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第10回(6/29)プロパガンダ②―現代社会でなにがおきているか―

0、導入


ポージング
no women no cry



本日の講義の流れ
1、小テストのリプライ
2、質問への回答
3、前回の復習
4、プロパガンダ、5つの要素
5、わたしたちはだまされる:現代社会のプロパガンダ

1、小テストのリプライ

教育

「考えるきっかけ」を与えるコツは「待つこと」にとても納得したし、感心した。良かれと思って手を差し伸べる事が実は誤りでもあると考えた。
 
自分の意見に不正解がないので、自由に考えることができるのがマスメディア論を受けてよかったと思う理由の一つになってます

メディアリテラシー
「切り取りをするメディアを卑怯と思っていたが、それが本当かを考えてこなかった自分も自分だった」というコメントは、まさに現代の社会を表していると思いました。これが世論操作が簡単とされる原因でもあると思いました
 
私も週刊誌はいわゆるガセネタが多いとどこかで思っていたが、考え直すと週刊誌だけでなくどの大手のテレビ局や新聞会社でもすべての報道が正しいというわけではなくガセネタを意図的かたまたまかわからないが流すことがあるのでその考えは正しくないと思った。むしろ週刊誌はガセネタが多いというステレオタイプに見ていたことが怖くなった。

メディアとの付き合い方で、私は、一つのマス・メディアではなく、二つ以上のマス・メディアから、情報を収集し、その情報を比較して、自分で考える過程という時間を作るといいのかと思った。なるべくいろいろな視点から、物事を見ていくことは、すごく大切なことだと思ったため、一つの情報源から情報を収集して、視野の狭まったものの見方をするのではなく、二つ以上の情報源から情報を収集し、多角的な視野をもった見方をすると、それまで気づかずにいた視点に気づき、情報の分析ができると考えた。
言葉からうける印象
フェイクニュースと捏造の違いについて質問した者です。意味は同じであっても捉え方が少し変わってくるという先生の意見にとても納得できました。「捏造」という言葉の方がストレートに人に伝わる気がするので、私も「捏造」の方を使っていきたいと思いました。
ヤンキーを許容しない社会について
確かにテレビでヤンキーのいいところを報道されているのはみたことないなと思いました。自分はそれをみてなんでかな?ぐらいの軽い疑問を持っただけで特に考えたことはありませんでしたが、これがメディアによるヤンキーに良いイメージを持たせないためのステレオタイプなのかと言う考えをみて確かにそうだなと思いました。毎回の授業で他の人のコメントを見て気づくことがたくさんあるので自分もそういった考えを持てるようにぼおっーとみてるんじゃなくて物事を考えながらみれるようになりたいなと思いました。
 
政府やメディアは「ヤンキーのいいところを報道しない」というコメント、本当にそうだなと思いました。 でも、政府やメディアは「ヤンキー=ダメな人」とは思っていないと思います。ただ、「ヤンキーには、厄介な人が多い(警察が世話を焼かないといけない)」というのは事実だと思います。 だからこそ、世論操作として「ヤンキー=いいものではない」と伝えるのは正しいと思います。少しでも、ヤンキーの発生要因を削っていくのは当然だと感じました。
 
ヤンキーの話で何がいけないのかと先生が言っていのを聞き、自分とは違うところ(例えば化粧や校則を守るなど)への嫉妬などの人を羨ましいという感情が含まれているのかもと思いました。


質問

先生が持っている、少し変わったステレオタイプはありますか?
 
なぜ財力、影響力のある人のみの意見だけを聞いて、その意見を正当化させ世論として発信してしまうのか。


半年で800人死んでいる原因はコロナウイルスだがその死亡数よりもインフルエンザのほうがもっと多い。しかしコロナウイルスのほうがインフルエンザよりも警戒しなければいけないという風にマスメディアによって操作されている。これだけ見ればおかしな話だと思ったが、だからと言ってコロナウイルスを無視してインフルエンザにもっと意識を向けなければならないという考えにはならないし、なぜそう思えないか理由はわからないが良くないように思える。これは世論によって操作されており、悪く言えば洗脳されてしまっているからなのだろうか。

プロパガンダは本当に良いことで使われているのは何があるのだろうと疑問に思いました。聞いた限りではあまり僕たちには良いことではないように聞こえてしまいました。
 
プロパガンダは少数のエリートに行使されるっていう解釈で大丈夫ですか?

世論操作について、表に出ている情報は、操作されているものが多いと思うが、ニコニコ動画などで生中継されている国会討論の様子といったものは、生放送で、映像の加工やバラエティのしがらみがないため、世論操作の影響を受けにくいのではないか。
ネットの記事に踊らされているという情報もネットで得てしまっている。果たして真実とはどこにあるのだろうか。
 
プロパガンダ論や世論操作によって操られている民衆達はなぜ操られいることに気づけないのだろうか。私もこの授業を受講していなければ気づけないままだった。

以前の講義で政治的勢力によってマスメディアの自由が失われているということがあった。今回の講義では、お金を払うことで反対意見を抑えているということがあった。お金を受け取ることで、反対意見を書かないということがマスメディアの自由が失われているということなんでしょうか?

マス・メディア論としては仮想敵は作らない方がよいと思いますか。
 
先生がヤンキーは10時以降立ち入り禁止のコンビニができるかもとおっしゃいましたがヤンキーのいろいろな見方がいる中でその判断は可能でしょうか

現在のプロパガンダは安倍総理のこともいえますか?


仮想敵の話ではアメリカは戦わなければいけない相手を作り、「平和のための戦争」とマスメディアを通して世間に植え付けていたのか?と考えてました。
結局、何か黒い理由の先には、お金がある。本当にお金は世の中を支配しているんだなと痛感した。
アメリカがアフガニスタンを仮想敵にして攻撃を仕掛けた結果、結局アフガニスタンは核なんて持っていなかった。けれども国が大衆の意見を一致させるためにそこまでしてしまう。これが大企業や偉い人たちのお金稼ぎの一環として行われているなら非常に腹立たしい内容だと思った。
感想
仮想敵の二つについては全く思い当たらないので、日常に溶け込んでいるものなのかとても気になる。
戦うべき相手を作るということで行動にうつすという考えがなぜかとても心に残りました
仮想敵について私が考えたことは、敵なんていなくていいのにわざわざ戦わなければいけない相手を作って勝手に戦うのはすごく愚かな行為だなと率直に思いました。
感想
コロナウイルスは新しい感染病の為に皆が大騒ぎしているのだと思った。昔から、コロナウイルスがあったのならここまで大騒ぎにはなっていないと思う。インフルエンザでも、症状はバラバラで、軽症の人もいれば、死に至る人もいる。だが、インフルエンザはここまで大騒ぎになっていない。それは治療薬が開発されているからではないかと思った。治療薬がある安心感が大きいと思う。一方コロナウイルスは治療薬がまだない。だから、死者がでることにいつも怯えている。そして、コロナウイルスがすごく怖いものだと、メディアが発信しすぎているせいでもあるとおもう。
感想
仮想敵は、ヤンキーとコロナだと思います。実際にどうかよりも、その存在が「悪」であるということだけを強調していると思いました。
 
都知事選だってそうだと思う。マスメディアが注目している人しか、記者クラブの会見に呼ばない。このように政府やマスメディアが我々の頭の中を操作しているように思えて怖くなった。ある意味では日本もプロパガンダの強い?国なのかもしれない。
 
世論調査をして一体何がかわるのか、消費税増税をたくさんの人が反対すれば10%に上がらなかったのか、などマイナスのイメージばっかり持ってしまいました。
待つことが考えるために大切だということを聞いたとき私は教師などにはならないですが色々自分にも当てはまることがあるなと思いました。バイトなどです。また私の母はこの待つことができない人で今まで考えることがあまり許されなかったので、マスメディア論の講義によって考えることがこんなに楽しいことを初めて知りました。
前回の小テストで、リップマンの「世論」に興味を持ち、読みたいと書きました。今、実際に購入し、読んでいるところです。想像以上に難しく、理解するのに時間がかかり、少しずつ少しずつ読み進めています。内容は難しいですが、すごく面白いです。この本を読み、自分の世界を広げていきたいです。
こうやって講義を聞いていると世界の闇のような部分が本当に多く不安になってくるが、今現在生活することに何不自由なくできている。この安心感が利用されてどんどん情報を疑ったりする力、メディアリテラシーが損なわれていっているのかもしれないと思った。よく考えれば世論がおかしいことは理解できるはずなのに考えさせるということに至らせないようにさせられていると考えたら国を信じられなくなってくる。
 
授業の回が増すごとに情報に疑心暗鬼になる。しかし、これは調べればすぐに答えがわかり、それを疑わない現代社会の弊害だと思う。そして、マスメディア論で、この社会で能動的に生きるために必要なものを学んでいると考えると、授業に一層力が入る気がする。

2、前回復習

時間の関係上、ノームチョムスキーの理論は各自復習し、テストに答えてください。

・メディアのオーナー(利益)
・広告(大衆)
・エリートの共謀
・反対意見の黙殺
・仮想敵

シチュエーションがわかるような具体例を挙げて説明してください。

3、私たちは騙される:   現代社会のプロパガンダ


恐怖心が判断能力を失わせる
ナイト・シャマラン監督『ヴィレッジ』
村人は絶対に森には入らない
森にはモンスターがいるから(言い伝え)
本当に必要な情報から遮断された彼らは、実体のない「敵」に対する恐怖に支配され、判断能力を失って、何も考えずに「掟」に支配されていた。

感情に訴えかけ、判断をさせないもの=美人、赤ちゃん、動物

アメリカの戦争の始め方
1990年
湾岸戦争
イラクVSクェート、アメリカなどの多国籍軍
ナイラ証言(非道なイラク軍を批判)
ナイラは偽名。実際は駐在クェート大使の娘
証言はアメリカの広告代理店が演出
アメリカの戦争の始め方
1990年 湾岸戦争
イラクVSクェート、アメリカなどの多国籍軍
ナイラ証言(非道なイラク軍を批判)
「イラクの兵士がクウェートの赤ん坊を保育器から出し、次々と床に叩きつけた」
一気に戦争ムードに

ナイラは偽名。実際は駐在クェート大使の娘
証言はアメリカの広告代理店が演出
アメリカ同時多発テロの流れ
2001年9月11日 「アメリカ同時多発テロ」
煙を上げるツインタワー
旅客機が突っ込む
犯人は「テロリスト」
その一番トップはアフガニスタンのターバンを巻いた人たち、アルカイダ
大量破壊兵器を持っている
13日後、犯人の顔がメディアで流れる

アメリカ同時多発テロの流れ その後①

6週間後の2001年6月26日、アメリカ議会は新しい法律を猛スピードで通過
「愛国者法」
「テロとの戦い」のために、セキュリティを強化する
国民の個人情報は政府にすべて管理
電話、メール、図書館で借りる本
テレビでもコメンテーターの顔ぶれが変わった
アメリカ同時多発テロの流れ その後②
テロの翌月、事務所や新聞社に炭疽菌が送られる
「バイオテロの序章」と新聞社は報道
(犯人は、米陸軍感染症医学研究所の研究者)

アフガニスタンに大量破壊兵器はなかった

アメリカ兵士達は(戦争から帰った一般人の兵士はPTSD発症)、
彼らは何のために戦っているのか?
間違いだったで許されるのか。
アメリカ兵士達は戦争から帰った一般人の兵士はPTSD発症
彼らは誰と戦ってきたのか
なぜ彼は冷静になれなかったのか

さいごに

思考する余裕はなかったのか?
例えば、旅客機の残骸がなかったことに、なぜだれも指摘しなかったのか?

来週までの課題(小テスト)
「Eine Rede von Adolf Hitler (アドルフ・ヒトラー氏の演説)」
https://www.youtube.com/watch?v=hHOBS1QUIak
を見て、感じたことを書いてください。

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