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新刊の誤植に関するお知らせ

弊サークルで今冬のコミケ合わせで制作中の新刊「横須賀線・総武線(快速)」(下記リンク)におきまして、誤植が3か所発見されましたので謹んでご報告申し上げます。

なお、冊子版に関しては既に印刷工程が進んでおり、キャンセル料として5万円程度が発生してしまう点を踏まえまして、このまま印刷を進めることにしております。直近での増刷・改版の予定は無いため、誤植のある状態でのリリースになる点、申し訳ございませんが、お求めの際にはご承知おき頂けますと幸いです。

なお、電子版については修正後の配信を予定しております。こちらはリリースのお知らせまでもう少々お待ちください。

正誤表

P.72
(誤)高輪口
(正)港南口

P.167
(誤)
山路を登りながら、こう考えた。とかくに人の世は住みにくい。意地を通せば窮屈だ。山路を登りながら、こう考えた。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生
(正)
1:駅南口に面して建つ楽天地 2:駅北口にあるオブジェ「ECHO」。墨田区が音楽都市を目指していることにちなんで設置された。ヘ音記号がモチーフになっている 3:錦糸公園とオリナス錦糸町

P.194
(誤)
1:現在、三笠の周辺は三笠公園として整備されている 2:三笠公園には蒸気機関車 D51風の災害対策用の貯水槽が置かれている 3:三笠公園横には猿島へ渡る航路の船着場がある
(正)
1:「ショッパーズプラザ横須賀」改め「コースカベイサイドストアーズ」 2:EMクラブ跡地に建つ横須賀芸術劇場と横須賀プリンスホテル


<原因と再発防止策について>

2点目と3点目については本来記載すべき文章が丸ごと脱落してしまうという大規模なミスのため、原因と再発防止策をまとめました。

まず、今作での本来のワークフローですが、下記のように、①仮の文章(ダミーテキスト)の状態でデザインを決めてテンプレートとし、②テンプレートを各ページにコピーし、③各ページを仕上げていく、という順序でした。


しかしながら、P.167に関しては、手を加えるべきダミーテキストをそのまま放置していたことになります。(※「山路を」というのはAdobeのソフトでデフォルトで入るダミーテキストです)

今作についてはページ数が多くなることから、「想定されるミス一覧」を事前に書き出しておき、チェックリストをもとに原稿を確認する、という手法を導入していましたが「ダミーテキストのまま残る箇所がある」という想定が漏れていたため、チェックリストにも盛り込まれていませんでした。
つきましては、次回以降、最終段階の原稿データに対して「山路を」で検索を掛けるというチェック体制を導入したいと思います。

ただ、P.194の誤植に関しては、テンプレートではなく、完成していた別のページからコピーしていたことが分かりました。

この場合には「山路を」で検索する体制を敷いたとしても、チェックから漏れてしまうため、「テンプレートではなく、完成していた別のページからコピーしていた」という点に対する対策が必要だと考えています。
今のところですが、「テンプレートの種類が足りなかったため、P.192からコピーしてしまったのではないか」と考えていますので、今後はテンプレートのバリエーションが十分か、事前の検討を手厚くする方針を考えています。

言い訳になってしまいますが、やはり弊サークルとして経験のなかった規模の本を制作したため、経験不足が露呈してしまったのだと思います。120ページをつくるときには場当たり的な対応で回せていた部分が、200ページをつくるときには対策として不十分だった、システマチックな対策が必要だったということだと感じています。

改めまして、今回は至らぬ点がある中での発行となります点、お詫び申し上げます。今後、よりよい本をお届けできるように精進してまいりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

鉄道同人サークル 渚沙野電車区
主宰 長沢 めい

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