真綾

小説投稿サイトでも作品公開しています。こちらにはエッセイを中心として活動していく予定です。

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最近の記事

喫煙部屋を間違えて予約してしまった時の絶望

こんにちは。現在旅館で働いている真綾です。 これは、実際に自分がやらかしたヘマなのですが、皆様のお役に立てればと思います記事にしました。 間違えて予約しちゃったよ好きなアーティストさんのライブで遠征した時の出来事です。予定よりも現地に早くついたため、先にホテルのチェックインを済ませました。 部屋に入ると染みついたタバコの匂いが………!!私は予約した情報を確認し始めます。 しっかりと「喫煙部屋」の文字があり私は携帯を見て固まってしまいました。 最近のホテルは「喫煙」できる部屋

    • お祓いに行ってきたレポ

      こんにちは。 今年後厄の真綾です。最近文章を書けていなかったリハビリも兼ねてレポにならないレポを書いてみようと思います(写真などを取っていないので( ;∀;)) 今回は不動明王が祭られている多気山不動尊へお祓いに行きました。元々お祓いには行こうと考えていて、友人が行くと言うので便乗させてもらいました。 これも何かの縁かなとワクワクです。 初めて行く場所でとりあえず「階段を登るよ」と言われたのでどんな感じかドキドキでしたが、登り切った後に珍しく体調不良に……。貧血気味になっ

      • メモとると、頭がスッキリする話

          はじめに  今思えば、お母さんが「小説家になりたい」と言ったときに否定することはせずに「頑張りな、それなら今から思いついたネタを書き留めておくのがいいよ」と言われたのが始まりだったと思います。  アドバイス通りにポケットに入るくらいの小さなメモ帳を100均で買ってきて「このメモ帳をいっぱいに出来るかな」とワクワクしていました。  今は、ノートに書き留めるだけではなく、Nol aというアプリを使用してメモを残しています。  真面目にメモを取っていた私は、気がつくと小

        • 旅館って

           こんにちは。体験談をまとめてみたいなと考えていて書き始めた記事になります。  注意書きとして【全ての旅館業に当てはまるもの】ではありません。私個人が経験してきた内容を書いています。 ①客室までの案内  旅館は基本的に客室までの案内をしますが、ビジネスホテルなどは各自でお部屋に行くと思います。  私のイメージとしては「ホテルは各個人で好きにしていいよ」みたいな感じで旅館は「従業員がお手伝いをする」みたいなイメージです。  注意】人手不足を言い訳にしてはいけないのですが、隅

          2023年の振り返り。支離滅裂ですみません

           実は本厄だった2023年。  2024年が本厄だと思ってたので、事実を知った時は驚きました。 お祓いをしなければならない事件が発生してその時に厄年の事を知りました。お祓いをした神社と相性が良かったのか、とてもスッキリしたのを覚えています。  こんにちは、はじめましての方もいらっしゃるかと思います。真綾です。  正月の仕事も落ち着き、振り返りを書いてみたいと思いました。  いや、振り返るほど一年間の記憶が何処にも残っていない!!!何も覚えてない( ͡° ͜ʖ ͡°)

          2023年の振り返り。支離滅裂ですみません

          学生時代のが、時間使えてたんじゃない?(前回のタスク管理の続きのお話)

          学生時代の方が、やりたいことがやれていたような気がする……とある日、タスク管理下手だなと考えていた時に、思いました。 確かに、社会人の方が断然時間が学生よりも限られてきます。 仕事も残業があれば、学生時代の様に決まった時間に終わるとは限りませんし、一人暮らしなので、家事などやることがこまごまとあります。 その中でも、自分の夢を叶える人、趣味を充実させている人が居るので、自分にも頑張ればできるんじゃ、と。 タスク管理が苦手な自分の改善方法|真綾 (note.com) 前

          学生時代のが、時間使えてたんじゃない?(前回のタスク管理の続きのお話)

          創作占いをしてもらったレポ(占い者 水煮さん)

           水煮さんの存在は知り合いの方に教えてもらいました!!「占いも抽選で中々当たらない」と聞いていたので、当選するまで時間結構かかるのかなって思っていたら、二回目の応募で当選!!  これは何かご縁があるのだなって思って占いを受けました。  個人的な解釈も入っているので何となくで読んでもらえると嬉しいです。  水煮さん  https://note.com/mizunican    まずは、こちらの情報を伝えました  ①占って欲しいことを伝える。  ②創作占いなので、作品を見ても

          創作占いをしてもらったレポ(占い者 水煮さん)

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑪最終話

           神聖な場所に蒐(あつむ)が来られるわけがない。明らかに正気ではない蒐は私の姿を見て嬉しそうに笑った。  優しく私に笑いかけてくれていた。侻(たつ)と遊んでいる姿を見ると蒐は分かりやすく拗ねていて、桜花が優しく諫めてくれていて。  目の前にいる蒐は「本能そのもの」の妖。見ると蒐の体についている血は固まってきている。  私を見ているようで、私を見てない。どこか虚ろな瞳。 「戻って来ないから、迎えに来タ」  座り直し私は蒐に対峙する。白巳が気が付かないはずがない。私の勘違いじゃな

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑪最終話

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑩

           朝も夜もない空間だけど、睡眠をしたいと言ったら白巳が寝るときに与えられた部屋だけは暗くしてくれるようになった。  馴染んできた場所。樰翡も私のことを認めてくれた。  ずっと昔から居るような安心感を樰翡の隣で感じていたのに気が付かないフリをしていたのは私の方。  夢で見たのはきっと、夕雪達の過去。夕雪もまた樰翡に惹かれていった。  私と同じように、隣に居れば居る程自然と心が彼に傾いていく。 「なんだ、私だけじゃない。夕雪も生まれ変わりだったんだ」  私はさらにその生まれ変わり

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑩

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑨

           寝室にしている部屋には白巳はよほどの用がない限り入って来ない。「女性」である為と白巳入っていて、樰翡にも頻繁に足を踏み入れない方がいいと話していたのを聞いている。麗しい容姿をしている樰翡の性別は果たしてどちらなのか分からない。男性でもあり得るし、女性でも納得をしてしまう。 「準備が整いましたぞ」  部屋の入口で白巳は両手で抱える程の包みを持っていた。私が入室を許可すると嬉しそうに入ってきて風呂敷を広げる。  寸法を測っていったわけではないのに、白巳が用意してくれた巫女服は私

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑨

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑧

           気が付くと私は眠りについていたようだ。天候などの影響を受けない場所なのでどのくらい寝ていたのか分からない。床にそのまま眠っていたが体が痛くなっていることは無く、ゆっくりと起き上がる。  妖達が側にいてくれるようになってから私は「孤独」を感じないようにしていた。人とは違う彼らでも側にいてくれれば己の心は守られる。  偽りの関係だったとしても私は彼女達が大好きだったことは変わらない。 「起きた・・・か」  入り口に樰翡が腕を組んで立っている。瞳には戸惑いのような、何かを探るよう

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑧

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑦

          「ここは神の庭です。人間である貴女がどうこうできる場所じゃない」  白巳は先ほどまでの緊張感が取れ、気楽にこの空間の説明をしてくれる。 ・神の庭のため主である樰翡様の気持ちに左右されることがある。 ・穢れが許されない場所である。流血沙汰を起こさないこと。 ・むやみに樰翡様のことを呼び立てないこと。神には神のやる事がある。  普通であれば畑を耕し明日を生きるために懸命に仕事をしていくのだが、飢えも何も存在しない場所である。人の時間とは違う神の領域。  人が住む場所では雨が降らね

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑦

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑥

           白巳と名乗った神の使いに誘われるままどれくらい歩いただろうか。どこまで続くか分からない澄んだ空が広がり景色に何の変化もない場所から目の前に白い社が見えてきた。湖にある龍神が祀られているものに酷似している。湖にあるものと違うところをあげるならば、色が真っ白なことと人一人くらいが入れるくらいの大きさをしていた。 「着いたぞ」  白巳は社の中に入っていく。外見からする奥行きよりも広く、置いていかれないように後をついていく。 「ここは樰翡(ゆきひ)様の力で出来ている空間だ。外見だけ

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑥

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑤

           一週間後、準備が整えられた。  予想していた通り妖怪達に猛反対されたけど。     『どうして細波が行かなくてはならないんだ』  婆様の家から帰ってきた夜、大事な話があると妖怪達を全員集合させた。話を聞いた妖怪達は誰も口を開く事をしない。 蒐だけが激怒していた。 『他の奴ではいけないのか。わざわざ細波が行く必要がどこにあるのだ』  感情のまま妖気を放出する蒐に弱い妖怪は怯えるように身を寄せ合わせている。桜花は蒐の行動が予測できていたのか頭を押さえていた。 『誰かが行かなきゃ

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ⑤

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ④

           異変に気が付いていない村の人は居ないはずなのに、沈黙を貫いていた理由を私は知らない。   奈々がまたしてもお祈りをしているときにひょっこり顔を出したのは前回から二週間くらいが過ぎてからだった。 「おいのりしてるの」  普段はニコニコしている奈々の目元には生気が薄っすらとしか感じられなかった。ちょこんと隣に座り込む奈々を私は抱き寄せるようにしてその頭を撫でていた。 「りゅうじんさまはおこっているの」  夢に出てくる寂しがり屋の神様のイメージが強い私はその問いかけに直ぐに返事を

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ④

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ③

          「こりゃぁ、油揚げだな」 「俺の取っておいた団子食べた奴は誰だ」 「魚はやっぱり生だな」 「何を焼いた魚のが美味しいに決まってらぁ」 「それ違う、おいらの尻尾。食べ物じゃない」  各々好きな食べ物に夢中になっている。妖達が大勢いるのに地獄絵図というよりもお祭りのような賑わい。  私の周りにも大小さまざまな妖が入れ替わり近寄ってくる。食べきれない程の料理をよそって来てくれるモノ、お互いの足の速さを競った時の話をしようとするモノもいる。 「細波、ちょっと気になることがあるんだが」

          巫女と龍神と鬼と百年の恋 ③