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昼間に書いたポエムはラブレターだし、真夜中に書くラブレターはポエムでしょう

当然の帰結。

浅い眠りを3回くらい繰り返した。
だから今夜はもういいよ。

星は遠くで瞬くだけで話し相手になってはくれないし、ましてや私のところへ墜ちてきてなどくれない。

ずっとずっとずっと浮かんでは消えずにとぐろを巻くばかりの感情は140字じゃ不協和音にしかならなくて、小さく発散させても文字通り血を流すだけ。


世界が美しすぎてかなしいと、言葉が聞こえる。
きらきらと輝くそれらはまるで砕け散った硝子のように突き刺さる。

痛みは『貴方のことしか考えていませんよ』と教えてくるのだ。ああなんて残酷。

こんな感情まではまさか、思い出すつもりはなかったでしょう。
都合の良い部分だけを掬い上げて身に纏って、それで自分が強くなったつもりでいたでしょう。

此方と其方は地続きか?
彼岸と此岸は地続きか?

そもそも何もないところで転ぶ私に其処が平面であるかなんて関係ないけれど、それにしたってあまりにも断崖絶壁。
カミサマから奪ったこれは才能ではなく呪いだと、私は明確に認識している。


コレはいらない。
コレは食べられない。
コレはお腹いっぱいでもううんざり。
今更になって帰ってこないで頂戴。

蘇る。
カルーアで流し込んだ錠剤。
イヤホンを耳に嵌めて縋ったナラタージュ。

君にはわからないでしょう。
受動と能動が全くの正反対。

なのに欠けてるピースは近いものだと、そう感じているのは私だけですか。


此方と其方には深い谷が横たわっているのでしょう。

手を伸ばしたら届きますか。
橋を架けたら渡れますか。
翼があれば飛べますか。

貴方の司る領域で泣いていたら絶対に気付いてくれるのに、それは万人に向けられた無関心でしかないのだ。

ヘンゼルとグレーテルが道しるべに落としたパン屑は、食べられてなくなってしまう。

だからたぶんずっとノーヒント。貴方のところへは届いてすらいないでしょう。


星は遠くで瞬くだけで、話し相手になってはくれない。

見上げられるだけで充分だから。見ているだけで美しいから。
儚い光を翳らせることなんてしたくない。

あなたはいまなにをしていますか。

私だけに教えてくれませんか。

いただいたサポートで、おいしいコーヒーや気になっていたコーヒー器具を買って心の栄養にしたいと思います。