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2020年秋学期広報情報論(広報学)第7講 伝統とモダンの混在 ー新聞社にみる京都三条通りの都市形成ー

1、本日の講義の流れ


講義の受け方
今週の気になったニュース
コメントカード紹介
近代京都の新聞発行
新聞社の位置関係
三条通りの様相

<5分間スピーチ>
このスピーチをして復習できてるおかげか、他の科目よりも1週間後の記憶がある。相手に分かりやすく話す為には自分が完璧に理解しておかないといけない。頭で考えるのと話すのは内容は同じでも全く異なる。

そろそろスピーチにも慣れてきて、自分の言いたいことがすっと出るようになってきたと思います。人前で話すのはすごく緊張して上がってしまうので、家で一人で声に出して話すのは良い練習になっていると実感しました。

これまで次に話す内容を話ながら考えていたため、言葉に詰まってしまい、5分が経ってしまうということがあったので、初めにある程度の道筋を立ててそこから派生して話を進めるというスタイルでやってみると、今までよりもよりスムーズにスピーチすることができたと感じた。


2、コメントカード紹介


<メディアのありかた>
田中さんのサイトで、国会記者会館に入ったら警察を呼ばれたというニュースがあり、公権力とジャーナリストの結びつきを感じた。本当のジャーナリストは田中さんのように記者クラブシステム等に頼らず自ら主体的に活動する人だと感じた。

メディアという存在は、意図的に社会に歪みを作り出し、そこから利益を得ているように思えます。そして、そこから生じた損害について、メディアが責任を負う事はないのです。メディアに責任を問う方法が現状の法律的枠組みの中では存在しないのでしょうか。戦争時においてもコロナ禍においてもマスメディアは社会に悪い影響を及ぼしすぎです。私は、彼らに責任を問う仕組みが必要だと考えています。


テレビは大規模であり、ゆえに正しい情報を得られるというかつての固定観念がもう完全に失われた。

ネットの情報は不確かなのに対し、マスメディアの情報は正しいという認識をどこかで持っていたことを反省した。

「日本はいつまで先進国と言えるのでしょうか」という先生の言葉について考えたが、2019年のジェンダーギャップ指数は121位。いくら先進的な技術があろうと、当たり前の平等がなければ、もう先進国とは呼べない。


<核>

核兵器禁止条約に日本が批准しない件について。唯一原爆が落とされた国であるのにこの条約に参加しないのは不思議に思いました。日本が取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、抑止力の維持、強化を含め核軍縮を前進させることを追求するにあたってこの条約は日本のアプローチとは異なるという加藤官房長の話が私にはあまり理解できなかったです。


脱炭素社会の実現のための原発新設というニュースが気になりました。原発と聞くと恐ろしいものというイメージがありますが、立派な私たちの生活の基盤になっているものだと思い出しました。


汚染水については、トリチウムという物質が内部被ばくを起こすという事が分かりました。アメリカではトリチウム分離を行っており、日本も汚染水を海に流すのではなく、技術開発を進めるべきだと感じました。

核兵器禁止条約を日本が一向に批准しようとしないことに関して、私は諸外国の意見と同じく失望している。私は広島出身ということもあり、親戚に被爆した人もいて幼い頃から戦争や核兵器の恐ろしさについて聞かされて育った。そのため日本は核を使用された国として未来のために核兵器反対の意思をしっかりと示してほしいと感じる。


<連帯責任の考え方>
大麻を使用した部員以外の部員も同じように活動停止処分が下されることについて。私も、他の部員は何もしていないのに罰を受けるのはおかしいと思いました。でも、連帯責任であることによって、大麻などの違法薬物等の使用が軽減されているのではないかとも考えられると思いました。


<大麻への認識>
大麻については何も知らなかったので、違法だからおそらく危険なものだというやんわりした認識だった。調べてみるとたばこや酒は合法であるにもかかわらず大麻は違法というのはやはりおかしいと感じた。違法だから議論の余地なくダメという認識ではなく、その法自体も人が定めたものなのでそこから疑ってかかることも重要だと感じた。

<日本の風潮>
私は、昔からなぜ、日本社会は連帯責任という考え方を重じているのか疑問に思っていました。小学校の時にも、自分はふざけてないのに同じ班員だからという事で連帯責任として怒られたりしていました。その時からずっと連帯責任というそのものの概念に疑問を抱いていました。
もっと、日本社会は良くも悪くもいろいろな面で「個」を意識するべきだと感じています。


大麻使用で他の部員達も罰せられる件について。確かに他の部員は何もしていませんが、「チーム」として考えると全員の謹慎はやむを得ないと考えます。「俺たちは関係ない」と言ってしまうのなら、チームである必要は無いかと思います。共通目標に向け、全員で心身共に協力し合い、責任を共同で背負うからこそのチームです。少年漫画のような理想論かもしれませんが、私はチームという特異性をそう考え、そう信じたいので、全員の処罰はやぶさかではないと考えます。

大麻の使用に関して取り上げられていたが僕自身の考えとしても、一度大麻を利用した人間を社会不適合者のような見方をするのはどうなのかと思うし、そういう報道をする傾向にあるなと思う

<予防接種と報道>
韓国で、インフルエンザの予防接種の死者が出ていることに驚きました。調べてみると、まだ日本ではそのような事例が出ていなかったが、今年インフルエンザの予防接種を受けるのが不安になった。でも、日本ではコロナウイルスとの同時流行の懸念が高く、インフルエンザの予防接種を受ける人が多く、ワクチンが行き届いていないというニュースを見た。日本には、韓国で死者が出たことはあまり報じられていないので、このニュースが日本で広まったら、インフルの予防接種を受ける人は減少するのかどうか気になった。

韓国のインフルエンザの予防接種後に59人死亡したという問題ですが、調べてみたら品質管理に問題があった可能性があり、ワクチンとは因果関係がないそうですが、果たして本当にそうなのか不安になります。日本では今のところそのようなニュースは出ていませんが、もし日本で死亡の例が起こった場合でも、コロナとうやむやになってきちんと表に出てくるのか怪しいと思います。


<性教育>
しかし成長するにつれ、「性教育」も男女一緒に受け、理解を深めあっていかなければいけないのではないだろうか。

タブーである風潮から性教育をしっかり行っていないにも関わらず、避妊をきちんと行えなかった人に対して、寄り添った対応をできないことも、性教育の遅れの一部だと思った

<講義について>

性教育や大麻など、「日本が遅れている」ことばかりが講義で取り上げられているように感じます。
もちろん、このようなことに関して考え、議論することは必要だと思います。しかし、日本が世界的に進んでいる事象についても考えてよいのではないかと感じます。複眼的な視点で捉えることで、真の理解を得ることができるのではないでしょうか。


性教育や大麻など、日本ではタブー視される事柄が多いように感じます。だからといって、これからすぐに友達などに自分からそのような話題を振ったり、話したりすることもできないのが現状です。なので、学生の間に、そういった日本ではあまり語られることのない話題について、学生同士で意見交換できる場があれば良いなと思いました。


なかなか日本ではタブー視されている問題に踏み込んでいる授業で、受講していてとても楽しいです。


ニュースに直接関係することではないですが、「お金を払ってニュースを手に入れる」ということについて、「お金を払って情報は手に入れてください」と言い切ってしまうのは少し無理があるように思います。その選択肢を思いつかない人もまだたくさんいるだろうし、わかっていてもそうまでしたくないから情報難民な人が多いのではないかと思います。もっといろんな情報にいろんな人が簡単にアクセスできるようにすべきではないかと思います。


<その他>
砂糖の依存性について触れられていたが、自分は勝手に甘味料と呼ばれるものを摂取しすぎることはよくなくて、ただの砂糖ならOKという認識だった。


3、今週の気になったニュース


マスクで感染予防は根拠なし WHOが新指針で改めて強調

ワクチン接種無料、閣議決定…政府が健康被害の賠償肩代わり 


<ニュース>

"「ニュージーランド、安楽死容認 国民投票で賛成65%」というニュースが今週最も気になりました。
日本では、安楽死についてあまり目立った議論は行われていません。しかし、ニュージーランドではこんなにもオープンに議論を行っていることに驚きました。性教育の時にも思いましたが、日本のスタンダードはもうすでに世界から遅れてしまっていると感じました。

<脱炭素>
2050年までにCO2排出ゼロが気になった。日本の経済市場を牽引する存在は自動車産業である。それもガソリン自動車が、戦後日本の発展に大きな役割を担ってきたのは言うまでもない。CO2ゼロを目指すという事はガソリン自動車から電気自動車へのシフトを目指しているとも言えるのではないでしょうか。今回の菅総理の宣言は、日本の経済界にとって、大きな激震になったのではないかと考えている。テスラがトヨタの時価総額を超えたのは目新しいですが、仮に電気自動車や自動運転等が実用化された場合、日本経済、ひいては雇用に大きなインパクトをもたらすのは間違いありません。国家レベルで自動車産業の変革や保護を図っていこうという菅政権のビジョンを垣間見ました。





4、明治前期の京都の新聞発行

三条通りへの注目
三条通りの歴史
平安時代より、江戸と京都を結ぶ主要道路、東海道
東は京都市山科区の四ノ宮、西は嵐山の渡月橋
三条川端の位置付け=京都の窓口
馬借 東洞院まで

烏丸通の拡張
三条東洞院(竹田街道など)


5、通信事業と新聞社

通信施設の所在地
京都郵便局…三条東洞院 北東角
京都電信局…三条東洞院 北西角
京都電話局…三条東洞院 南東角


郵便の変遷
・慶応4年閏4月 新政府は駅逓司を設置
・  同年10月 一部が東京に移転
・明治2年5月  廃止
・明治3年2月  駅逓司の京都出張所が設置
・明治3年11月27日 姉小路通東洞院南西角旧金座跡 駅逓司郵便役所設置
 (明治4年3月から開始される東京・京都・大阪間の「新式郵便」)
・明治8年 京都郵便局と改称
・明治12年 京都郵便局は、三条東洞院北東角に移転
 (社屋は洋風木造二階建。明治32年に焼失)
・明治35年 新社屋、煉瓦造2階建のネオルネッサンス様式の洋館が竣工

京都郵便局(明治35年頃)          地図:19
電信の変遷
・明治5年4月 河原町三条一筋上ル東側に西京電信局設置
・明治5年5月 京阪間で電信開始
・明治5年9月 東京―京都間が試業開信
・明治7年2月 西京電信局、三条東洞院北西角に移転
・明治20年  京都郵便局と京都電信局が合併。京都郵便電信局

*明治4年2月 京都府が独自に京阪間にて電信架設
新政府の事業に先んじて計画
「方今文明にして、知識日(ひび)に開く。電機以て五方の信を瞬間に通ずべく、天狗を倩(やと)ひて急脚を累(わずら)はすを須(もち)ひず」
電信…旧来の飛脚に代わる文明開化の象徴


三条東洞院(明治35年頃)        地図:21&19
電話の変遷
・明治20年 京都では疏水工事用に電話の敷設
・明治29年 三条通東洞院西入に京都電話交換局が設置。      電話加入の申し込みを受付を開始(一般普及)
・大正15年(1926) 鉄筋コンクリート造3階の洋館が建築
旧京都電電公社(昭和50年頃)       地図:22


洋館建築の必要性
新聞社=日本の最新の会社
   =最新の情報が集中する場所
最新の情報が必要な会社&近代にスタートした会社=銀行、保険会社など
最新の会社=木造建築?!→レンガ作り
洋館建築の街並みが完成(東京銀座も同様)

拡張工事が行われず、洋館の通りが現存


6、来週の予習

来週と再来週
シラバス通り、ディスカッション

11月12日 ディスカッション(9時スタート)

11月16日 レポート提出
11月19日 学生さんのレポートの講評(たぶん9時スタート)

来週までの課題=ディスカッション&レポートのテーマ決め


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