ダンプスターダイビング
先日、近所でカラスがゴミ袋をつついていた。それを見て、アメリカではゴミあさりといえばアライグマだったなぁ…と思い出した。
ゴミあさりのことを英語でdumpster diving(ダンプスターダイビング)と表現する。ダンプスターとは鉄製の巨大なゴミ箱のことで、そこにダイブ(飛び込む)しているのをイメージしたらわかりやすいと思う。
まだ食べられる食品や使用できる物を救済するエコ活動とかIT用語にも使われる言葉でもあるけど、アライグマの場合は文字通りダンプスターダイビングだ!
…これはある日、私が住んでいたコンドミニアムのゴミ箱に貼られていた注意書き。
『注意!!!ダンプスターの中に2〜3匹のアライグマがいます。他のゴミ箱を利用してください。』
うっかり蓋を開けたら飛びかかってくるかもしれなくて怖い。
ダンプスターの中に飛び込んで残飯を食い荒らすアライグマ。…ほら、ダンプスターダイビングそのものだ。
余談だが、アメリカ人の知人はキッチンで食料をあさるアライグマに遭遇したことがあると言っていた。愛猫の通用ドアから入り込んだらしく、最初ネコだと思い込んで近づいたらアライグマだったとか!ひとり暮らししていた彼女は、愛猫を守りながらアライグマをなんとか外へ追い払おうと必死に格闘したらしい。…それも怖い。
アライグマって攻撃的でなかなか凶暴な生き物なのだ。私の中ではいつのまにかアライグマ=ゴミあさりという悪いレッテルが定着してしまった。
ラスカルの印象が強いし、見た目は本当にかわいいんだけどね。
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