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アダルト・チルドレン
今では、子供時代に親との関係で何らかのトラウマを抱えた成人ということで、知られているみたいですね。
元々は、アルコールで問題を抱えた親の元で育った子供という事柄で「AC」と呼ばれていたと思うのですが。
まあ、言って仕舞えば私もアダルト・チルドレンです。
親父がアルコール依存症で、まあ幼少期・・いや・・小学生中学生時代が一番酷かったから、幼少期とは言い難いですかね。
幻覚が見えた父親は、私を殺人犯扱いしましたし(笑)小豆色の風呂敷を鍋で煮て「今から美味い牛肉を煮てやるからな!」とか・・それはまあ、今思えば「面白かった」ですね。
当時の私はどうだったのか・・
その後、アルコール依存症ということで専門病院に入院して立ち直るまでそれくらいかかったのやら・・・
母と結婚し、長男を失い、その後に私を迎えて、弟が障碍を持っていて・・
そのころに、父の母が亡くなり・・・・・
12人兄弟の末っ子でしたし、ある意味甘やかされて育った父です。
たくさんの悲しいが重たくのしかかって、父はお酒に逃げたんですよね。
今では多くの意味でアダルト・チャイルドとも言われるようですが、その親の在り方に「許せない」と思う人もいると思うのです。
簡単に「許してあげて大人になりなよ」なんていう人もいますが、そう簡単なものではないし、許せないという思いを軸にして立っている人もいます。
それを決めるのは本人の事柄ですから、どうこう言うつもりはないんですよ。
今の大人になり子供を育てた私は、父が大変だったんだろうなと感じる面はあります。
むしろ、許せないままなのは母ではないかと思ったりもします。
14年前にもなりますか・・・父が他界して、母は「いろんなことから逃げて逃げて、ついにはこの世からまで逃げたのよ」と言っていたものです。
アルコール依存の時期の父にはこれというものはないのですが、「なんでさっさと逝っちゃったし!」って方が許せないと言うよりも、何でどうして・・が残ってますね。
親がこうだったから自分がこうなんだ・・と言うのは、抜け出した方がいい。
それを思っていても親は変わりませんし、抜け出させてくれるわけでもない・・
そこに座して動かないのは自分自身でしょうから。
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