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23-6-7 忘れっぽい夫と無関係の運動会

今日は夫の誕生日だ。
夫は昨日から泊まりがけの仕事に行っている。今日の夜に帰宅予定だ。

数日前、誕生日の日の夕食リクエストある?と聞いたらハンバーグとのことだったので、ひき肉を多めに買い、夫の好きなヴィシソワーズとトマト&カッテージチーズのサラダと…と献立も考えていた。
昼過ぎ頃、息子が昼寝に入ったので、よしスープとハンバーグのタネ作るか、と思ったあたりで夫からLINEが来た。

羊肉もらったので今日帰ってステーキします💡300gくらい。何か付け合せお願いできますか?18時位には帰ります!

うーん、これはハンバーグをリクエストしたの忘れてるな。
夫は忘れっぽいので、私と話したことの大半を忘れる。
「あなたがハンバーグって言ったから用意してたのに…」「また私と話したこと忘れてるよ…」と、うっすらとしたガッカリ感と悲しみが私を覆う。
まあでも彼に悪気は無いし、私も負けず劣らず忘れっぽいので、こういう時に夫を許すことで何か私もやらかした時に許してもらおうと思っている。
夫とはもう17年の付き合いになるので、いい加減慣れてきたというか諦めがついたというか。
腹を立てたり悲しんだりする時期はもう通り過ぎたのだ。
(いやでも、もしハンバーグのタネ作り始めちゃってたらハンバーグ食べてもらってたけどね。そもそもまだ作り始めてなかったんだから、別にセーフなんだよな)

羊のステーキを楽しみに、ヴィシソワーズとサラダは作っておくことにする。



少し時を戻して午前中、図書館までお散歩に行ったところ、途中にある小学校で運動会をやっていた。保護者の観覧は無い様子だったので、おそらく当日に天候などの理由で省略した競技を平日に校内だけでやっていたのだろう。

スタートラインとゴールラインの間に、看板を持った手伝い係の児童が3人立っており、それぞれの看板に「アーニャ」「ドラえもん」「ルフィ」が描かれていた。
スタートラインから出発した子どもは、好きな看板を選んで走っていく。各児童が看板の下で立ち止まったところで、「ミュージック、スタート!」と周りの児童が声を合わせて叫ぶと『ミックスナッツ』『ドラえもん(星野源)』『新時代』のいずれかの曲が流れる。
すると、曲に該当するアニメのキャラの看板のところにいた児童は真っ直ぐにゴールへと走ることが出来る。
他のキャラのところにいた児童は一旦スタートラインに戻ってからゴールを目指さなければならない。

また、こんな競技もあった。
スタートラインとゴールラインの間に、小型冷蔵庫くらいの大きさのカラフルなダンボールが4つ置いてある。
競技者はペアになっていて、片方の児童はそれぞれそのダンボールの中に隠れる。隠れるところはもう片方の児童は見ることができない。
隠れ終わったところでスタートの合図があり、ペアの片方の子どもが箱に隠れている自分の相方を、箱の蓋を開けて探す。
相方が見つかったら、その場で足をひもで結んで二人三脚でゴールする。


私はなぜか、知っている子がいるわけでもない運動会を見ながら涙ぐんでいた。
理由はよく分からない。
歳をとると涙腺が緩むというが、ほんとにそうなのである。もう私の涙腺はゆるゆるのガバガバで、子どもが一生懸命何かをしているだけで目頭が熱くなる。
ひとりひとりが、素晴らしい未来を秘めた生命の塊だと思うと、輝きが眩しくて見ていられない。
20代の頃の私だったら何を言ってるのかさっぱり理解できないだろう。(現在の私でも、明日この記事を読み返したら何を言ってるのかわからない可能性もあるが)

それにしても、小学校の運動会の競技ってゲーム性があって面白いなぁ。
こういうのって先生方が考案するんだろうか?
何か「運動会アイディアbook」のようなものがあるのか?
小道具、大道具作りや子どもの指導など、先生方もご苦労なことだなぁ…。
娘や息子が小学生になった時の運動会も楽しみだ。

来週末は娘の保育園の運動会である。
園児は複雑なルールは難しいためシンプルな競技のみにはなるが、自分の子どもが真剣に何かに取り組んでいる姿というのはそれだけで胸熱だ。
今年からコロナによる人数制限が無くなり、私の父母(じいじばあば)も来る予定。
お天気良くなりますように!



おしまい

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