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出産時に風邪を引くと痛い目を見る。陣痛とは別で。

ええ、もう9月終わるじゃん。
相変わらずnote更新がマイペースすぎる私でございます。

気づけば秋らしくなり、子どもを一人産み、骨盤があらぬ方向へと向いているような状況になっていますね。
おそらく大半の方は季節のことしか共感しないでしょう。

さて、今日は題名通り出産レポをnoteで書いてみようと思います。
いつもインスタで出産レポを見てたので、いつか自分もやってみたかったんですよね。

二人の子どもが同時に昼寝している奇跡をかみしめながら、今日は時間の許す限り書こうと思います。出産レポを読むことが趣味の方はどうぞお楽しみください

「二人目はすぐ産まれる」は幻だった

「お楽しみください」と言ったあとに不穏すぎる見出し。
結論から言うと、今回の出産は一人目と比べたら超絶時間がかかりました。
一人目の時は、陣痛~出産まで合計4時間の普通分娩。

「二人目は早いよ!」と聞いてたので、2時間で産むつもりでいました。(なめてる)
結果、陣痛~出産まで促進剤を使って約20時間。あれ?おかしいぞ?
名探偵コナンでも理解できない展開。お産は人それぞれですね。

余裕ぶっこいてた午前中

陣痛が始まったのは午前11時。
15分おきに軽い痛みが続いたので、入院決定しました。

陣発当初は「二人目だから陣痛の痛みについて分かってます感」全開の陣痛ソムリエみたいな振る舞いでいた私。
夫は同室不可だったので、余裕があるうちは仕事したり、このnoteのネタのためにメモを残したりしていました。
今なら言える、寝て体力温存しろと。

そして昼ご飯を食べていなかったので、夫に食料調達を依頼します。(部屋には入れないので助産師さん経由で貰いました)

運ばれてきたのは、まさかのカレー。

陣発してるはずなのに何故か余裕ぶった、カレー臭い謎妊婦が誕生した瞬間でした。帰れ。

異変が起き始めた夕方

カレー臭い部屋の中で何度目かの診察を受けているとき、雲行きが怪しくなりました。

私の体温が38度近くまで上昇したのです。元々風邪気味だったこともあり、ナーコロとインフルの検査をおこないます。

結果は両方陰性だったものの、念のため夫の立ち会いは中止になりました。
(産まれる直前のみは立ち会いOKだったのです、、、くそぉ~~)

そして人間って、熱があると分かった瞬間に体調悪くなりますよね。
このくらいから頭が痛くなってきたような気がしたので、仕事は切り上げました。

この時点で子宮口は3~4センチ。食中毒の方がまだマシな程度の陣痛が15分間隔で続いていました。

促進剤を投与し始めた夜

時刻は22時。
助産師さんと医師が現れて衝撃の説明を受けました。
「お母さん(私)の脈が乱れているから急いで出産した方が良いです。今から促進剤を投与します」

まだこの時点では「おお、この展開コウノトリ(漫画)でありそうだな」と思う余裕がありました。促進剤投与の同意書を書き、ここからは分娩室で待機ということで部屋を移動することに。

分娩室に入るとピアノメドレーが流れており、癒される雰囲気に包まれてます。
「なんかこのメドレー、曲の流れが分かるぞ」と思ったら、仕事中に私がよく流してるメドレーでした。陣痛中なのにポモドーロしそうで笑った。

いつの間にか日にちが変わり朝を迎える

ここからはメモを取る余裕が無かったので、箇条書きでお伝えします。
とにかく「あ、大変だったんだね」って伝われば満足です。

・促進剤を投与してから痛みが強くなる。
・子宮がドーンって引っ張られる痛み。
・もうBGM頭はいらない
・陣痛と陣痛の間で寝るから今何が起きてるのかわからない

急展開を迎えた早朝

ほぼオール状態のまま終わらない陣痛に心折れて、良い大人がピーピー泣き始めてしまいました。

「二人目は楽じゃないのか」「風邪引かなきゃこんなことにならなかった」「もう帝王切開してくれ」の堂々巡り。思考回路はショート寸前。

そして助産師さんからの絶望の発言「まだまだだね」
キェ~どこのテニスの王子様や〜〜産院とテニスは切っても離せない関係なのか~~~

促進剤も使い切り、悲しみに暮れながら体勢を変えたときに展開が変わります。

ドンっとお腹の内側から激痛が。どうやら赤ちゃんがお腹を蹴ったみたいです。

これはこれで痛いわ~~~~!!!!!と思った時に、何かがドゥルンと出た感覚。これは分かる、破水じゃ!!!

助産師さんも突然血相を変えて、ヘルプを呼び始めます。

「もう多分産まれるから準備して!」と待ちに待った言葉を、駆けつけたヘルプの助産師さんに投げかけます。

バタバタし始める助産師さんたち。
気づいたら用意されてた、いきむ時に掴むあのレバー。

さきほどの「まだまだだね」の発言からおそらく10分も経っていませんでした。

ごめん、出ちゃった

ここからはよくある出産の光景です。
ヒッヒッフー!で赤ちゃんを出すアレです。

これで終わる!もう終わる!と希望に満ちた脳味噌と、脳味噌の指示を完全無視して勝手にいきむ我が下半身。

助産師さんに「先生来るまで我慢して!!!!」と言われても体が言うことを聞きません。
「ギェ〜〜〜無理!!!無理!!!!」と叫ぶ私。陣痛ソムリエどこ行った。

そしてついに

角度が急すぎる滑り台を滑って、そのまま飛んでいった子どものごとく、

「静まりたまえ!」とアシタカに言われても無視してめっちゃ走ってるモジャモジャのイノシシのごとく、(詳しくはもののけ姫をご覧ください)

赤ちゃん出ちゃいました。

いきみ回数は1回。切開なしで産んだにも関わらず、運良くほとんど裂けずに終わりました。
赤ちゃんを受け取ってくれた助産師さん、本当にすみません。ありがとうございます。

想像通りにはいきません

こんな感じで私のお産は終了しました。
このお産で分かったことは「想像通りにはいかない」こと。

前回が4時間で出産したからといって、安産とは限らない。
人ごとだと思ってた展開が自分に起こるかもしれない。

お産に限らず、子育てや仕事でも当てはまりますよね。

前回の成功例を真似しても必ず上手くいく保証はない。
自分は大丈夫と思っていたトラブルが降りかかるかも知れない。

こういった考えは常に頭の片隅においていこうと思います。
上の子がモソモソし出したので良い感じにまとめました。

二人育児のあれこれも書いていきたいああもう起きちゃったアデュー

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