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TM NETWORK 40th FANKS intrelligence Days 〜DEVOTION〜初日(府中公演)ざっくり感想※ネタバレ注意

こんな感じだったかなぁ、というセットリストはあるのだけれど、間違ってるかもしれないし、それがうっかり拡散して各所に迷惑かけるのはイヤなので、ここには上げません。
ネタバレっていうほどのことは書いてないつもりだけど、"ネタバレ"の基準なんて人によると思うのでタイトルで警告したからね。

長けりゃいう、曲数が多けりゃいい、ってもんでもない。
とても濃い、密度の高い時間、でした。
"ゲネ"、じゃないよ、アレは。
どうもありがとう。

コンセプトガチガチに固めて、作り込んだステージ、というのはTM NETWORKの得意とするところ。時には、それゆえにオーディエンス置き去りにすることもあるのに。
なんという距離の近さ。それて、ヴォーカルが体現してた。
きもちよーく、くたびれさせられる。
完敗、というか、それがとても嬉しい。

えーと、雷槍?
それとも、如意棒?
でなけりゃ、ライトサーベル?
どれでもいいけど(よくない)唐突ね。

「Come on!」
と煽ることのない、そして、クルマのライトにキスを投げないGet Wildって、そうそう見られるもんじゃない。
イントロの木根さんのギターにDecade Runを感じ(なので、「取り戻せる」って歌うんじゃないか、ってちょっと期待した)、3人でやってるのに'89っぽい厚みもあり。アレンジャーとしての小室哲哉は、こと、この曲に関していったいどれだけの抽斗を持ってるんだろう?なんだか、そら恐ろしさすら感じてしまう。(そのGet Wildをライバルと呼んで、Whatever Comesを世に送り出した、ってのもスゴいな、と)

「木根尚登!小室哲哉!」
おっ、メンバー紹介?
ウツを紹介するのは木根さんかな?
なんて考える間もあらばこそ
「FOR THE FANKS!」
と、その両手をさしだしたよね、ウツ。
やられた‼️
こんなの初めて。
「Welcome to the FANKS!!」
とシャウトして、ついてこいよと煽ることなら幾度となくあったけど。
これって、ひょっとして、3人の思い、ってやつ?それをウツがその手でオーディエンスに投げかけたの?
そんなことを考えている頃には、ウツはお色直し(違)をすべく、ハケていってしまってたのだけれども。
だったら、客席からは
From the FANKS!
ってのを見せるしかない、よね?

表情までは見えないのだけれど、初日ゆえの試行錯誤ってやつをおそらく重ねながらも、ウツが歌うことを楽しんでるのが伝わってきた。そうそう、こういうのが観たいの、聴きたいの。
で、容赦なく"歌って!"と、その両手が合図してくる。
もちろん歌いますよ、マスクしたまま、ね。
えっ、まだ歌う?歌ってていいの?
何か、ね、ライヴという空間を一緒に作ろう、って云っているようで、それにまんまとのせられるんだな。
リフ、あと一回、と人差し指を立ててみせたり。
よくできました、とばかりに拍手をくれたり。
ここは裏拍ね、と、模範演技を見せてくれたり。
ヴォーカル氏、ある意味、舞台監督までやってる…

歌詞を間違えるのは、まぁ、スペックというか(ヒドス)リップシンクじゃない証拠よね~くらいには思っているけど、だからってそれを"ファンサ"と形容するのは、MAYは好きじゃない、というか、違うだろ、と思っているので、そのワードはつかわない。
うっかり先に"人は♪"と歌ったのなら、そのあとしれっと"きっと♪"と続けりゃ帳尻合うのに、念を押すように二度"人は♪"と繰り返したり(大事なこと、だから?)、紅白でやらかしたあの曲には魔物がいるんですかねぇ?と思うことがあったり。もちろん、咎める気はさらさらなく、間違えたからってパフォーマンスのクオリティが損なわれる、なんて思っちゃいない、うん。(むしろ、歌詞間違えても音は間違えないんだもん、そこんとこはさすがだと)
で、ね。ご本人も、やっちまったぜ、って思ったんでしょうね。リアクションが、ウツソロでは見たことあると思うのだけど、TMで、は初めてなんじゃないかな?ポーズは違えど、仰け反り気味にななめうえを向いて、口あけて(その口許に手をやって)笑う、なんて仕種、TM NETWORKのヴォーカルとしてのウツに見たことはないような気が、する…

9月7日という日は、幾度かの中止を経てようやく種子島からロケットが打ち上げられた日、でもあって。朝、その模様をネットで見ていた同じ日に歌われたMISSION TO GO。なんか、感慨深かった。もちろん大好きな曲。
みぃ~っしょんとぅご~♪の"みぃ~"の声の伸び、とか、甘さをはらんだ艶やかさ、とか、絶品。大好物。

オリジナルのTTCDは、そのイントロを流麗と形容したいMAYなのだけれど、今回のアレンジはクワイヤっぽい声が入っていることもあって、荘厳と呼びたいです。曲全体にね。

グッズの購入はとてもスムーズにできて、スタッフさんたち、いろいろ考えてくれたんだな、と。
売場のエリアに入る前にチケットの提示を求められるのは、転売対策?チケットないけどせめてグッズはほしい、というケースはWEB,SHOP利用、ですか?
事前にライトは一つ買っていたのだけれど、当日にもう一つ買い足し、両手首に装着してらいに臨みました。
メンバーがステージに登場してからスイッチを入れてください、だったかな?開演前にスタッフが何度もアナウンスしてた、オンオフは難しくはないし、指示には従おうね。客席で揺れるライト、とても綺麗だったし、演出として計算に入れられていると思うので、違う色のアイテムを使うとかいうのはNGだと、MAYは思います。

3人揃ってステージの奥にハケてゆく、そのシルエット、ため息ものです。
プロポーション?
バランス?
ラインの美しさ?
ポージング?
食い入るように見てしまうよ。

初日のざっくりとした感想は、こんなところかな?
あ、火柱(特効ね)の最後のbomb!に本気でビックリして身をすくめてたリーダー、かわゆかったです。