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All About Tenset New Order with The Core Team (Twitter スペース 2023/1/20) 日本語まとめ

スピーカー
Mat CEO

Darek (ブロックチェーン・ソリューション責任者)
Olek( デザイナー)
Dan(ブランドマネージャー)


◆挨拶とメンバー紹介


Mat CEO
皆さん、Twitter スペースへようこそ。今日はチームのDarekとOlekにも参加してもらい、TensetのNew Orderや新しいサービスについて紹介します。皆さんとお話できるのを楽しみにしています。

このTwitterスペースは、オフィシャルなインタビューのようなものではなく、一緒に何かを議論する機会、懇親会のようなものだと聞いています。ですから、質問や意見交換をしたいときは、いつでも発言してもらって構いません。ぜひTwitterのモバイルアプリでリクエストしてください。

また、このTwitterスペースの下にコメントを投稿してもらっても、皆さんと交流することができます。発言しなくても、ここにつぶやきを書き込めば一緒にディスカッションできます。

私たちの新しいサービスや新しいビジネス向けのオファーについて、なぜこのようなことをしようと思ったのかを含め、概略を説明したいと思います。私たちの秘策は何か、なぜ私たちが市場に新しいものを提供できると信じているのか、現在、これらの領域のサービスが非常に不足しているとなぜ考えているのかなどについてです。Darek、Olek、自己紹介をお願いします。

Darek
こんにちは。Tensetのブロックチェーン・ソリューションの責任者のDarekです。

Olek
皆さん、よろしくお願いします。私はデザイナーのOlekです。以前は皆さんも聞いたことがあるかもしれないRevolutという金融アプリをデザインしていました。最近Tensetに参加しました。

◆UI、UXなどのデザイン、設計について


Mat CEO
Olekの良い所はたくさんあるのですが、Tensetが最近リリースした新しいウェブサイトはNew Ordrの一部です。Tensetがどういうものか、Tensetのエコシステムにどう参加できるのかを、ウェブサイトの訪問者に明確にするために、Olekはデザインに大きな役割を果たしました。

彼と一緒に仕事をしていて本当に良かったと思うのは、ビジネスパーソンとしてのマインドセットでデザインに取り組む彼の姿勢です。開発スピードやコスト、私たちが目指すゴールや人々にもたらす価値について、彼は常に考えているように思います。これは私が本当に感謝している点です。

Olek
それなくしては、成り立たないものなんです。

Mat CEO
確かに。ところでOlekはデザインだけではなく、Revolutのような他の金融アプリでも新しい、豊かな経験があります。デザインやUI、UXに関して、よく見かける落とし穴は何だろうか?

Olek
正直なところ、人々は問題について考えるのに十分な時間を費やしていないと思います。1つの問題について何千もの解決策が存在する可能性があるため、解決策を考えることに時間を費やしています。

しかし問題を十分明確に特定し、みんなが同じ問題で一致できるようにしなければ、顧客を満足させて目標を達成することはほとんど不可能です。これは私が関わってきたほとんどの企業や組織に共通するパターンだと思います。

Mat CEO
そう、十分に特定されていない問題に対して1つの解決策を思いつくと、その解決策に固執し、非現実的になってしまう。そうするとブレインストーミングでよりよい解決策を考え出すことができなくなる。

Olek
自分が作ったものに対して、そういう感情的なレベルの愛着が生まれます。自分が作ったものがベストでないと信じるのは許容しがたいことですが、まずデフォルトで自分の間違いを受け入れない限り、本当の意味で進歩することはできません。私はそう信じています。

Mat CEO
私たちのやることが最初から正しいことはほとんどない。

Olek
その通りです。

Mat CEO
UI、UXで成功するためには、作ったばかりのものを捨ててゼロからやり直すか、反復することを厭わないという認識でいいだろうか?

Olek
そうですね、それがひとつ。もうひとつは、私たちは通常、くだらない質問をしたり、複数の人に聞くことを躊躇してしまうことです。何が言いたいかというと、例えば数年前の自分がそうだったように、「ガス代とは?」というような業界では常識的なことを知らないこともありえる。でも、そういう質問から始めて物事に詳しくなっていき、自分が作ろうとしている物事に関する重要な知識を構築することから始めない限り、進歩するのは難しいのです。

Mat CEO
そう、Web 3アプリやウェブサイトを設計する際には、思い込みのある人が多い。ほとんどのエージェンシーはバカだと思われたくないために、難しい質問も、当たり前の質問もしようとしません。

Olek
そうです、バカになることを恐れてはいけません。

Mat CEO
プロセスにかかわる人々にとっては当たり前のことでも、他の人にはそうでない場合もあるからね。

Olek
特にWeb3でありがちなのは、社内で内輪の世界にいると、他の人々も理解していると思いがちです。さっきの例で言えば、費用対効果やトークンのスワップも単純なこと、わかっていて当然だと思っています。しかし、万人をターゲットに専門用語を使っていたら、必ずおかしな結果になりますよ。

Mat CEO
そうですね。クリプトの世界では、クリプトの普及についてよく話されますが、仲間内のクリプト専門用語を使い続けることで、話していることやプロダクトがもたらす価値を、外部の人たちが理解するのを難しくしているというのは逆説的な話だと思いますね。

Olek
その通りです。クリプトはデフォルトで信頼されていない用語です。人的な面では、サードパーティーのプロバイダーみたいなのを信用する必要はないんです。ですが、マシンがやっていることがわからなくても、正しい仕事をしているかどうかは信頼する必要があります。技術は正しいことをしていて害を与えていない、信頼できると思ってもらう必要があります。

Mat CEO
なぜなら、ほとんどの人はスマートコントラクトのコードを読むことができないので、それが何をするものなのかを実際に確認することができないからです。

このように、分散型アプリケーションのUI、UXを改善したり、変革を起こしたり、クリプトをまだ知らない人や専門用語を知らない人にもわかりやすく説明することで、クリプトの普及のために私たちの頭脳を提供しています。UI、UXに関して、私たちが提供するユニークなアプローチや方法には、どのようなものがありますか?

Olek
私たちはすでにWeb 2.0で長い間、そのような取り組みを行ってきました。面白いのは、人は変わらなくて、技術は変わるということです。私たちは何百年も同じことをやっています。少なくとも、紀元前100年頃と今とでは、知性のレベルは同じです。知識も技術も違いますが、生化学的なレベルでは、私たちはこれまでと同じ賢い動物なんです...

Mat CEO
心理学的にもね。

Olek
その通り。そしてそれが、私たちが常にとり出せるものなんです。私たちは常に変わらないものを頼りにするだけです。クリプトの世界の専門家であることも必要ですが、同時に私たちが誰のために設計したのか、そのことを忘れてはいけません。人間のために設計したのですから、人間をよく知ることは、人間にとっても、そして私たちにとっても、大きなメリットになるはずです。

Mat CEO
君の設計作業は私が本当に驚いたものの1つです。このUI、UXの設計プロセスは、現在、私たちが顧客に提供しているものです。

過去のスクリーンショットや新しいデザインを記録したとき、彼は色やフォントについてではなく、そのウェブページにアクセスしたとき、顧客やユーザーの頭の中で何が起こっているか、彼らが何を考えているか、そしてそれに対するレスポンスについて話していました。

まず、この要素をウェブサイトに載せています。そしてスクロールするにつれて、訪問者はこの質問を自分自身に投げかけるようになります。この画像やチャートは心理学の観点から考え抜かれたもので、これが非常に効果的であると私は信じています。

イテレーション(反復)・サイクルについてはどうでしょうか。設計で成功するためには古いものを捨て、より良いものを考え出すという姿勢が必要ということですが、オファーにその側面をどのように含めていますか?

Olek
オファーには価格があり、それで稼ぐわけですから、ある程度粗削りなものでも支払ってもらえるものを提供する能力が価格となります。時間をかけて磨き上げることはできません。そう思っているなら、遅かれ早かれ、ある時点でそれを変える必要があるでしょう。

イラストレーターが何週間もかけてイラストを描いたとしても、最適化の専門家がやってきて「コンバージョン率を2倍にしたければ、この実験を始める必要がある」と言います。そして2週間かけて完成させたイラストを「もう捨てよう」と誰かが言い出す。私たちは迅速に行動し、反復し、実験する必要があるからです。

ですから、自分が作ったものは遅かれ早かれゴミ箱行きになるという意識でスタートすることです。さっき述べたように、私たちは間違っていることをデフォルトとしているからです。

まず反復を考える必要があります。この問題を解決するには別のアプローチを試す必要があるかもしれないと思いながら最初のものを磨いてたら、どれだけ時間を無駄にすることになるでしょう?同じ問題を解決する方法が他に6つあるかもしれないのに。

ですから、今設計しているものには必要最低限の時間しか使わないようにします。残りの時間は同じものの別バージョンを作って実験し、ABテストを行い、実際のデータでどれが最もパフォーマンスが高く、最も多くのコンバージョンをもたらすかを確認しましょう、と言うのです。

Mat CEO
そうですね。大手企業のウェブサイトはそうなっています。しかし、クリプト業界はこのベストプラクティスに気づいていないようです。そこで私たちが提供するUI、UXに取り入れているのが、こうした反復実験です。論文や仮定をもとに、「ウェブサイトのこの部分をXYZにすれば、もっとコンバージョンが良くなるのではないか」と考え、その実験をデザインします。

そして、この改良版のコンバージョンを測定するテストを作成します。このようにして、何日も、何週間も、何カ月もかけて、以前のもの、あるいは反復しなかった場合のものよりも、はるかに優れたプロダクトを完成させることができるのです。

技術的な観点から言えば、このような繰り返しを迅速に行うことができるのは、私たちに独自の設計システムがあるからです。これを最も簡単に説明すると、分散型アプリケーションのレゴブロックのようなもので、既存の要素から新しいデザインを簡単に作成でき、レゴブロックのように何かを組み合わせて、全く新しいものを作って、実験やテストに使うことができます。

Olek
そうです、うまい説明ですね。

Mat CEO
また、ウェブサイトクリエイターなどと比較すると、ここでの価値提案は、あなたにウェブサイトクリエイターがいたとしても、まず第一に、ほとんどがWeb 3の場合ですが、Metamaskまたは他のウォレットとの接続を許可しない設計システムになります。

あなたは自分のウェブサイトを立ち上げることはできますが、最も重要なことは、彼らは、まずあなたが解決しようとしている問題を定義するのではなく、最初に解決策を考えることを勧めるということです。

そして第二に、自分の専門性や知識に頼らざるを得ないということです。そして、Olekが言ったような分散型アプリケーションには、正しく行わなければならないことがたくさんあります。正しい専門用語を使わなければなりません。良いコピーライティングをしなければなりません。まずイメージを生み出すことができなければなりません。そして、それを繰り返し行う。これはDIYのソリューションです。

一方、Tensetは、私たちのところに来る顧客に、”Done-For-You”、あなたのためにそれを行うサービスを提供しています。私たちは、あなたが解決しようとしている問題とそのプロセスで次に何が起きているかをインタビューします。

Olek
実際に起きていることはデータを収集し、分析することです。なぜなら、ビジネスであることを忘れてはならないからです。私たちは結局のところ、利益を上げるためにクリプトに参入しています。ビジネスである以上、顧客もビジネスマン、ビジネスパーソンであることも忘れてはいけません。

ですから、私たちと一緒に過ごす時間の見返りとして彼らが得る必要があるのは、明らかに利益です。では、私たちがデザインしたウェブサイトやプロダクトが利益を生むにはどうしたらよいのでしょうか。簡単な質問ですが、これは本当にしばしば無視されます。

Web3の世界ではすべてが匿名で、Web2では追跡可能なことのほとんどを追跡できないので、情報収集が非常に難しくなっています。しかし、私たちはいくつかのトリックとノウハウを使って収集可能なデータを実際に収集し、それを proxy(代理)として用いて、実際に見つけたものをベースに実行可能なポイントに変え、実際のデータに基づいた解決策を提案することができます。

また、これまでの経験をもとに利益を推定することもできます。数字がなくても、実際の取引はサードパーティのアプリやOpenSeaなどで行うことができますよね?

Mat CEO
別プラットフォームでは、制御や計測ができませんよね?

Olek
そうですね、測定できないものもありますが、できるものもあります。賢く使えば、非常に単純なデータであれば収集することができるので、正しい仮定を立てることができるはずです。しかし実際にデータを収集して管理し、それに注意を払わなければなりません。何を基準に測定すればよいのかわからなければ、利益を上げることはできません。

Mat CEO
そうですね。もし、始まったばかりのプロジェクトに取り組むとしたら、そのプロセスはどのようなものになるのでしょうか。まだウェブサイトもなく、データもないとしたら?

Olek
多くの人が考えるデータとは、定量的なデータですよね?つまり数字です。でも、それは部分的にしか当てはまりません。リアルな人との会話のような質的なデータも、デザインにとっては同じかそれ以上に有益です。

もしデータがなかったら、似たようなプロジェクトや、似たような問題を解決するプロダクトを調べて、彼らのDiscordやコミュニティ、Twitterスペースに行き、彼らの考えを収集します。彼らはその問題についてどう考えているのか?他にどのような問題を解決しようとしているのか、どのように解決しているのか。未解決の問題は何か、などなど。私はそこから始めます。

Mat CEO
そうですね、それは大仕事です。これはとても価値のあるプロセスで、私たちはすべてのプロダクトにこのプロセスを用いて、人々がどのように分類され、どのように必要とされているかを分析しています。私たちのすべてのオファーはそのようなパワフルなプロセスを用いて、まず現在の市場でどのようなサービスが不足しているのかを調べます。そういった顧客にとって未解決の問題を解決することで、優れたプロダクトを提供することができるのです。

Olek
ほとんどの場合、本当に常識的なことでロケット科学のようなことではないのですが、簡単にスキップしてしまいます。だいたい、知らない人に話しかけたり、質問したりしにくいものですが、Web 3の人たちはすごくフレンドリーで、喜んで話してくれます。というのも、みんな盛り上がるし、結局はとても楽しいからです。

Mat CEO
今これを聴いている人たちの中にも、私たちのインタビューを受けた人がいるかもしれませんね。私たちは人々にインタビューしているのであって、新しいプロジェクトでバグを実験するようなことがあってはなりません。人々にそれらを見せて、ものを作る前にフィードバックを集めることは、多くのお金と努力と時間を節約し、市場に出すまでの時間も節約できます。

Olek
納品されるプロダクトを顧客がまだ見ていないのであれば、遅すぎます。理想を言えば、初日にでも見てもらわなければなりません。2日目には、もう一度見てもらう必要があります。その繰り返しです。ですから、あなたが納品するものは、コードの改良なしですでにプロトタイプで動作することが証明されているはずです。

Mat CEO
そうですね。特にWeb3の開発では、エンジニアリングにかかる時間は膨大なコストになりますからね。そこでクリプトのためのUI、UXからビジネス分析に、私たちが提供する素晴らしいサービスのギアを切り替えるのです。これは開発やエンジニアリングの側面で、いかにコストがかかり厄介であるかという問題に対処するものです。

◆プロジェクト・ビジネス分析について


Mat CEO
Tensetの社員の多くは、以前はエージェンシーやソフトウェア会社と仕事をしていました。私自身は、中央ヨーロッパで最大のソフトウェア会社の一つでエンジニアとして働いていました。そしてこれがどのように機能するのか、また実際にどのようなものかを直接見てきました。

率直に言えば、詐欺のようなケースもあります。そのようなエージェンシーでは、エンジニアの作業時間や1日単位で料金を請求されることがほとんどです。そのため質の高いアプリを早く開発したいというあなたの利益と、できるだけ多くの時間をあなたの作品に費やしたいという彼らの利益は一致しないのです。

そして、「***を追加するだけで、高速にイテレーションできる」というような専門用語が使われます。そうすることで、あなたが実際に望むものを固定価格で提供するのではなく、1時間単位あるいは他の種類の時間単位で請求することを正当化することができます。

Web3プロジェクトの創設者のほとんどは初めてのITプロジェクトで、しかもそれを管理しなければならないので、たいていひどい結果になります。結果的に見積もりよりも2倍、3倍とお金がかかってしまうのです。

そこで、プロジェクト・ビジネス分析の出番となるわけです。プロジェクト・ビジネス分析では、何を望んでいるか、何を提供する必要があるかという日々のアイデアを、数日で正確なステップバイステップの指示に変換します。そしてエンジニアリング・チームには、彼らが何をどのように実装する必要があるのかを正確に伝えることができます。

すると実際に、これをいつまでにいくらで納品するのか見積もることができるので、最終的にはお金とリスクを大幅に削減し、より早く納品することができます。なぜならよくありがちな、クライアントがエージェンシーに要望を伝え、エンジニアがそれを実現するために時間を費やした挙句、最終的にクライアントはそれが要望とは異なることに気づく、というようなことになるかわりに、あなたは彼らがすべきことを正確に伝え、彼らはそれを行うだけだからです。

このようなことはビジネス分析で対処できます。しかし、これを提供する人を私はまだ見たことがありません。世界で最もスマートなテクノロジー企業の1つでさえ、新しい技術プロジェクトを始めるたびに、毎回このようなことを行っているのです。

ですから私たちは革命を起こし、大きなアドバンテージを提供しています。クリプトのプロジェクトがクリプト市場に参入する際に、より少ないリスクで、より早く、より少ない資金で、より予測しやすい金額で、技術的に強力なプロジェクトを開発することはアンフェアなくらいのアドバンテージとさえ言えるでしょう。


◆監査とCyberstormについて


Mat CEO
ギアを監査に切り替えます。これは実際に物事の監査部門を担うもので、私たちの新しいサービスの最も大きな部門の1つです。

そこで、Darelと監査について話したいと思います。Tensetが今後のプロジェクトに提供する監査とは、どのようなものなのでしょうか?

Darek
良い質問だと思いますが、その答えは非常に複雑です。ですから、まず私たちのプロセスがどのように機能しているかを簡単に説明することが質問への答えになるでしょう。

私たちの監査プロセスは、いくつかの段階から構成されています。まず、スマートコントラクトがCyberstormによって攻撃されます。それはいくつかの段階を経て行われます。そしてこれらの各ステップの後、クライアントはレポートを取得し、変更を加える時間を得ます。

そして、代表者間のコミュニケーションは非常に重要だとも考えています。コミュニケーションの欠如はよくある問題の一つです。そのため、私たちは全プロセスをいくつかの小さなステージに分割しています。

最終段階では、私たちの監査役がコードをチェックします。そして最後に、Cyberstormからの結果とマニュアルレビューからの結果を合わせて、最終報告書を作成します。そして、最終報告書はNFTとして提供されます。要するに、これが私たちの監査の仕組みになります。

Mat CEO
素晴らしいハイレベルな概要です。ここでは解き明かすことがたくさんありそうですが、まずCyberstormから始めましょう。Cyberstormとは何でしょうか?

Darek
基本的には、スマートコントラクトの解析やファジー、サイバー詐欺を実行できるモニターのセットで、機械学習、モデルベーステスト、静的解析などの技術を組み合わせています。

Mat CEO
そう、つまりボンネットの下にはたくさんのものがあり、それは私たち独自の技術です。

クリプトにおける監査の現状は、多かれ少なかれ次のような感じです。ポピュラーなオープンソースツールがいくつかありますが、これは誰でも、どんな監査法人でも無料で使えるので、すべての監査法人が同じツールを使っていることになります。誰でも使える同じようなツールを使っているので、どの会社もまったく同じようなレポートを作成します。

つまりクオリティの差は、監査法人が行わないような作業を監査人がマニュアルで行うかどうかによるのです。彼らは自動化された監査しかしないのです。しかし問題は手作業の場合、私たちは人間ですからクオリティにばらつきがあることです。人間ですから、良い日もあれば悪い日もあります。

また、市場には優秀な監査人が不足しています。監査人を雇うのはそれほど難しくはないのですが、質の高い監査人を雇うのは簡単ではありません。そしてその会社の監査人の質について、あなたは何の見識も影響力も持っていないのです。

結局のところ、あなた方がクオリティを評価する方法がないのです。私たちがこのような話をするのはそのためです。巨大なポテンシャルがある技術には、良い日も悪い日もないことを私たちは理解しているからです。クオリティにばらつきがなく、ずっと信頼性が高く、安心して使えるのです。

また、SpotifyやGoogle、その他の大きなテクノロジー系企業で使われている最高のテスト技法を取り入れてクリプトの世界に持ち込み、Cyberstormに実装することで、優れた秘密のソースを手に入れました。これは、バグを発見するクオリティに関して言えば、比較にならないほど優れています。

Cyberstormには、人工知能や機械学習、モデルベーステストなど、よりトレンディなものも含まれています。これは、Spotifyのエンジニアが自分でも気づかないバグを発見するために使用したり、Googleがデータベース開発の際に、現実的には人間が発見できないが、数百万回の操作が行われる本番システムでは絶対に起こり得るようなバグを発見するために使用されたりしました。

例えば、あるバグが発生するためには、37の異なるステップを特定の順番で実行しなければなりません。現実的には、人間がこのような複雑なバグのシナリオを発見することは期待できません。しかし、このようなテクニックを使えば発見することができるのです。それが私たちがCyberstormで行うことであり、これが他の監査法人と一線を画している理由です。

クリプト企業の監査プロセスがどのようなものかを説明すると、ほとんどの監査会社ではスマートコントラクトのコードを彼らと共有することになります。彼らは価格を提示し、そのお金を前払いします。その後、彼らは2~3ヶ月間姿を消した後にあなたのところに戻ってきて、あなたにPDFを投げつけます。

「これが調査結果です」と言って、修正してもしなくても最終報告書を作るというものです。それでおしまいです。そして、私たちには何のガイダンスもありません。本当に、これを開発するために協力してくれているとは思えない、という感じです。つまり、あなたが作っているプロジェクトのセキュリティは自分で何とかしてください、ということです。


◆New Order について

Dan
New Orderプロジェクトが特にコミュニティにどんな利益をもたらすかについて話してもいいと思います。自分も興味があります。

Mat CEO
そうですね。New Orderはコミュニティにとって、Tensetが常にそうであったように、大きな補強と燃料となるものです。Tensetとは、常に10setのデフレ・トークンのことを指していましたよね?バーンして供給を下げることで、普遍的な経済で高レバレッジを実現するのです。経済の法則で、時間の経過につれて資産の価値を増加させるのです。なぜなら、なくなるほどより価値のある10setになるためです。

これを理解するのに便利な例えとして、空気はどこにでもあるので、誰かに空気を売るのは非常に難しいでしょう。しかし、例えば金のように希少で入手しにくく、抽出しにくいものであれば、価値を付けて誰かに売るのはずっと簡単です。Tensetも同じです。Tensetの存在が少なければ少ないほど、その価値は高くなります。

クリプトスペースに存在する99%のプロジェクトは、自分たちのトークンを販売することで資金を調達することを目的としています。そして、Tensetが優れているのは、10setトークンを売るのではなく、その価値を高めるために買い戻すこと、そしてその買い戻しの原動力となる収益と利益を生み出す本物のビジネスを舞台裏に抱えていることです。

ところで、Tensetは常にローンチパッドではないということを誰もが知っているわけではありませんが、とにかく私たちはローンチパッドでバーンを促進させました。Infinity ステーキングプラットフォームは、クリプトのエアドロッププールの中でも最大級のものです。

そしてNew Orderは、10setの保有者全員が供給を減らして需要を高めることで利益を得られるように、買い戻しを促進する実際のベンチャー企業のようなものです。

もちろんビジネスを立ち上げ、買い戻しのための収益を上げるためにやれることはたくさんありました。テクノロジー・サービスを提供することにした理由はいくつかあります。ひとつは、Tensetのチームはもともとテクノロジーに強く、Tensetを構築してきた経緯があります。

ローンチパッドに参加したプロジェクトや、ローンチパッドに参加しなかったためにあなたが聞いたこともないようなプロジェクトと一緒に働いて得た経験が、私たちをこの分野で強くしてくれたので、それはとても理にかなっています。

また、私たちもこれらのサービスのいくつかを利用していました。例えば、私たちは他の監査法人と一緒に監査を行いましたが、この市場がどれほどサービスが行き届いていないか、また私たちがどれほど優れたサービスを提供できるかを目の当たりにしました。ですから、この分野には大きなチャンスがあると思ったのです。


◆質疑応答コーナー


(ここから視聴者やコミュニティからの質問に移る)

(質問)セキュリティスマートコントラクトでTensetが何ができるかをどのように広めようと考えていたのでしょうか?

つまり、私たちの新しいサービスについての情報をどう広めるかという質問です。

Mat CEO
このTwitterスペースはその一例です。私たちは多くの営業活動、アウトバウンドの営業活動をしています。LinkedInのDMでは、私たちのサービスを利用できるビジネスマンを招待しています。この6週間でアウトバウンドの活動に磨きをかけました。

そして現在はインバウンドにますます注力しています。つまりマーケティング活動です。このTwitterスペースはその第一歩ですが、今後は私たちのサービスに適していると思われる企業を啓蒙し、私たちをこの分野のエキスパートとして位置づけ、その企業をクライアントとして迎え入れるために、ソーシャルメディア上でより多くのマーケティング活動を行う予定です。

(質問)New Orderで目指すものは? New Orderで何を実現したいのか?

Mat CEO
Tensetは、クリプトプロジェクトのためのワンストップショップとなります。クリプトスペースで何か素晴らしいものを作りたいというアイデアがあれば、私たちのところに来てください。あらゆる段階でサポートします。

そのために私たちはビジネス分析から始めることはしませんでした。数日かけてワークショップを行い、漠然としたアイデアから具体的にどのように開発し、どのような技術的なディテールを実装するかというステップ・バイ・ステップの計画を作成します。そして、UIやUXなどの実装面でもサポートします。コントラクトの作成から監査まで。

そして、もしあなたが本当に特別な人で、私たちのローンチパッドの高い基準を満たすのであれば、私たちはあなたのプロジェクトを立ち上げ、あなたのために大成功させることができます。

New Orderと名付けたのは、クリプトスペースにおけるTensetのアイデンティティを転換させるためです。

Twitterで別の質問を見つけました。「新しいNFTコレクションの位置づけは何ですか?Genesisでもなく、Incubatorプロジェクトとも関係なく、Gemプロジェクトでもない?」

はい、それはTensetオリジナルのNFTコレクションで、主な特典はTGLPプラットフォームへの生涯アクセスです。

私には非常に重要な質問があります。「Gemはいつ?」 私がこの質問を聞くたびに1ドルを払ってもらえたらと思います。でもここで伝えたい洞察は、自分自身に問いかけてみてください、今すぐプロジェクトを立ち上げたいですか?おそらく、そうではないでしょう?

私たちが見るところ、本当に並外れた仕事をしている質の高いプロジェクトは、ローンチを待つ余裕があるので、ローンチを望んでいません。ですから、今残るのは資金不足のため、必死になって立ち上げようとしているプロジェクトです。開発するための資金がもうないのです。このようなプロジェクトは、あまり質の高くないプロジェクトになりがちです。これは私たちが望んでいないことであり、皆さんに注意を促していることでもあります。だからこそ、私たちは常に量より質を求めているのです。

しかし、長期的には問題ないと思います。なぜなら質の高いプロジェクトは、私たちが彼らと話をしたところ、立ち上げたいと言っていますし、彼らは並外れたことをやっていますが、もっと必要だからです。彼らはただ、市場が良くなるのを待ちたいだけなのです。

Tenset スカウトについて

Dan
1つだけ述べたいことがあります。New orderは、Tenset提供する新しい技術サービスだけではありません。増員も発表しています。

先月発表したTenset Scoutのようなポジションもあります。それについてもう一度話します。テンセッターやTensetファンのようなコミュニティメンバーで、Tensetのサービスを利用するクライアントを紹介することができ、かつ収入も得られるようなポジションで、一緒に働きたい人を募集しています。

このように、Tensetには、Tensetを応援してくれる熱烈なファンがたくさんいます。彼らにとっても有益なポジションを提供することができ、とても嬉しく思っています。

Mat CEO
そう、いい指摘だね。このポジションには、すでにかなりの人数が応募してきました。そして、取引額の最大5%を提供することにしています。紹介した人に、アフィリエイトのようなコミッションが発生します。

ということで、Gemがまだ発表されていないので、皆さんがTensetで得るチャンスはちょっと少ないかもしれませんが、Tensetを広めて人を紹介することで、まさに利益を得ることができるのです。

(質問)チーム・トークンの保有量を減らす計画はありますか?今のところ、バーンされるトークンはコミュニティからのものだけです。

Mat CEO
ここでは2つのことが言えます。バーンされるのが主にコミュニティから提供されるトークンなのは、それらが循環供給から取り除かれるからです。そうでなければ価格を下げることになります。このような取り組みは、トークンの価格に直接的な影響、プラスの影響を与えます。

また、例えばクジラ狩りで買い戻したトークンを私たちはそのまま持つこともできますが、それらをバーンしています。そういう意味では、チーム・トークンの供給量を減らしていると考えることもできます。

また、私たちが管理しているトークンをバーンする具体的な計画はまだありません。もちろん、Tensetが目標とするトークンの総供給量があるので、それは実現しなければならないでしょう。しかし、私たちの、これらのトークンの捉え方は株式に少し似ています。ですから、当然ながらコントロールを手放すことを望みません。

ところで、Tensetが保有するトークンの量について心配している皆さん。パンケーキスワップで流動性を見てみてください。パンケーキスワップには600万ドル相当の流動性があるので、寝る時間はありますよ。

つまり数百万ドルの買い戻しを行い、トークンをパンケーキスワップで投げ売りすることで、私たちが獲得できる最大の金額、つまり持ち出し可能な金額はその流動性にあります。

ですから、私たちがこのトークンを捨ててプロジェクトを殺しても、300万ドルしか得られないのです。そんなことをしても無意味です。ですから、この心配は全く根拠のないもので、Tensetが多くのトークンを保有することに対する議論は、私には意味がわかりません。

それと、このTwitterスペースをアナウンスしたとき、私たちがスマートコントラクト監査で行っていることを、投資家のために少し共有することを約束しました。

皆さん、これを聞いている投資家のほとんどは、スマートコントラクトとやり取りするとき、これらのスマートコントラクトの監査内容を開くことはないでしょう。

それには複数の理由があります。まず第一に、これらの監査を見つけるのはそれほど簡便ではありません。次に、これらの監査は通常40〜50ページのPDFで、誰も読む時間がないことです。

そして、私たちはこのことを問題視しています。なぜなら、これらの監査は価値があるにもかかわらず、その価値が活用されておらず、投資家はこの監査から直接的に利益を得ていないからです。

投資家が本当に気にするのは、監査が行われたかどうかだけです。そして、その監査がどのようなクオリティで行われたのか、また、その監査がスマートコントラクトにとって実際にどのような意味を持つのかを調査する方法が投資家にはないのです。

そこで、私たちがやろうとしていること、私たちが監査で計画していることは、まず、私たちが行うすべての監査についてNFTを作成することです。このNFTは監査されたスマートコントラクトに直接接続されたチェーン上にあるので、発見が非常に容易になります。

一方、他の企業は監査されたコードの特定のハッシュを示すだけで、それが同じかどうかさえ分からないので、何も分かりません。

◆まとめ


Dan

皆さんのために要約すると、TensetにとってNew Orderの意味は、まず新しい技術サービスを提供することです。

Matが言ったように、クリプトスペースにおいて、これはサービスが十分でない分野だと考えています。そして私たちにはこの分野のための革新的なソリューションがあり、双方のプロジェクトの観点からも、投資家のためのNFTという観点からも、業界を打ち破ることができると考えています。

投資家は、自分たちが何を扱っているのかを理解することができます。これらの新サービスはすべて、Tensetの哲学を熟知した買い戻しのフレームワークを用いており、より多くの収益につながるでしょう。

稼いだお金はバイバックに回してバーンし、その上で10setトークンの供給を減らします。これは、よりポテンシャルの高いアーリーステージのプロジェクトにとって、私たちが彼らを紹介するための条件でもあります。

これは、より多くのプロジェクトやインキュベーターの立ち上げ、Tensetとの新しいコラボレーションにつながり、全体としてTensetを強化し、明らかに多くの大きな優位性をもたらすでしょう。

ご視聴ありがとうございました。

◆Tenset ウェブサイト

◆次回のTwitter スペースの案内


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