令和二年度二次補正予算 厚労省の新型コロナウイルス対策と効果 藤本摩耶(古林摩耶)

令和二年度二次補正予算 厚労省の新型コロナウイルス対策と効果

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こんにちは。藤本(古林)摩耶です。

現在、新型コロナウイルスにより医療体制や、企業の経営危機、労働者の収入減少や解雇などによる生活の困窮など様々な問題が深刻化しています。

この現状を鑑みて、厚労省の令和二年度二次補正予算が何にいくら使われているのか皆様にご紹介し少しでもお役に立てればと思います。

令和2年度 厚生労働省第二次補正予算(4兆9733億円)

新型コロナウイルスとの長期戦が見込まれる中、国民の「いのち」「雇用」「生活」を守るため、「感染拡大の抑え込み」と「社会経済活動の回復」の両立を目指すための対策に投資を行うようです。

検査体制の充実、感染拡大防止とワクチン・治療薬の開発(2719億円)

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(1)PCR等の検査体制のさらなる強化

・地域外来・検査センターの設置とPCR・抗原検査の実施【366億円】
・検査試薬・検査キットの確保【179億円】
・抗体検査による感染の実態把握【14億円】
・検疫における水際対策の着実な実施【63億円】

(2)新型コロナウイルス感染症に掛かる情報システムの整備
・感染拡大防止システムの拡充・運用等【13億円】
・ワクチンの早期実用化のための体制整備【1455億円】

(3)ワクチン・治療薬の開発と早期実用化等
・ワクチン・治療薬の開発など【600億円】
・ワクチンの早期実用化のための体制整備【1455億円】

コロナ長期戦を戦い抜くための医療・福祉の提供体制の確保(2兆7179億円)

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・新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の抜本的拡充【2兆2370億円】
・医療・福祉事業者への資金繰り支援の拡充【365億円】
・医療用物資の確保・医療機関等への配布等【4379億円】
・薬局における薬剤交付支援事業【11億円】
・介護・障害福祉分野における感染拡大防止等への支援【3.3億円】
・放課後等デイサービス事業所による代替的な支援の推進【11億円】
・就労系障害福祉サービスの活性化等福祉サービス提供体制の確保【22億円】
・医療的ケア児者への衛生用品等の優先配布【9.4億円】
・看護師要請施設等における実習保管【3.5億円】

雇用調整助成金の抜本的拡充をはじめとする生活支援(1兆9835億円)

(1)雇用を守るための支援

・雇用調整助成金の抜本的拡充【7717億円】
・新型コロナウイルス感染症対応休業支援金の創設【5442億円】
・失業等給付費の確保【2441億円】
・就業支援の強化等【34億円】
・障碍者就業・生活支援センターにおける就業支援の強化【1.4億円】
・外国人労働者に係る相談支援体制等の強化【2.5億円】
・公共職業能力開発施設等におけるオンライン訓練推進のための環境整備【24億円】
・小学校等の臨時休業等に伴う特別休暇取得制度への支援【50億円】
・新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置により休業する妊婦のための助成制度の創設【90億円】
・中小企業におけるテレワーク導入支援【33億円】

生活の支援等

・個人向け緊急小口資金等の特例貸付の実施【2048億円】
・生活困窮者等への支援の強化【65億円】
・生活困窮者等の住まい対策の推進【99億円】
・自殺防止に関する相談体制の強化と相談環境への支援【8.7億円】
・低所得のひとり親世帯への臨時特別給付金の支給【1365億円】
・感染防止に配慮した児童虐待、DV、ひとり親家族等の相談支援体制の強化【4.2億円】
・「子どもの見守り強化アクションプラン」を踏まえた見守り体制の強化【41億円】
・妊産婦等への支援の強化【177億円】
・生活衛生関係営業者への資金繰り支援の拡充等【189億円】

二次補正予算の効果

当初は発熱がある方でもなかなか受けることが出来なかったPCR検査ですが、現在は国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の一日あたりの最大能力は37405件まで強化され、発熱などの症状がある場合には迅速に検査を受けられるようになりました。

また、雇用調整助成金についても二次補正予算による拡充以降申請件数が大幅に増加しており、週当たりの支給決定額は5月との比較で10倍以上にまで拡大しています。「雇用調整助成金」「小規模事業者持続化補助金」等々自社にとって必要な施策は何なのかを知り、すぐにでも動き出したい!コロナショックに絶対に負けない!こうしたご要望がありましたら、藤本摩耶(古林摩耶)までご連絡ください。我々が貴社のお力になります!

藤本摩耶(古林摩耶)

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