見出し画像

第12回(7/13)手塚治虫漫画をジャーナリスムとして考える

0、導入


今日の音楽
欅坂46『サイレントマジョリティー』

今日の講義内容
1、樋口が気になったニュース
2、前回の復習
3、コメントカードへの回答
4、手塚治虫漫画とジャーナリズム
5、次回までの宿題
6、期末レポートテスト

1、樋口が気になったニュース


気になるニュース
コロナで食品表示ルールが変化 原料が輸入品でも「国産」表示可能に

https://news.yahoo.co.jp/articles/cb2b4c0e9da8dc916253d19e338bfc55f94f4708?fbclid=IwAR3-d6StXjNs6eCefzx9vvjjLI1Dg2sFRyNMh4MBx-uOyfAidnuGV4f-Bxk
→コロナの影響?

ウイグル

ウイグルについて調べているとテレ朝の小松靖アナが「ウイグル問題は我々メディアも非常に扱い難い問題。中国当局のチェックも入りますし、我々報道機関でウイグル自治区のニュースを扱うのはこれまでタブーとされてきた。去年、共産党の内部告発の文書が出て、NYTが報じて我々が報じやすい素地が出来た」と突然告白したという動画を見つけました。やはりここでも前回考えさせられたメディアの闇の部分を感じました。
→探してみてください

中国の恐怖政治
なぜ現代でも恐怖政治が行われているのか
未然に防ぐことはできなったのか

気になるニュース
香港国家安全維持法
アジアにおいて、今世界てなにが起きているのか。私は日本のネットニュースなどを見ますがここまで真剣に世界へ目を向けて考えたことがなかったです。今回の講義で社会だけでなく、世界へ目を向けることの重要さが知れたと思いました。

香港のデモは、私もテレビのニュースやSNSで知りました。日本人ももしかしたら逮捕されるかも知れないと言っていて本当か知りませんがもしそうなら非常にやばい出来事です。独立の旗を持っているだけで逮捕されるというのを見て、民主化運動を抑え込もうというのが強烈になったんだとおもいます。

中国の恐怖政治
なぜ現代でも恐怖政治が行われているのか
未然に防ぐことはできなかったのか

『サイレントマジョリティー』

2、コメントカードの回答


山本美香さん
美香さんの考えは、とても芯の通ったもので、それを実際に行動できる勇気が本当にすごいです。この講義を受けるまでは、ジャーナリストというのを曖昧に理解していましたが、今回の講義でジャーナリストの姿というのが理解できました。 私たちが住んでいる日本はとても平和な国ですが、どこかの遠いところでは戦争をしている国があります。その国を救い出すためには、何をすべきか何を伝えるべきかを慎重に考えていきたいし、考えるには、美香さんのようなジャーナリストをたくさん調べて発見し、何が伝えられているのかを確認していきたいです。

山本美香さんについて、まず私はこんな素晴らしい人がいるのかと驚きました。山本美香さんはジャーナリストは彼らの存在を世界に伝え考えるきっかけを作っていく。と発言していますが実際にこのジャーナリズム論を通して、わたしは子供兵士について深く考える機会を作らせてもらいました。この講義を聞いて考えない人はいないと思います。山本美香さんが命をかけて取材してくれたからこそ子供兵士について知ることができました。美香さんが発した言葉は実現されており、きっとこれからも発信され続けると思います。

美香さんの「医者には医者の、ジャーナリストにはジャーナリストの役目がある。医者は目の前で苦しんでいる人を救い、ジャーナリストは彼らの存在を世界に伝えることで、どうしたら救うことができるか、考えるきっかけを作っていく。」ということを聞いて、納得しかできないとおもってしまった。人々が自分の役割を最大限理解し、自分の立ち位置を考えなければならないと思いました。

→自分について考えるきっかけ

山本美香さんの活動を動画で見ました。目の前でジャーナリストが打たれて死んでいく時や、ホテルにアメリカ軍の攻撃が及んだ時、山本美香さんはとてつもない恐怖でいっぱいだったと思います。しかし、山本美香さんは恐怖に負けず、人々に伝えたいという強い想いから、カメラを回している姿を見て、これが本当のジャーナリストなのだと感じました。しかし、本当の事を伝えることを拒む政府や、政府のために正当化されていくジャーナリズムに対して、山本美香さんのように本当の事を伝えたり、自分の仕事に意義を持っている人たちの発言や活動は、邪魔だからといって規制したり制限したりする日がくると考えました。

→どんな社会になるか、このコメントを忘れず
テレビについて
テレビを見なければならないという風習ができた背景には、テレビの情報は正しいという固定概念が関係していると考えます。小学生の頃、先生から「新聞やテレビを見なさい」と言われました。その理由は、「新聞やテレビは正しいから」と言っていたことを覚えています。今その言葉について考えると、きっと国民は、政府の言葉やジャーナリズムなどの様々な情報を鵜呑みにしているのだと感じました。だからこそ、テレビを見なければならないという風習ができているのだと考えます。→時代は変わりました
テレビについて
テレビはみんなが知りたい情報を伝える媒体というよりも沢山の人達に悪い言い方をすれば間違った情報を効率よく流すのにはなかなか優れた媒体なのではないかとおもっている。今、テレビのニュースやワイドショーは高齢者が支えているのではないかと考えている。なぜなら高齢者はテレビや新聞に対する信頼度が異常なほど高いのではないかとおもっている。

→テレビの選挙の事前調査、コロナで若者の感染者が多い

テレビについて。ポイントはテレビは手軽に見れるということ。

テレビのニュース内容がほとんど嘘であれば、なんのために報道されているか本当に分からないと感じました

テレビ見なきゃいけない理由はないがテレビが生活の一部になってしまっている。YOUTUBE同様、テレビの最大の利点は何も考えずにぼんやり見ることができることなので、お昼のワイドショーなどのメディアの誤情報が勝手に頭に刻み込まれて、メディアの情報が正しいと思う人がいるのではないかなと思います。
テレビについて
テレビはなぜ見なきゃいけないのか。それは自分で調べたことと照らし合わせてテレビ局が秘密にしたいことやその特徴を知ることができるという考えをもった。 肩書だけでも専門家とつければ深く考えない人へは有効打になるかもしれない。 テレビはCMなどで他の会社からの恩恵を受けていると思う。さらに政府の都合の悪いことを言わない代わりに何らかのものをもらっているかもしれない。

●メディアを信じられるか

コメントで、政府やジャーナリズムは信用できないという声が多く見られましたが、むしろ信じない方がいいと思いました。今の日本のジャーナリズムの現状を知らない国民は多いと思います。また、ニュースの情報を鵜吞みにしている人もいると思います。しかし、それは政府の思う壺であると感じます。私たちは、情報の取捨選択を行い、常に政府やジャーナリズムに対して疑いの目を向けなければならないと感じました。

ジャーナリズムについて

私は正直ジャーナリストに良いイメージをあまり抱いていなかった。戦場ジャーナリストといった存在も、危険な場所に赴いて命をかけて報道しているように見えるものの、実際にどうかは私にはわからないため、戦争の被害にあった人たちの写真で稼いでいるといった、悪いイメージが先行して素直な視点で見ることができなかった。しかし山本美香さんは実際に戦場で命を落としているため、不謹慎ではあるが重みが感じられ素直に見ることができた。こういった人が本物のジャーナリストなんだと感じた。
声をあげること、ツイッターの削除

政治への眼差しのところで、私は国民が声をあげる行動や勇気にとても意味があると思いました。例として、「#検察庁法改正案に抗議します」というツイートが挙げられると思います。1人の女性会社員がツイートしたこの言葉が瞬く間に広がり、多くの芸能人も抗議の声をあげ、テレビやラジオなどあらゆるマス・メディアを通して大きく紹介された結果、この法案の成立が実際に見送りとなった。

3 質問への回答


質問
子ども兵士として連れ去られてそのあと保護されたとしても人を殺めたことに後悔して立ち直れなくなった子供たちはどうしているのか気になった。

キャパが最後の写真を撮った後に地雷にあたって死んでしまったが、その地雷で死んだのならそのカメラ・写真はなぜ残ったのかと不思議に感じた。ここが気になりました。


質問なのですが、ペーパーの質問で痛いところをつかれた場合、下調べなどをしても答えられないようなことがあると思いますか。また、そのような場合は、質問に対しての回答はしないのですか

中国がこれほど「無茶苦茶」なことができるのは なぜですか?

手を差し伸べず、助けず、動揺せずにシャッターを切り写真を撮り続けた意味をどう私たちが理解すれば良いのか?

人の活躍や死についてどのように受け止めるべきか、どのように考えるべきか疑問に思いました。

山本美香さんのような命を懸けて戦場に行ってる人がいるのに対して、政治の機嫌を取るジャーナリストもいるということからジャーナリストは幅広いものであると思いました。なぜ、同じジャーナリストでも収入が大きく異なるのか?

●本当の情報の手に入れ方

テレビを見なきゃいけないとまではいかないですが、理由は、私たちが情報を入手する手段の1つであり、1番簡単に入手できるからだと思います。 コメントで「何を信じたらいいのか分からない」と書いてありましたが、そうならないために動いている人がたくさんいます。講義で紹介された田中龍作ジャーナルもその内の1つだし、他にも今のリアルを映し出せることができるサイトは、YouTubeだと思います。なぜなら、YouTubeはよっぽどのことがなければ削除にはならないので、本当に情報が欲しければ、リアルを映し出してる動画やYouTuberを探せばいいと思いました。 信じれないものを見つけるのではなく、信じれるものを見つけるのが大切だと思いました。

4 復習:戦場ジャーナリスト:山本美香


前回動画をご覧ください

5 漫画はジャーナリズムか?


漫画家 手塚治虫
1928年11月3日、大阪府豊中市に3人兄弟の長男
関西大学の創立者の一人であった祖父・太郎
田河水泡「のらくろ」などを愛読
昆虫をこよなく愛し、
戦争体験から生命の尊さを深く知り、
大阪大学付属医学専門部 医学の道を志して後年医学博士になるが結局彼自身が一番望んだ職業を選んだ。
すなわち漫画家、アニメーション作家である。
ピアノ奏者
漫画家 手塚治虫 代表作
『ジャングル大帝』
『鉄腕アトム』
『リボンの騎士』
『火の鳥』
『どろろ』
『ブッダ』
『ブラック・ジャック』
『三つ目がとおる』
『きりひと讃歌』
『アドルフに告ぐ』
 ほか多数
『きりひと讃歌』
小学館「ビックコミック」1970〜1971年連載

あらすじ
世界に誇る近代医療設備とアカデミックな研究機関をもつM大医学部の
付属病院
天下に名高い名門病院は、隔離病棟第六十六号室の患者にお手上げ状態
患者が雁患していたのは「モンモウ病」
突然凄まじい頭痛に襲われ、獣のように生肉を欲するようになり、やがて体中が麻郷して骨の形が、変形
犬·タヌキのような風貌になるという恐ろしい難病
雁患すると一ケ月以内に呼吸麻郷で死に至る
M大では、この奇病の診断結果をめぐって、
意見が真っ二つに割れていました
第一内科医長·竜ケ浦教授は「伝染病」説を唱え、これを学会で発表することで日本医師会会長になろうと画策
主人公で、竜ケ浦教授の部下である小山内桐人はこれを否定
「川の水や土質に由来する中毒」、「風土病」説を主張
桐人は、モンモウ病発祥の地の四国の山あいにある犬神沢村に
隔離されたモンモウ病患者を見つけてしまったことから、村民に命を狙われる
自身もモンモウ病を発症
自身が医局を除名処分
すべて竜ケ浦教授の策略
犬人間の見世物として台湾に売り飛ばされ、脱出を果たすも再び捕らえられて…桐人の一受離は続く
一方、桐人とともにモンモウ病を調べていた友人の占部
アフリカの奥地で発生した奇妙な病気がモンモウ病
この事実は、桐人の「モンモウ病=風土病」説を裏付ける
占部は、同地で命を救ったモンモウ病の修道尼ヘレン.フリーズを日本に連れ帰るが教授は聞く耳を持たない
独自の調査で徐々に病気の核心に迫る占部
竜ケ浦教授によって医局を追放され、絶望のうちに精神を崩壊
自身に都合が悪い証拠はすべて握り潰した竜ケ浦教授は、会長への
道を確実にしていきます。
しかし運命は、栄光とともに、彼に皮肉なギフトを授けようとしていたのでした

『きりひと讃歌』をどう読み解くか

やがて体中が麻郷して骨の形が、変形
アフリカの奥地で発生した奇妙な病気がモンモウ病
「川の水や土質に由来する中毒」、「風土病」説を主張
隔離病棟
自身に都合が悪い証拠はすべて握り潰した
現代社会の問題
漫画のジャーナリズム性
自分自身の読み方次第で、ジャーナリズムになり得る

5、課題

アニメはジャーナリズムになるか?
「戦争のつくりかた」アニメーションプロジェクト-What Happens Before War?-


・感想と考察(出来るだけ多く)

ひとつ、仮説を立てます。コロナと戦争と仮定すると?何か考察できる要素はあるか?

6、期末レポートテストについて

期末レポートテストの論題
第一問 ジャーナリズム論で学んだことをまとめる

第二問 自由記述(この講義を受けての感想、オンライン講義の感想)


期末レポートテストの論題
第一問 ジャーナリズム論で学んだことをまとめる

①テーマを決める
3つ以上。例えば、「テレビの必要性について」、「コロナと専門家会議」「山本美香さんの動画をみて」

②1つ目のテーマを自分なりに説明
「テレビの必要性について」
500字以上
*10歳の子どもに伝わるように
*あなたのご両親に伝わるように

③2つ目以降も同じ
期末レポートテストの論題
採点基準
1、わかりやすいか(誤字脱字NG、*10歳の子どもに伝わるように*あなたのご両親に伝わるように)
2、テーマの内容(講義を深くうけていたか)、テーマの数

加点ポイント
講義のみならず、講義から発展して、自分で学んだことを書く(例えば動画を見た)

提出方法などは追って連絡。

よろしければサポートお願いいたします!サポート頂いた資金は、次の旅の原資にし、また楽しい情報をお伝えさせていただきます!