく一日過ごす。
色々身体に貼ってたテープで肌が負けていたので軟膏もらった。

2022/11/21@手術七日後

退院!
去年のように腕が動かなくなることもなく、比較的元気。
大きな声や早口が辛いところはあるけれど、年内にはよくなるんじゃないかなって感じがします。
去年は身体が辛くタクシーで帰った道のりを歩いて帰ることができたので、それだけで十分元気な気がしました。

服薬:ロキソプロフェンNa(痛み止め)、レバミピド(整腸剤)、アモキシシリンカプセル(抗生物質)、ビオフェルミンR(整腸剤)、チラージンS25mg
入院費¥265,300(薬代含)
 →組合補助で¥25,000
2022/9以降の医療費系¥49,190(各種補助適用済)


退院時はまだ保護シールを張ったままでした

■術後観察とヨード放射線治療

2022/12/1@日大附属病院

術後の診察。血液検査の数字等は問題がなさそうだということと、傷口も塞がっているということでヨード放射線治療へ向けて動きましょうということに。やっと防水テープが取れた……
術後は仕方ないのかなと思いつつ高音が出ないことを伝えるとビタミン薬が追加されました。戻るといいなあ。

服薬:ロキソプロフェンNa(痛み止め)、レバミピド(整腸剤)、メコバラミン錠500μg、チラージンS25mg
再診料¥4,660
薬代¥1,600

2022/12/15@伊藤病院

紹介状を持って伊藤病院へ。
午後に行ったところ「常勤の医師でないと対応できない治療になり、常勤の医師が午前中しかいないので、今呼び出してるので待ってほしい」と言われ、13時半ごろに行って15時過ぎの診察となりました。うーーーんこういうの紹介状書く段階でどうにかならんものか。

新しく検査とかの必要はなく、日大病院の結果を持ってそのまま即ヨード放射線治療が出来るらしく、すんなり入院日程も決まりました。
選択肢として通院/入院と、注射/断薬があるらしい。
通院の場合は単純に期間が長くなることがあって、入院を選びました。とにかくヨウ素制限が面倒。食事とシャンプー等の制限が入るのがかなり面倒。これ自炊しない人かなり難しいんじゃないかな……
断薬をして体内のヨウ素をなくす方法と、そのための注射を打つ方法があるらしいんだけど、注射を打つと2日入院が伸びるらしい。で、断薬した場合は身体がだるくなる人がいると。こればかりはやってみないと分からないのと、今後もために自分が断薬すると辛いのかしっておきたくて断薬を選びました。
 ヨウ素制限期間:3/7-
    チラージンS遮薬期間:2/23-
 断薬期間:3/7-
 入院期間:3/23-25

服薬:チロナミン錠5μg
¥2,630(薬代含)

2022/12/22@日大病院

血液検査だけ。
再診料¥1,670
薬代¥1,630


術後1か月。2回開いたところはやはり跡がくっきりと。

2023/2/16@日大病院

経過観察、変わりなし
再診料¥430
薬代¥820

2023/3/23-25@伊藤病院

伊藤病院でヨード放射線治療(アブレーション)を受ける。
流れはこんな感じ。
3/23(木)
13:00 入院
13:30  採血、血液検査
15:45  ヨード放射線カプセル投与

以降、何もやることなし

3/25(土)
08:30  CT、放射線量検査
10:30  退院

カプセルを飲んだ後は何もやることがなく、特に体調が悪くなることもありませんでした。24(金)ポケモンSVでハピナスレイドイベントが開催されていたので、ひたすらハピナスを刈ってたら半日くらい潰れたので助かった。
個室だったのでサッカー日本代表戦vsウルグアイも音出して見ることができたし、なんなら家より視聴環境よかった説もある。
ただ面倒だったのは、放射線が体内にある期間は専用病棟の外に出てはいけないということと、トイレで万が一小便を飛散させたり服やスリッパに付着させると処理が大変らしい。あんなに慎重に小便することは二度とないだろうな。

何より大変だったのは、3/9-22のヨウ素制限。この2週間はとても面倒だった……いくら普段自炊するとはいえ、自ら自炊するのと自炊しか選択肢がないのはちょっと違うぜ……退院した以降はあまり制約もなく、解放感がすごかったです。

1週間はキス・SEXを控えてください半年間は避妊しっかりしてくださいって言われたけど何にも関係ないんですよね!!!!!!!!!!

服薬:チラージンS50mg、チロナミン5mg
入院費¥136,630(薬代含)
 →組合補助で¥25,000

2023/4/11@日大病院

血液検査の結果がよろしくない。甲状腺ホルモンの値が低いらしく、これはアブレーションを行った際に甲状腺を多少なりとも攻撃しているので、11月時点よりも甲状腺機能が低下しているだろうとのこと。
確かに退院以降ものっそい頭が働かない感じはあったんだけど、花粉症だとか低気圧のせいだと思っていたわ……
チラージンの量を増やして様子を見ることに。調子出るといいなあ。

服薬:チラージンS50mg、
再診料¥4800
薬代¥1,060

2023/4/27@伊藤病院

3月退院前にしてきたCTの結果を聞くのと血液検査。
CTではヨウ素の集積は甲状腺部以外には見られないとのことで、まず遠隔転移の疑いはないだろうとのこと。甲状腺に集まるのは正常なので、ひとまずこれ以上の転移はないだろうという見解。
血液検査でサイログロブリンの値を見ると56.2、基準値を若干超えているものの術前が200を超えていたので徐々に落ち着いてくるだろうとのこと。とりあえずの状態としては問題ないということらしい。よかったよかった。後4か月は放射線後のチェックということで月1で通院しないといけないらしい。先に言ってくれ。

再診料¥9,260


再手術から半年。1回目の術部はかなり薄くなり、2回目の方はもうちょっと目立ちそう

2023/5/25@伊藤病院

サイログロブリン24.70。正常値!!!!!
TSH(甲状腺ホルモン)が基準値以下なので薬の量は調整しなきゃいけないみたいだけど、ひとまず癌細胞は正常値になりましたという話。ようやくひとつ胸を撫でおろしたぜ。

再診料¥7,120

2023/5/30@日大病院

超音波エコーと血液検査。検査結果は後日。
再診料¥5,450
→6/6 電話再診
9月で50程度だったサイログロブリンが21になっているので一旦安心してよいだろうとのこと。甲状腺機能はやや高いので、薬の量は調整の余地があり。ただリンパ節に石灰化、嚢胞変性の疑いがあり、CTは撮った方がよいとの判断。また来月。
なかなかスッキリしないなあ……

2023/6/29@伊藤病院

特に変化もなく、引き続き経過観察。
再診料¥7,120

2023/7/18@日大病院

血液検査とエコー。
サイログロブリン16.1。TSHの数値が低く、F-T4がやや高いものの問題ないだろうという見解。
再診料¥5,280 + チラージン¥1,210

2023/7/27@伊藤病院

数値上の問題なく、伊藤病院は卒業!
再診料¥3,120

2023/9/6@日大病院

もうすぐ1年ということでCTと血液検査。
再診+検査料¥11,460

2023/9/19@日大病院

CTの結果も特に問題なさそうということで、一応このタイミングでPET CTをやっておこうかという話になる。

再診料¥1,180+ チラージン¥1,260

2023/10/27@西台クリニック画像診断センター

2年ぶりのPET CT。今回は検査の全容が分かってるので準備万端。
案の定CTの中では寝てました。
検査料¥31,250

2023/11/21@日大病院

PET CTの結果を聞く。異常なし!!!
次の検査は半年後で、ということで、ひとまず状態は落ち着いたと考えてよさそう。やったね。
再診料¥430+ チラージン¥1,510

2024/2/20@日大病院

定期通院、特に話題なし。
再診料¥430+ チラージン¥1,530

2024/5/14,28,30@日大病院

半年たったのでCTを撮る。CT撮影時に初めて気分が悪くなってしまった。
副作用としてそういうこともあるという説明は受けていたが、3年間の中で初めての猛烈な吐き気。きっつかった……
帰ってからこのままでは寝て終わってしまうと思い意地でスタジオに入る

2週間後に結果を聞きに行く。CT上は異常がないものの、先生の触診で違和感があるとのことで急遽検査を追加し、さらに2日後に細胞診検査を行う。とても小さい塊があるらしく、これが良性かを見極めるもの。
とてもびびる。

5/14 検査料¥11,520
5/28 再診料¥1,480+ チラージン¥1,490
5/30 検査料¥3,670

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