見出し画像

息子と僕のオルタージェネシス

まやまつともうします。
阪神間で小学3年生の息子とポケモンカードをしてます。

レシピも記事も内容がありませんので奇特な方をのぞきお勧めできない内容です。ご了承下さい。

チームガルーラという集まりに参加させていただいたり、
今年の7月からは「平日ポケカ」と銘打ってTSUTAYA尼崎駅前店さんで
毎週公認イベントを開いたりしてます。

カードの腕前はトレーナーズリーグはポイントを貰えるけどシティーはからっきしぐらいの界隈によくいるパパプレイヤーです。

前回は息子に感化されて急に必死こいてトレリ完走するおっさんが
主役でしたが、今回の主役はそれに付き合ってくれた息子です。

◇息子さんの紹介

小学3年生 遊びは広く浅くで案外飽き性ではない。
家族一弟に優しくて家族思い。友達を大事にするいいやつ。
ソシャゲ(クラロワとTEPPEN)やってる親父は尊敬してるけど
ポケカしてる親父には負けてないとおもってる。
あとは縁があったら直接確認してみてください。
自分の子ながらいいやつです。

◇息子さんのポケカ

あまり多くのデッキを握ったことがなく、本人もポケカとデュエマに関しては気に入ったデッキを使い込むタイプです。ただ反復練習や使い方のレクチャーは極度に嫌います。あと感想戦が苦手(嫌い)です。 
「学校で勉強して宿題もきっちりやってんのになんで親父と勉強みたいなことせなあかんねん」と言ったことはないですが思ってるでしょうし僕も逆の立場ならそう思います。昔私が父親に野球教えたると言われて永遠とキャッチボールさせられた時野球=つまらないになったので嫌って当然だとおもいます。

腕前はよくわかりません。カードの扱いは他の子に比べて上手くはないし、
戦うプランやサイドレース的なことを考えるのは得意じゃないと思います。
ただ引きは変に強い印象があります。5パックぐらい買ったらSR引きます。

◇最近の戦歴

・自主大会
たまに決勝にのこったりします。残っても1没

・シティーリーグ
前シーズンではポケセン大阪のシーズン4にて小ズガ単を握ってベスト4に残りました。
ジラサン超バレばらまき踏みまくって勝ってたので引きがめちゃくちゃ強かったのだとおもいます。3年目にして初めて公式大会で結果を出すことができました。

・チャンピオンズリーグ
ジュニアのCLはガンスリンガー方式で、2連勝でファーストステージ その後3連勝で決勝。途中で負ければ一から並び直しで32人通過すれば終了の過酷な形式です。2018、2019と京都のみ参加で、2年連続ファーストステージ突破のみ。


◇デッキ

話が前後しますが、新レギュレーションになるまで私はゾロアーク息子は子ズガが得意なデッキで、お互いオルタージェネシスがでてから大会用に「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」を使うようになりました。ただお互い「3神」を使いこなすことができませんでした。
自己解釈した理由として「3神」は前記の得意なデッキと比べてきっちり練習しないと同じく「3神」やTAG GXを使うプレイヤーには勝てないということに後から気づきました。普段の僕と息子の勝ちかたはおそらく相性や事故を起因に勝てていただけだとおもいます。

◇ザシアンV

発表後カードを見て私は不安を感じました。
息子は喜んでいました。

◇親父の不安

自分たちが使いこなせないカード「3神」に最適な相方が現れ、今まで以上に勝てなくなるのでは無いかと感じました。私はもともと攻めるデッキが
苦手で、僕をよそ目に喜ぶ息子にこのカードの使い方を自分なりに咀嚼し教えることができるのか不安でした。 またミラー戦が多くなりますます息子を勝たせることができなくなるのでは無いかと思いました。
ポケカを始めた時にTwitterのDMでよくアドバイスをいただいていた方の記事に、ミラー戦になる確率の話がありました。その時対象に上がっていたデッキは「ルガゾロ」でした。一時期の大型大会では使用率が40%に近い数字で、
ミラー対策必須の状態でした。 
しかしそれ程の使用率であってもミラーになる確率は思ったほど高く無いという内容だったとおもいます。そのことから「全く勝てない」という不安は無くなり、ひとまず必要以上に悩むことをやめ息子の「3神ザシアン」を作りました。

◇愛知CLジュニア使用デッキ

作成の過程や内容は大したものではないので割愛しますが、1つ言えるのは
今回すがるように見た有料noteが反面教師になり後述しますが結果的に息子が勝ちやすい形になったと思います。その形にたどり着くまで遠回りしてしまいました。

◇チームガルーラ

今回はチームガルーラの内2名が優先枠を取れており、また申し込まれた方の多くが0回戦突破されることになり、チーム内は盛り上がっていました。
しかし私は相変わらず新レギュレーションと新しいカードについて行くことができていなかったため練習相手になるレベルでもなく参加に消極的なままでした。
そのため息子との練習も空回りで息子本人にも非常に迷惑をかけました。

◇ぜ!!

また話は遡り12/8日曜日。あばれる君主催の「ぜ!!」という公認自主イベントがありました。 Vスターターのみのワンメイクで、勝ったら東京いけたりロンドンいけたりするえげつない素晴らしいイベントでした。
息子はあばれる君がめちゃくちゃ好きです。ポニ○タ石井さんを見ても
「…知らない」といいますがあばれる君に急に会ったら(実際に愛知CLですれ違った)「ドゥフドゥフ…」と恥ずかしそうに下向いてしまうぐらい好きです。
イベント内容を見て僕は変にホッとしました。
「3神のこと考えずにすむ…もうこれ目指して楽しんだらええわ」

画像1

◇まさかの0回戦敗退

Vデッキ発売後、私の帰宅が早ければ毎日嫌いな反復練習をしていました。 
普段はエンジョイ勢なのに僕だけに負けると泣く息子が毎回僕に草握らせて
ベンチでヘビ育て続ける作業を繰り返していました。
迎えた当日まさかの抽選落ち 普段ジュニアはどの大会でもあまり抽選落ちが無いので0回戦敗退は初体験で、かける言葉がありませんでした。
帰宅した夜「今日から普通のデッキやな。愛知!」と前日とかわらず
弟が寝次第プレイマットを広げる息子。
私はより一層悩みました。

CL愛知開催日の21日に、ポケカを始めた時から頻繁に参加している某自主大会の募集があり、息子は主催者さんの息子さんが昔から大好きです。今度あばれる君とどっちが好きか聞いてみようと思います。これならCL愛知諦めるだろとおもい、明日申し込むから考えといて〜とその日はポケカとデュエマをして就寝しました。

画像2

息子は僕以上に「チームガルーラ」が好きでした。僕はこの晩息子のデッキに強そうなピカゼグを作り一夜漬けで息子のデッキ相手に一人回しを繰り返し使い慣れていないデッキを無理やり馴染ませました。


翌日からオルタージェネシス後アルティメットレイが言えないまま勝ち筋を作る練習を毎晩繰り返しました。1手間違えるたびに叱りました。
でも息子は居眠りする僕をゆすり起こしてでも練習を繰り返しました。

◇愛知直前

「ピカゼクやっぱり強いですよ…」
「息子さん回しにくそう…ヤーコン型のほうが…」
僕もそう思いました。
デッキはシンプルに強いカードだけで組んだつもりでした。
「もうちょっとはやくいってくれよ…」いや、
「もっとはやくみんなに相談すればよかった」
愛知に行くことさえ悩んでいた私は今回終始ブレまくっていました。
息子の目的はチームのみんなとポケモンカードを通して楽しみたいだけ。
どうせ行くなら勝たせたいというのはほぼ私の願望です。
私は息子に頼ることにしました。「ヤーコンいれるか?…」
『博士でいい 博士のほうが強いんでしょ あーでもやっぱりタッグコール入れたい』もう息子の一言に頼りました。思慮深く考えた言葉ではなかったと思います。いつも選択を求めるとなんでも迷う息子が即答してくれました。ブレブレになった私が息子の言葉にすがりました。
これで息子が楽しめなかったら、自分が楽しめなかったらまた色々仕切り直さなければいけないな…とよぎりましたが、とにかく組み直して回しました。「…もとにもどすか?」
『これでいい!パパに勝てたし勝てるとおもう!使うん難しいけど』
愛知CL前日 毎日練習したデッキをいじる暴挙でした。


◇CL愛知

画像3

勝った瞬間チームの人たちにドン引きされるぐらい感涙してしまいました。
僕の構築の甘さを息子の引きが答えてくれました。なぜが釣られて数人の方が泣いてました。皆さん寝る間惜しんでポケカして仕事しすぎだとおもいます。現場にいなかったリーダーのみゃーさんも感動してました。みんな疲れてるんだとおもいました。
息子を喜ばせようと思いましたが結局息子はまた僕を喜ばせてくれました。

◇後書き

主役は息子と言っておきながら今回も自分語りをだらだらとしてしまいました。ポケカに限らず「親子で遊ぶ」ということは親のエゴから生まれる部分が多々あり、その自己矛盾を「こどもがやりたいから」というところで誤魔化してしまう時があります。 子供に選択肢を与えてやるのは親の仕事だとおもいますが、私は完璧には程遠い人間なので与えてやれる選択肢があまりありません。
自分が楽しいことが息子の楽しいことに近しい限り、お互い歳をとってからいい思い出になるように、息子は宿題を頑張り、私は仕事を頑張りながら、引き続き息子とポケカを続けようと思います。
ポケカに何のプラスにもならない駄文を読んでいただきありがとうございました。

◇レシピとおまけ

画像4

画像5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?