サヨナラの魔力(F5-6xM)

[ShortNote:2021.4.22]

　いつもは○●を書いてるのですが今日だけはスコアを書かせてほしい。火曜日に中日-横浜DeNA(@ハマスタ)を観に行き、そして水曜日にマリンへ行き、4回表途中に席についた頃は正直一瞬だけ(昨日来ればよかったかな……)と思いました。

　それぐらい火曜の日ハム戦は素晴らしかった。唐川侑己さんが勝利投手になった(これでプロ14年連続勝利プロ14年連続勝利)のが一番素晴らしかったけど、それ以外にも点の取り方とか打つべき人が打ってくれたホームランとかツキとか、あとぺこぱの始球式とか、素晴らしいポイントが星の数ほどありました。こんな素晴らしい試合を前日に見せられてしまい、変なところでネガティブな私はもうこれ以上素晴らしい試合はないだろうと思い、母に「今日はボッコボコに打たれるかもしれない……」と電話するくらいになっていました。

　こんなの実現しなくてもいいのになぜか実現してしまい、4回に連打からゲッツー崩れの間に1点取られたあたりから雲行きが怪しくなり5回に先頭フォアボール→送りバント→ヒットの後は2アウトからスリーランホームランを打たれた時はもう「あんなこと言わなきゃよかった!!」と思いました。さらに6回は押し出しのフォアボールでさらに1点取られ、もう後半に入ってるのに5-0になってしまいました。

　5-0でもなんとなく「打てそうな感じ」を序盤から見せていればもうちょっと楽に観られたんですけれども今夜のロッテのお相手は伊藤大海さんです。
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(かっこいい。日ハムっぽい)

　新人記録タイの23イニング連続奪三振を成し遂げたむしろなんで今まで一度も勝てていないのか不明なアメイジングルーキーです。4回まで6三振ノーヒットと「打てそうな感じ」すらありませんでした。火曜見た中日の大野雄大さんと同じくらい。沢村賞とタメ張れる。

　5回、6回とようやく1本ずつヒットは出たものの肝心なところをしっかり押さえられ、「これがいいピッチャーだよなあ」と思いました。打たれようがフォアボールを出そうが盗塁されようがランナーを三塁に置いた時にビシッと攻撃を断てるのが理想のピッチャー。連打→粘られフォアボールで満塁になったのに1点も取らせなかったあの日の唐川さんのように……唐川さん……(もう今日は出てこないなと悟った時の心の叫び)。

　しかしここで終わらないのが千葉ロッテマリーンズ。救世主がやってきました。僕の私のあなたのみんなの安田先輩です。
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　今日も打席に入る前にキャッチャーと球審に挨拶する丁寧な安田先輩の豪快な初球ツーランホームラン。かっこよすぎる。打点荒稼ぎ。打点富豪。

　ここでなんかもうまだ5-2だけど、攻撃あと3イニングしかないけどなんだかここからでもいけるぞ！ という機運が盛り上がってきたように思います。そこから角中さんが職人みたいなタイムリーをきっちり打ちました。
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　8回にはツーベースを打ってニッコニコなかわいいレアード大将が見られ、

　中村キャプテン奨吾さんの犠牲フライで荻野さんがカッコよく還り、ついに5-4まで迫りました。

　ただこのまま終わったら「がんばって惜しいところまでは行ったけど負けた」という結果にしかなりません。それはそれでとても素晴らしい結果だとは思うけれども、やはりせっかく「いけるぞ！」ムードになっているのだから何が何でもそれを「いけたぞ！」に変換してほしい。ロッテの今季のスローガンは「この1点を、つかみ取る。」です。もう何でもいいからつかみ取ってほしい。せめて引き分け。引き分けは連勝中のチームなら実質勝ちとカウントされます(私が勝手に言ってるだけ)。

　そんな私の、チームメイトの、首脳陣の、球場中の思いを一身に背負ってやって来た岡大海さん。姿勢がいい。そして逆転サヨナラツーランホームランを打ってくれました。ちなみにここでカメラのバッテリーが点滅し始めたためサヨナラホームインの瞬間は撮れてません。本当にそういうところ。

　唐川さんのユニ、ホームとビジターゲットしました。どうでもいいですがユニクロの黒ブラウスのリボンタイをユニから出して着るのが好きです。

　とにかく勝ってよかった！ 今日もマリンは美しい！