架空ニート

フィクションです

ネットゲームなどに傾倒して11年間
そのまま日は繰り返し、怖さや恐ろしさを感じながらもここまで来た。
2012年の春、僕は職場でのいじめをきっかけに退職した。
そのころから、僕は職業と言うものに二度とつかなくなった。
いわゆる対人関係の悩みというものなのかもしれない。
だけどそれだけでは、まとめられない問題が多い。
うつ病と診断されたころには、もう何も考えられない状態にいた。
いわゆる、社会が悪いという考えもあって、それを聞かれると僕を攻撃する言葉が飛び交う。
自分が、社会が悪いという考えを失ってしまえば、自分がどうすればいいのかわからない。
ハローワークまでは途中まで行く。だけど必ず途中で引き返して、今日は途中まで行ったし良いよな、と思い帰ってしまう。
インターネットにいる住民たちは、僕のことを褒めたり貶してくれる。それだけで、僕は社会で生きているんだと感じられる。
だけど人間が不完全なことを踏まえると、こんな自分が存在していいのかわからない。
会社に入りたいというわけではないのに。働かないといけないと思う自分がいる。いや、働かないとと思っている自分に安心しているのかもしれない。
でも、そんな自分でもネットのユーザーやネトゲ、美少女ゲームをしているときだけは、就職しないのでいいのかと思ってしまう。
やっぱ、ネットでは優秀だし、それなりに人気があるから。そう思ってしまう。
泣きに泣いた時も僕は、何もできなかった。
それを思い出すだけで悲しくなる。
僕がどうても、悲しくなると夜にただただ外を見続けることがある。
親のノックと声が今でも怖い。
いつ引き出し屋が来るのかもわからない。
ただ、今日が終わるのが怖い。


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