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歌詞が胸に刺さって仕方がない

初めて人を好きになったその昔、世の中の恋愛ソングのことごとくが妙に胸に刺さったものだ。


息子が誕生して以来、今やあらゆるソングが胸に刺さる。

息子をあやす時、よく歌を歌う。
子守歌のレパートリーが少なすぎるので、知ってる歌を歌っている。

この前、妊娠中よく観ていた朝ドラ「カムカムエブリバディ」のアルデバランをなんの気なしに歌ってみたら、歌詞が胸に沁みすぎて途中で止まってしまった。

♪笑って 笑って 愛おしい人よ

この一行が沁みて胸いっぱいになってしまった。

他にも、西松屋のCMでかかっていた「君がいるだけで」の歌詞。

♪例えば 君がいるだけで心が
 強くなれること
 
 何より 大切なものを気づかせてくれたね

きっとこれ、この続きの歌詞からすると恋愛ソングなんだけど、今の私にはこの二行が号泣レベルで胸に刺さる。

困ったもんだ。

息子は歌詞の意味は当然分からないはずなんだけど、何となくその言葉が持つ温度感というのか波動というのか何かが伝わってるらしい。

以前、震災の日に「花は咲く」を歌ったら、なんとも言えない悲しい顔になって号泣してしまった。

反対に、歌ではないけど、かっこいいねー!とか、かわいいねー!とか褒め言葉をかけると、鼻の下を伸ばし、右腕をぴんと伸ばして何とも得意げな嬉しそうな顔になる。

息子が産まれてたった3ヶ月。
大変なことだらけの毎日。
でも、心から愛おしい息子と生きられる幸せは格別だなぁなんて思う。

子どもが巻き添えになった悲しいニュースなど、感情の回路をオフにして見ないと心が痛くて見ていられない。

こんな感情、出産するまで分からなかったなぁ。
息子に教わってばかりだ。

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