第5回(5/25) 日本のジャーナリズム史を概観する(1)
0、導入
ポージング(瞑想)
今日の講義内容
1、前回の復習
2、経文の印刷
3、マスメディアの原点―書籍―
4、江戸時代のジャーナリズム―かわら版のニュース性ー
5、日本の新聞の始まり
6、政治と新聞
1、前回の復習
動画及び前回のnoteをご覧ください。
2、経文の印刷
百万塔陀羅尼
奈良時代
100万基の木製小塔に、陀羅尼経を納めたもの10の寺に保管大安寺・元興寺・興福寺・薬師寺・東大寺・西大寺・法隆寺・弘福寺(川原寺)・四天王寺・崇福寺
木版印刷
陀羅尼は日本最古の印刷物
聖書と経文
グーデンベルグの42行聖書
世界最初の活版印刷
『無垢浄光大陀羅経』日本最古の木版印刷
宗教に関するものがいずれも最古
宗教ってなに?
(今の宗教とは異なる)
3、マスメディアの原点―書籍―
源氏物語(尾州本)
尾張徳川家伝来1257年
書籍はどのように作られたか?ー「写本」の文化ー
書籍が生まれる
木版印刷ではない。
写本、右筆によって書かれた手書きの本
どうやって?だれが?どのくらい?なんのために?どのようしして?
7世紀〜17世紀ごろまで。
日本最古の長編物語『源氏物語』
4、江戸時代のジャーナリズム―かわら版のニュース性ー
瓦版うりの特徴
顔を隠す
音楽
道端
人が集まる
音読
→芸能
瓦版がある街並み
•江戸時代のマスメディア
瓦版とは
•明治時代の新聞の原型
瓦版、かわら版かわら」とは?
•よみうりー読みながら売る。芸能に近似。
•特徴ー許可されていない発行
•内容ーゴシップ、自殺、心中(歌舞伎として)天災、火事、忠孝、など
当時の人にとってニュースとは?
→ニュースを知る、ということ
→知らなかったことを知る、ということ
→遠い世界で起きていることを知るということ
→知られるという問題点
→自分にとって必要なニュースとはなにか?
→ニュースが必要ではなかった日本
5、日本の新聞の始まり
『京都新聞』第7号(明治4年9月)(『日本初期新聞全集』収録)
明治4年頃の新聞の特徴
月に1〜10回の発行
日刊ではない
木版印刷
印刷部数も数百部のみ
人々は新聞を必要としていたのか?
ジョン=ブラック(『日新真事誌』を発行したイギリス人)のエピソード新聞というものを理解していない日本人
新聞により、人々の知識を増やす(?!)
新聞の定着
新聞縦覧書(イギリスのコーヒーハウス)はなかなか定着しない京都にて、小学校で新聞が読まれ始める
福沢諭吉の『京都学校の記』やがて全国に波及
小テスト
1、5分間、講義の内容とリピートして(動画を復習しながらでもOK)→あなたはどんなテーマをしゃべりましたか?
2、今日の講義で面白いなと思ったこと、ためになったことは?
3、質問および自由記述
人々は新聞を必要としていたのか?
ジョン=ブラック(『日新真事誌』を発行したイギリス人)のエピソード新聞というものを理解していない日本人
新聞により、人々の知識を増やす(?!)
新聞縦覧書(イギリスのコーヒーハウス)はなかなか定着しない京都にて、小学校で新聞が読まれ始める
福沢諭吉の『京都学校の記』やがて全国に波及
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