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好きな人に好きと言うこと

アカウントを作ったものの、力んで何を投稿しようか考えあぐねているうちに放置してしまった…もっと気軽に投稿していきたい。

そんな放置状態のnoteだけれど、どう自分の中で対処すればいいのかわからないことがあるので、まとまりのない文章になってしまうかもしれないけれど投稿しようと思う。

先週の土曜日に俳優の三浦春馬さんが亡くなった。「世界はほしいモノにあふれてる」が好きで、よく見ていたので第一報を聞いた時に本当にびっくりして信じられなかった。世界中の素敵なモノや場所を教えてくれる「せかほし」は、週の後半で疲れた木曜夜に癒やしの時間をくれる番組だ。家事や仕事や勉強などに追われ余裕がない時も、「せかほし」を見ると「こんな物が欲しい」「こんなお店へ行ってみたい」「こんな体験をしてみたい」と今まで知らなかった欲望を引き出してくれる。三浦春馬さんとJUJU姐さんのコンビがスタジオからこの優しい番組の空気を盛り上げてくれていた。

土曜日からずっとSNSやニュースを見ては涙ぐんでしまう。正直に言うと私はそれほど三浦春馬さんについて詳しくないし大ファンではないけれど、それでもショックで、ふとした時に考え込んでしまう。

今まで自ら死を選ぶ場合は、人間関係で悩んでいたり、仕事がうまくいっていなかったり、もしくは元々危うさがあるなど、何か兆しのようなものが見えるものだと思っていた。でも、春馬さんについて友人や知人が出した追悼メッセージや報道を見ていると、仕事も順調で演技力を高く評価され、友人にも囲まれ、英語学習を頑張っていて向上心にも溢れていたように思える。もちろん勝手にあれこれと推測するのは失礼だし心の内は見えないものだとわかっているけれど、でも表面的にはとても健やかに思える。そんな人を突然失ってしまったことに一番衝撃を受けた。

こんなにも衝撃を受けたのは、亡くなったのが死の気配からもっとも遠いと思っていた人だからだと思う。もしかしたら周りにいる人も元気そうに見えても、気づいていないだけで実は深く悩んでいるのかもしれない。もしかしたら、いつでも会えると思っている人も突然会えなくなっていまうかもしれない。人の心をわかったようなつもりでいることは、なんと傲慢なことなんだろう。

「英語日記BOY」という英語学習本を執筆した新井リオさんが三浦春馬さんとのエピソードをSNSに書いていた。(別の機会に「英語日記BOY」について感想を書きたい。それぐらい、素敵な本です)新井リオさんはふとした出来事から勇気を出して春馬さんにメッセージを送ったところなんと本人から返信が届き、そこから交流が始まったそう。彼の誠実で優しい人柄が伝わってくるエピソードとあわせて、新井リオさんは

僕が春馬さんとの思い出の中で一番に学ばせてもらったのは、「好きな人に好きと言う」ことの大切さです。

と言っている。いつ会えなくなるかわからない、言葉にしなければ心の内側は伝わらないからこそ、自分が好きなもの、好きな人に好きと言うことがどんなに大切なことか。好きな気持を伝えることで、思いもかけないような事が起きるかもしれない。それを常に心に留めておかなければいけない。

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