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なんで村上くんと勝負したのか誰か教えてくれ

 7/31の阪神-ヤクルトは2-2の延長11回表に村上くんが三打席連続となる2ランホームランを打ってそのまま勝ったわけだが、それより何より「なんで村上くんと勝負したんだろう……」ということだけが気になった。

 村上くんが出てきた時、解説の人も「ここは申告敬遠でしょう」と言っていたし私もそう思った。次のバッターのサンタナはもう下がってたし、ホームラン打った時も「そりゃそうだろ」としか思わなくて(もちろん村上くんすげーとはなったけど)、本当になんで勝負したのかわからなくて理由を説明してほしくてめっちゃ考えたけど「村上くんのホームランが見たかったから」としか思えなくて、いやありえないんだけどそれ以外に何も思い浮かばなくてホームランの直後からモヤモヤしっぱなしだった。

 村上くんは既に二打席連発していて、特に9回のソロは試合を振り出しに戻す値千金の一発で彼のエンジンは完全に暖まっていたと思う。まあ確かに二打席連発したら三打席も行くとは限らないんだけど、二打席打ったら次も打つ可能性が限りなく高いのが村上宗隆じゃないだろうか。そういう「出てほしいな~」と思うところで都合よく打つシーンが明らかに他のバッターより多くはないだろうか。

 それでいろいろ昨日の試合についてのニュースを漁って、やっと答えっぽいものを見つけた。

ヤクルトは1死一塁から奥村に犠打をさせなかった。送れば村上が歩かされることが分かっているからだ。そして中飛。犠打で一走が二塁に進んでいれば当然、阪神ベンチは申告敬遠していただろうが、一塁が空かなかったことで、勝負する形になった。

敗戦はベンチの責任 阪神OBの中田良弘氏が指摘「常識にとらわれたが故の敗戦」-デイリースポーツ


 なるほど、一塁が空いてなかったからなのか。バントで進めてもらえてれば大手を振って(?)空いた一塁に村上くんを行かせられたけど、わざわざこちらから得点圏にランナーを進めてあげたくはなかったということか。

 多少スッキリはしたが、やはりこの記事の中でも指摘されている通り得点圏にランナーを背負うことと村上くんに打たれることのどっちが怖いんだというモヤモヤは残る。いや2アウトランナー一・二塁と村上宗隆に2ラン打たれるリスク(+ヤクルトは同点の9回にクローザーを出さないタイプなので間違いなくこの裏に出てくるマクガフから3点取れないリスク)を天秤にかけて前者が勝つことある……??

 思えば9回裏、大山さんに代走を出すという勝負に出たのにサヨナラできなかったところからしてこの日は「勝負が不発に終わる日」だったのかもしれない。そういう日ってある。私はそんな時「ああもう今日は一か八かで行ったらダメな日だ勝負事は明日以降にしよう」となるタイプなのだが、阪神ベンチは一度負けても次は勝てると信じて行くタイプだったのだろうか……。

 そして何よりもモヤモヤするのはなぜ私は阪神ファンでもないのにこんなにモヤモヤしているのだろうかということだが、それもこれもみんな村上くんがすごいのが悪いということでひとつ。


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