歌酔曲vsKフォーク~思ったことあれこれ~

ずーっと、英美くんのヴィジュアルは昔のアー写の記憶のままだった。
Wikipediaの山本英美の項目に"90年代初め頃、黒縁メガネをかけていたため、ルックスが大江千里と似ていた"という記述がある。
DCブランド(そういう時代、だったのだよ)のものと思われる黒い細身のスーツに、黒いセルフレームっぽいメガネをかけていた英美くん。
そこで止まっていた。
ツイッターのアカウントをフォローしているし、木根さんのサポートをしているのも知っていたのにね。
この日のライヴで、多分、アップデートできた、と思うな。
呼び方はおそらく、この先も"ひでみくん"だろうけど。
先日の"SF Rock Station 2020"で、ウツが"英美"って呼んでたの、なんだか新鮮だったなぁ……

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

修ちゃんは、というと。
一度だけ観に行った東宝版"RENT"で、ミュージシャンの中にその名前を見つけた。
こんなところにおハガキが、というのはウソップランドだけど、公演に関する予備知識は入れずに行ったもんだから、あれまぁ、って感じだったなぁ。
"RENT"は、がっつり覚えた歌詞とは違うのと、演出があんまり好みじゃなかったのとで、あれっきり観に行ってない。ウツに"道"を提供したヨネちゃんがコリンズ役、というので、行ってみた、んだったかな。

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

採点の考え方、なんだけど。
"スタートからジャッジの時点までで、優勢だと思った方"に点を入れる、んだったんだね。
1回目と2回目を合算しなかったのは、だから、だよね。
合算するのは"オーディエンス(会場とニコ生)からの2回目の点"と、"特別審査員・小室哲哉の採点分"なんだよね。

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

フォークパビリオンのウツキネのゆるさと、歌酔曲のそれ、木根ソロのそれ、ベクトルはどれも少しずつ違うと思っている。
どこがどう、というのをきちんと言葉にするには時間がかかりそうだけれど。
木根さんの話を"オチがない"と言ったよちをさんあたりにヒントがあるのかもしれない、と思う。
あと、ソロであるがゆえに、その内容にかかわらずトークをかなりの高確率で拾うnishi-kenさんのような"レシーバー"の存在がなさそうだし。
オーディエンスから話しかける(あるいは、オーディエンスが答える)ことがあっても、レシーバーというのとは違いそうだ。
よちをさんが進行して、ニコ生のコメントもマメに拾ってくださったからか、グダグダ感はフォークパビリオンほどではなかったと思うけれども、ストレスに凝り固まったキモチをほぐしてくれた。
こういう"ハレ"もあるんだな、と。
そして、3人でのパフォーマンス。あれって前倒しのお年玉なのでは?

☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

お魚嫌いの哲哉さんをお魚に例えるのは心苦しいのだけれども、あのひとは回遊魚だと思っている。
音楽に関わっていることが生命維持みたいなひとで、引退宣言とやらをしたところで、そのうち戻って来るだろうと思っていた。
それはもう、根拠のない確信だった。
プロジェクト終了のときだって、仲違いしたわけじゃないから3人でやりたいことができたら、またTMやるでしょ、くらいに考えていた。だから、"Nights of the Knife"も"TIMEMACHINE"もトラウマにはなっていないし、FANKSとしては変わっているのかもしれない。
かまってちゃんだから、お膳立てみたいなのが欲しかったんじゃないかなぁ、という気がしている。
中野サンプラザでの12月2日の公演に来て、3人でラジオやって。
ウツキネの二人が"おいでよ"と言ったのか、哲哉さんが"行っていいかな?"と訊いたのか"行くよ"と宣言したのか、それはわからない。
9月15日には"て"と呼ばれ、ツアーの途中には"こら、てつや!"とも言われたリーダーが、この日はナチュラルに"てっちゃん"と呼ばれてた。
引退宣言なんて、なかったこと、みたいだった。
よちをさんに"せっかくピアノがあるので"と促されての"TIMEMACHINE"。あのイントロで泣いたオーディエンスがどれだけいると思ってるんだよーうっ!
さらにウツに"もう1曲つきあってもらって"と言われて、あの声で歌ったよね"あの素晴しい愛をもう一度♪"と。
そこまでのルートっていうのかな。花道をとことこと歩いてきてステージの定位置に歓迎される、そういう場とタイミングとが必要だったんだな、と思ったのでした。

しれっと戻ってきたのが、とても"らしい"な、と思って。
戻って、と書いたけど、程度の差こそあれヤキモキしていたファンにとってそう見えた、というだけだったりして。
哲哉さんは"ただいま"とは言わなかったし、ウツキネもそれを求めていないんだろう。
先日のラジオでも、"おかえりなさい"のメッセージが読まれていたけど、"ただいま"を言ってなかったし。
TMって、そういう3人よねー。
まぁ、"帰る"のは、"出ていった"(行ってきますって言うケースと、何も言わずにっていうケースとがあるけど)から、で。
ウツキネ二人にとって、出ていった存在ではないんだろう、というところに落ち着いた。
仲は良いけど、ベタベタした付き合いをしているわけじゃないし。
フォークパビリオンで木根さんが言っていたように、4班の班長の小室くんはバイトで忙しかった、それだけだったんだね。

2020年のメディアへの露出、というか、正確にいうとそんなに積極的に情報収集していないのでMAYの目に触れたもの、になるのだけれど、そこにいつ小室哲哉というひとの表情が"かたい"ように見えて、ずっと気になってた。
TPOってのもあるのかもしれないけど、ぎこちないようで。見ていて、"大丈夫?"と問いたくなるような表情だった。
お仕事はご本人が納得したから受けたもの、と思いたかった。うーん……そう思うようにしていた、っていうのかな。
あの長髪、は。もう単に気に入らない、それだけで。
早い話、MAYが思い描く"あらまほしき小室哲哉"像から遠かった、というだけなんだな。
まぁ、ファンんというのはワガママなイキモノで、MAYなんかまだかわいいもんだ、と思ったりもしているけど。
"何かやりませんか"の"何か"が"TIMEMACHINE"だなんて、出来すぎにも程がある。ぺこぱじゃないけど、"時を戻そう"ってやつですか?

ところで、ホントに無料でよかったんだろーか……
期限内は視聴回数無制限って、ホントにホントですか?
めっちゃ稼ぎ時だったのに?

にしてもウツ、自分が"てっちゃん"と呼ぶこと、その声の威力ってものを知ってるよね。
まったくもって、隆、おそろしい子!だわ。