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第11回(7/6)戦争とプロパガンダ―ヒトラーのメディア利用―

0、導入

ポージング


本日の講義の流れ
1、小テストのリプライ
2、質問への回答
3、前回の復習
4、ヒトラーのプロパガンダ
5、課題:『のらくろ』

1、小テストのリプライ


コロナ関連
コロナウイルスについて今、過剰にも思えるほど報道されていますが、ここまでする理由はなんだと思いますか。
→恐怖心
 
特効薬と治療薬を混同している人が多いように思う。

プロパガンダ論や世論操作によって操作されていることになぜ気づけないのかについて考えた。それは、人間の性質というか、思考に関係していると思った。私たちは、大多数が思っていることを受け入れている。例えば、新型コロナウイルス対策としてマスクが有効だということが、いち早く広まった。実際に、新型コロナがはやり始めた際、マスクの供給不足が話題となった。だが、マスクをしても意味がないという専門家が現れ、マスクが有用なのかが疑わしくなったが、現在もマスクは使用されている。というように、私たちはマスクは有効であるというマジョリティな意見を無意識に正しいと思いこむから、操作されていることに気づかないのかと考えた。
→プラススポンサー?
ホームレスさんについて 人それぞれ!

ホームレスは本当に悪いのかという話題の時に私は、ホームレスが公園にたまることにより子供たちがその公園を利用しずらくなるということがあると考えたので、私はまだホームレスに否定的な考え方を持っているかなと感じた。
ホームレスさんについて
先生は「ホームレス」に対することがステレオタイプだったのかもしれないと言っていました。私は疑問に思いました。何を見て「ホームレス=仕事をしていない人」だと感じたのでしょうか?実はホームレスのほとんどの方は仕事をしています。ゴミ拾いの派遣業など ホームレス=家のない人です。そうなりたくってなったわけではないのです。生活保護の申請が通らない人がたくさんいます。まずホームレスには1つは職を失った人が次の就職先が決まらず貯金が尽きた場合の人です。2つ目は夫のDVから逃げる主婦と子どもで親に頼れなくて定職についてなくてホームレスになる人です。←保護されやすいようです。また、隠れていることが多いみたいです。 3つ目は、年金暮らしだけでは生活に困り貯金がなくて家を売らなければなるタイプです。4つ目は震災により家が無くなった人です。5つ目はニートで親のお金で暮らしていた人です。←ニートになった人は社会から遮断された気分になり現実から逃げてしまった人が多いです。だから決してニートを責めないでください。 また、ホームレスと言えばアルコールというステレオタイプを持っていましたが実は違うくてそれはちょっとお金持ちの人らしいです。また、お風呂に入れる方も少しお金のある人みたいです。基本的に性格は温厚な人が多いみたいです。そして本当にご飯に困っている方もいます。そこから万引きしてしまう人がいます。だから万引きが多い年代が60代なのだと感じました。
プロパガンダ映画
ヤンキーは何をしてもあまり怒られないという考えはステレオタイプになりますか?
プロパガンダについて 大学基礎演習の課題で「ザ・コーヴ」という映画を見る機会があったが、あれは一種のプロパガンダ映画と言える。内容としては反捕鯨派が無断撮影の映像を用いてイルカ漁を批判するというものだったが内容、主張があまりに一方的でとてもドキュメンタリー映画とは言えない出来であった。次に「ビハインド・ザ・コーヴ」という「ザ・コーヴ」の反証作品を見る予定であるが、両作品をしっかり比較した上で捕鯨問題について考えていきたいと思う。
→わかりやすい。あとで気がつくもの
→もっと分かりにくいもの(巧みなプロパガンダ)があるそれはなにか?
感情的になるということ
ナイラが言った発言が原因で戦争になったらならば、その発言が本当であるか深く調査すれば、戦争にならなかったのですか? もし、ならなかったとすれば、その隙だらけな策に美人と赤ちゃんというワードがあるだけではまってしまったことに、微妙な気持ちになりました。
 
アメリカの戦争
アメリカ人の全員がアフガニスタンへ攻撃する事に賛成したのか。メディアに不思議、疑問に感じた人間が少数でもいたのではないか。
 
クェート大使の娘がわざわざ偽名や演技を使ったのは、アメリカを戦争に参加させるためだったということですか?
 
みんなで議論
 先生は新聞の読み比べはもう古いと仰っていましたが、それはなぜですか?一年の時にある授業の講義で、一つの記事について○○新聞と、△△新聞の書き方の比較のようなことをしたので、気になりました。

メディアには責任は問われないのだろうか。

2、前回復習


 ノーム=チョムスキーのマスメディア論5つの要素

・メディアのオーナー(利益)
・広告(大衆)
・エリートの共謀
・反対意見の黙殺
・仮想敵
みなさんのコメント 反対意見の黙殺
 反対意見の黙殺であれば、ニコニコ動画の生記者会見がある。少し前、安倍首相が生記者会見をニコニコ動画で配信した。ニコニコ動画に投稿されたコメントには、安倍首相を非難するようなコメントはなかったが、それは、運営によってNGワードとして表示されないようにされていたためである。安倍首相への非難、反対意見は、運営によって黙殺されたということになる
反対意見の黙殺 同時多発テロの6週間後に制定された「愛国者法」をもとに同意を示さないテレビの出演者を降板させたこと
 *エリートの共謀
ジャニーズなどの人気な方をCMの顔にし、初回放送から何年までと契約期間を設け、その有名人が好きな方も含め商品を買ってくれる人の人数を増やしている
 *仮想敵
戦わなければいけない相手をわざとつくることで、世論をコントロールする。これについては今回の動画でもあがっていたが、仮想敵の具体例を挙げると、北朝鮮やテロリスト、コロナもそれに当たるだろう。わざと不安を煽ることで、世論をコントロールするのである

4、ヒトラーのプロパガンダ


コメント紹介
ヒトラーの演説に心を惹かれる自分がいた。初めの民衆が自分の話を聞くのを待つことで民衆の耳を傾け、伝えたいことは抑揚をつけて話し、頭に残るように何度も繰り返したり、民衆自身が動くようにそれぞれの心に訴えかける話し方をしていると感じた。カリスマ性のある、聞いている人の心を動かす話し方だった
一番最初に民衆が静かになるまでずっと黙ったまま立っていたヒトラーが印象に残っている。あれを見たときに私は、学校の先生を思い出した。学校の先生も集会などで大人数が集まったときにあのように周りが黙るまでずっと静かに圧をかけてきていたのでそれにすごく似ているのと感じた。

同じ言葉を使い続けることで「強調」し、国民達の「報復心」を滾らせる。同時にメディアを用いて「世論操作」をし、政治と実績から国民からの「信頼」を獲得する。「信頼」から本来ならば文句が出てくるはずであろう彼が行う「独裁」になんの不満を感じない。 このヒトラーのプロセスから私は恐怖を感じた。また、頭がいいとこういう事を言うのかと考えさせられる動画であった。
まず、国民が静まり、自分の話を聞こうとするまで待つという姿勢に驚いた。政治家は長々と話をする人が多いが、ヒトラーは端的に同じことを繰り返すことによってすごく内容が頭に残りやすい。ヒトラーは悪い人ばかり思っていましたが、失業者を減らしたり、車を乗れるようにしたりとすごく良い政治もしていたんだと初めて知った

一言で言うと凄くて、「そりゃ世論、コントロールされますわ」と感じた。恐らくあの場に自分も居たら、ヒトラーを支持していたんだろうなと思う。世論をコントロールするためにヒトラーの工夫がありとあらゆるところで見受けられた。例えば、最初静かになってから喋るであったり、同じことを繰り返し述べたりするなど。ヒトラーもリップマンと同じような考えをもって世論をコントロールしていたんだなと感じたし、ノームチョムスキーの5つの理論にも少し似ているところがあるのではないかと感じた

あれを見たとき、たとえ政治に興味がなく、内容を覚えていなくても、演説中の動きや口調といった部分の印象が強烈なものであり、ヒトラーやナチスの存在感を際立たせただろう。この演説には少しだけでも知ってもらうために印象付けようとする工夫が凝らされていると感じた。そのため、演説=見世物、一種の娯楽と置き換えて考えることで、ヒトラーの工夫が垣間見えるのではないだろうか
ヒトラーにはカリスマ性があると考えた。この時のドイツ国民は借金などで苦労しており新しいヒトラーのような革新である人がやはり選挙でえらばれるんだと考えた

ヒトラーのプロパガンダ
第二次世界大戦時、プロガンダ政策の成功
ルドルフ・ヒトラー(1889-1945)
国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の指導者。
1933年に首相就任、その後独裁政権へ
反ユダヤ政策、ユダヤ人迫害
1945年4月30日自死
ヒトラーとマスメディアの変容
新聞→ラジオ
集会(政策に関する演説)

演説のうまさ
ヒトラー、演説の演出
大勢の人、一同に
ラジオに全国に
音楽
行進
ボーズ
ヒトラーの演説
天性の演説能力
テーマや標語を絞る
あまり知性を要求しない
大衆の情緒的感受性を狙う
細部に立ち入らない
信条に応じ、何千回と繰り返す

→ウォルターリップマン『世論』→ヒトラー『我が闘争』
ヒトラー『我が闘争』
ヒトラーの自伝的要素と政治的世界観
第1巻: 罰
 第5章: 世界大戦
 第6章: 戦時プロパガンダ
 第7章: 革命
 第8章: 政治活動の開始
第2巻: 国家社会主義運動(ナチズム)
 第10章: 覆面としての連邦制
 第11章: プロパガンダと組織
「大衆は理解できない」「繰り返せ」

5、課題

この動画を見て、メディア論的にに考察をしてください。
余力がある人は、「のらくろ二等兵」の他の動画もみてください。


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