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第6講  【 【変容する京都③】 京都の先進的な情報発信ー明治政府の発行物から新聞へー

1、導入

●講義の受け方
ここに入力した後消えてしまうのは辛いので、打った文面をwordに念のためコピーするようにしている。

"やっと五分の時間を埋めることに成功しました。まだ話の内容が一貫したり、話し方がスムーズには進まないのですが、どうにか5分間話すことを達成したことが嬉しいです

●講義の姿勢
講義を受けてから、普段ニュースを余りにも見ていないことに焦りを感じ、Twitterでひとまずニュース配信を行っているアカウントをフォローした。本当に小さな一歩ではあるが、学んだことを実行していけるように努力したいと思う。講義内でおっしゃっていた田中龍作さんのサイトも今後のぞいてみようと思う。

他の受講生のコメントで元助産師の人がYouTubeで明るく分かりやすく性教育をテーマにしている動画が気になったので、検索してみました

◉リサーチ
例えばドワンゴのN高校などはそういった取り組みをしているし、頭がいいことが評価されるわけでもない。大切なのは1人1人の興味を見つけてあげること、興味があるものに全力で賛同しサポートしてあげることではないかと思う。
◉リサーチ
自殺者のカウントの件。自殺者としてカウントするのは、本人自筆の遺書が存在し、加えて24時間以内に死亡した場合という警察庁の規定がある、と書いているサイトと、警察庁は自殺の定義を決めていない、と書いているサイトがあった。調べてもこの定義に関する話題が書いてあるサイトがあまり見つからず、この定義?はデマなのではないかと思った。何か見つけた人がいたら知りたい。

◉リサーチ
 大麻の考え方について。日本は所持、栽培、受け渡しが禁止されている。調べると、大麻の由来の成分であるCBDは合法であり、戦前は庶民が大麻を治療薬として一般的に使っていた記録も存在した。また、戦後ポツダム省令を受け入れ、GHQの指導の下大麻取締法が制定されたとの記事を目にした。

2、ニュース紹介


インフル予防接種後の死者 10日で計59人に=韓国
菅首相、福島原発汚染水の放出決定を保留

核兵器禁止条約、年明け発効へ 批准50カ国、保有国に軍縮迫る
脱炭素社会の実現へ 自民幹部「原発新設の検討も重要」


●今週のニュース(学生さんから)
使った部員たちは罰せられるべきだが、何もしていない他の部員の方たちにも同じように無期限の活動停止処分を下すというのはいただけない。先生はどう思いますか。


福島第一の処理水処分についたニュースです。太平洋に放出するというのはあり得ない話だと思います。福島の注民や周りの国で反発しているのに放出しようとするのは地球村で起きてはいけないことだと思います。一応月内の決定は見送りにしましたが、もう永遠に見送りしてほしいです。私は日本に来て第一に心配しているの放射能です。スーパで食べ物を購入する時、それが何であれ現地の確認を絶対にします。日本は現地がかかれていない食べ物が多くて、書いてない場合には買いません。去年授業で福島の食べ物を食べてもいいかについて議論したことがあります。日本人でも食べないという立場だった人の方が多かったです。もちろん福島注民のことも考えなければなりません。しかし、自国民の健康を崩しながらではなく、他の方法を探した方がいいと思います。汚染水を放出すると被害を受けるのは海外だけではなく、日本国民も被害対象になるという点を分かってほしいです。

大阪の都構想がどうなるのか気になる。

今週の気になったニュースは海外でコロナウイルスのワクチンの実験として人為的に被験者をコロナウイルスに感染させ、実験をするというものです。


3、コメントカード紹介

●メディアの考察

「人にお金を払って情報を得るという発想に驚いた」というようなコメントを見て、逆に自分は今までお金を払わずとも情報を見れていたのかということにあらためて気づかされました。


コメントカードの紹介の中で私は先生がどのような手段で情報を得ているのかという質問がありました。講義ではどんな情報であっても、誰がなんのためにどのような意図を持って発信しているのかを考えることが重要だとしていました。田中龍作ジャーナルは貧しい人を失くすためという確固たる理由があるので、先生が信頼しているのだなと納得しました。その反面、テレビなど我々が対価を支払わず得ている情報は非常に不安定なものだと考えます。テレビを流して得をするのはまずはテレビ局です。広告枠があるので、その売買で利益を得るでしょう。そうなれば広告枠を買い付けているスポンサー企業に忖度が働くのは間違いありません。また、ニュース番組など情報番組は大衆の情報操作や意識の形成が可能なために各方面から圧力がかかるでしょう。テレビ局は会社のために国家権力に逆らうべきではありません。この場合、得というよりかはリスク回避のニュアンスが強いかも知れません。このようにテレビなどのマスメディアは規模が大きければ大きい程、様々な忖度が働くために事実ベースで情報を得ることが好ましいと私は考えます。そもそも情報を制限して操作する場合が多いので、マスメディアからの情報だけでは明らかに不十分ですが。

恐怖をあおるメディアに関して否定的な考えが多かったが改めて考えてみた。すると過剰報道ともいえる方法によってより国民の深刻度が高められ、社会としてマスクであったり外出自粛のような風潮が生み出され健康意識の低い人や情報収取に疎い人にもアプローチができたのかなとも感じた。一種の大衆コントロールとも捉えられ、今回のようなケースはいいがより政治的な報道が権力によってコントロールされた時のことを思うと恐怖である。


●コロナとメディア
コロナとメディア報道により生きづらくなっていると私も感じていた。
コロナであったり自粛であったり、何が本当で何をすべきか見極めるのが難しくなっていて精神的な疲弊を感じる。

医学知識がないため、詳しくワクチンについて聞くことや調べることが出来なくてより不安です。


●報道のタブー(性教育)
私も中学校や高校で性教育について授業や講演などで学びましたが、そういった話題について親ともほとんど話したことがないと、ふと気づきました。将来自分が親になることがあるのなら、小さい時から自然と教えられるようになりたいです。

私が海外に留学に行ったときに、セックスのことについて、クラスで英語で討論しました。私は、文化の違いに驚きました。

先日、日本産婦人科医会の会見で会長が緊急避妊薬を薬局で買えるようにするのはおかしいと発言したそうです。はっきりいってわけがわからないし、口が悪いが老害だと思ってしまった。

性教育についてだ。私も性教育については深く学んだことはない。無責任に避妊道具を使わない行為は及んではいけないこととしかわからない。女性の生理のことなど学んでいないためどうすれば良いとかわからない。もう少し日本は性教育を恥ずかしく感じるのではなくしっかり学ばないといけない。

性教育の話ですが、私は学校教育としてではなく、親が小さいころから教えていくべきだと考えます。学校教育でもいいのですが授業で初めて知るというようなことがないような環境で行えば、恥ずかしいという気持ちもタブーという気持ちもなくなるのではないかと思います。

先日、日本産婦人科医会の会見で会長が緊急避妊薬を薬局で買えるようにするのはおかしいと発言したそうです。はっきりいってわけがわからないし、口が悪いが老害だと思ってしまった。


●報道のタブー(大麻)
大麻について
大麻を使用した人が悪人とは思わない。善悪は時代や場所によって相対的に移り変わるものだからだ。有害性で言えば、飲酒やタバコと何ら変わらない。しかし、法律で禁止されているので彼らを擁護するつもりはない。ただ悪人とは思わないだけである。とはいえ、議論はするべきである。大麻が禁止される事によって他国から闇マーケットとして標的にされかねない。かつて禁酒法によってマフィアが幅を利かせたように、青少年保護法によって未成年の風俗進出が進んだように、厳格に禁止する事で思わぬ被害が出てくる事はよくある。禁止する事が良い結果を生むとは限らない。"

 大麻の話題について、先生の知り合いの外国人の先生が言った、「日本人はなぜ知ろうともしないし議論しようともしないのか」という言葉にとても共感しました。大麻の問題にかかわらず、日本人は議論しようとしないというのは本当によく当てはまると思います。

今回、大麻について調べてみると昨年に世界薬物政策委員会では、大麻の害よりもアルコールやたばこの害の方が大きいと指摘していた。また、医療用のモルヒネなどは日本でも癌の鎮痛抑制のために使用されていることを知り医療用大麻についてももっと議論の場が広がったらいいなと思った。


近年では多くの国々が嗜好・医療目的での大麻の合法化、または「非犯罪化」を進めてきている。同じ「大麻」をなぜ他国は容認し、なぜ日本では依然として禁止されているのか。世界スタンダードから遅れた現状を見ると、古いシステムについて知ろうとせず、自分の意見をもって議論できない人が日本には多いのだと実感する。
 自分としては、医療用大麻については多くの諸外国と同じく合法化してほしいと思っている。ただ、安楽死同様、患者に関わる人権問題は難しい話だと感じる。


◉メディアと自由
ジョージオーウェル氏の話を耳にして、以前元通信社の方が「ジャーナリズムは報じられたくないものを報じるものだ、それ以外のものは広報に過ぎない」というオーウェル氏の言葉を座右の銘にしてるということを聞いて自分が感銘を受けたことを思い出しました。

菅首相の新書発行に当たって公文書を巡る記述が削除されていたことに関して、講義内でも出たようにジョージオーウェルの1984年を連想してしまった。国民の思考や機関が全て国によって管理されるというディストピア小説は一見現実とはかけ離れた設定のように見えるが、実際にはこの報道でもあるようにメディアが国に忖度することによって内容が改定され、国民がその改定された情報を獲得するという点では大差は無いのではないかと感じた。


●●●大事なこと
メディアの恐怖をあおる問題についてコロナと自殺者が比較されているが、自殺者を報道する必要があるのか気になります。コロナは誰がなってもおかしくないウイルスですが自殺者は国民に共通するものなのでしょうか?

4、明治前期の京都の新聞発行


●源氏物語について
私たちが授業で学んだ日本の古典作品は、写本に基づく内容なのでしょうか。「紫式部の表現として捉えていたものが、実はそうでなかった」ということもありえるのでしょうか。


●江戸時代の疑問

写本が多い中でなぜ原本ということが分かったのか疑問に思います。


●活版
活版印刷に変わったのは江戸時代だと思います。江戸時代は、浮世絵や学問の書物などが庶民の間でも人気だったと高校の日本史の授業で習った記憶があるからです。

明治維新後、1880年頃だと思います。理由は産業革命で、輪転機などが日本に入ってきてからだと思います

京都の明治初年に発行された新聞紙
『太政官日誌』…慶応4年
『都鄙新聞』…慶応4年
『京都新聞』…明治3年
『京都新報』(『京都新聞』に改名)…明治4年
『京都新報』…明治5年
→全国的にみて東京(横浜)に次ぐ多さ
村上勘兵衛の新聞発行
京都の書林、蓍屋の中西嘉介の娘マツ の回顧録
「この店〔村上勘兵衛〕では浪人になった武士を多数集めてその人達に原稿をわけて一気に多量の板木を彫らせて短期間で製品を仕上げた」
板木屋の井上治兵衛
慶応4年の春〔1月か2月〕、井上治兵衛は二条城にある太政官に呼び出され、瓦版のように早く刷れて、瓦版より読みやすい印刷物は無いか、と相談を受けたという。井上は当初、木活字を提案した。しかし『太政官日誌』は平仮名ではなく片カナであるから比較的早く彫ることが可能であり、「一枚の板木をなんぼにも切って置いて、版下を貼つて後、之を切り放し〔中略〕一面を四人て彫り〔中略〕それを合釘を入れて一つに嵌込む」手法により一晩で彫り上げて、翌日の昼頃までには納付した


5、教育と結びついた新聞


「新聞紙」の必要性が理解できなかったエピソード
『日新真事誌』を発行した英国人ジョン・ブラック。群馬県の大きな商家に『日新真事誌』を売り込んだ際のエピソード。
ジョン・ブラックが商家の番頭に『日新真事誌』の最新号を販売しようとした。番頭は店の奥から『日新真事誌』の既刊号をだしてきて、 「すでにあるから必要ない」と「同じものを買う必要はない」と笑った。
最新号、最新のニュースを理解できない日本人。
明治初年の近代教育
<日本>明治5年…明治政府、学制公布(学区制度)
<京都>
近世期…教諭所・私塾(学者による)・寺子屋・読書会(近世出版)
明治元年… 京都府小学校の誕生「市中組会所兼小学校」 の発案・小学校の雛型提示
明治2年…京都市内で小学校が全63校できる
 →日本で最も早い
 →町内の集会所と教育が同一場所で行われる。
京都の学区
町内の風景
町組会所兼小学校図面
下京第11区の小学校
福沢諭吉『京都学校の記』
「学校の内を二に分ち、男女ところを異にして手習せり。すなわち学生の私席なり」「別に一区の講堂ありて、読書・数学の場所となし、手習の暇に順番を定め、十人乃至十五人ずつ、この講堂に出でて教を受く」
日中は「小学生徒の数、毎校少なきものは七十人より百人、多きものは二百人より三百人余」の子どもたちが上階へ下階へと学問に励む様子が窺える。また「学校の内、きわめて清楚、壁に疵つくる者なく、座を汚す者なく、妄語せず、乱足せず、取締の法、ゆきとどかざるところなし」
「学校の傍にその区内町会所の席を設け、町役人出張の場所となして、町用を弁ずるの傍に生徒の世話をも兼ぬるゆえ、いっそうの便利あるなり」

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