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014 Se/外向的感覚(ユングの8機能①)

こんにちは。

今回はSeについて説明します。

Se/外的感覚
Extraverted Sensing

この機能を強く持つタイプ
 ●ESTP
 ●ESFP
 ●ISTP
 ●ISFP

 Seは五感が非常に発達していて、自分の身体(目・耳・鼻・舌・肌)感じたことを、ありのままに詳細に受けとります。8機能の中で、最も本能的で現実的な機能です。わたし達は食べものを食べなければ、いずれは死んでしまいますが、Seが強い人は、ただ食べるだけではなく、よりおいしいものを食べ、より良いものを見て、より良いものを聴き、より良い匂いをかぎ、より良い風を感じたいのです。さらには、ほかの人では味わえないような、強い刺激・・・、つまり スリルにも魅力を感じます。そのためには、家の中でじっとしているのではなく、色々なところに出かけなくてはなりません。そのため、活動的で行動的になります。

 外からの情報を詳細に観察します。状況の変化に敏感で、すぐに何が変わったのかを把握します。そのため、いつ行動したらいいのかというタイミングを、適切にはかることができます。また、自身も変化を好み、その瞬間にしか味わえないような、強烈な体験に強く惹かれます。
 外から与えられた情報を見逃すことがなく、状況に応じて素早く対応を変えます。過去や未来ではなく、現在に意識を集中させており、どんなことでも最初で最後のチャンスであると考え、機会を逃しません。
 そうすることで、困難な現状を何度も乗り越えます。特に、緊急事態においては、上記の能力が存分に発揮され、驚くほど 柔軟に対応できます。
 もちろん、考えが足りず 失敗することもありますが、それでも過去を悔やむことなく、現在に集中して行動を繰り返すので、いつのまにか障害を乗り越え、大きく前進して成功をつかみとります。

 五感が優れていることと、観察力と対応力に優れていることから、運動神経が発達していることが多いです。自身もスポーツや武道に興味を持ちやすく、やはりそれらでもスリルに満ちた体験を求めます。また、たくましい、もしくは美しい身体に憧れを感じ、それを獲得したいと望むので、身体を鍛える人も多いです。

 何よりも自分で体験することが大切です。そのため、興味を持つのは、現実的で実用的なことです。
 身体優位の機能のため、思考や感情を表すときは、どちらかというと、言葉ではなく、行動によって示されることが多いです。

 機能の性質上、浪費をして散財しやすい傾向があります。より良いものを求めるため、高価なものにはまりやすく、『もっともっと』がエスカレートすると危険です。
 また、身体への刺激を強く求めすぎるがゆえ、危険な行為に出たり、快楽に溺れたりする危険性もあります。身体を鍛える人が多いと前述しましたが、身体を甘やかしすぎたがゆえの肥満になる可能性もあります。また、様々な誘惑に弱く、自分を律せなくなると、トラブルを起こしかねません。

 以上がSeです。わたしはこのSeが最も低い機能なので、書いているだけで自分とは違うと改めて感じさせられました。友人に何人かSeが強そうな人がいますが、本当に行動力がありますね。ある人は食事が好きで、週に何回も外食していたり、ある人は音楽が好きで、隙あらばコンサートに行っていたり・・・。とにかくタフ!よく体力が持つなァと関心させられます。
 あとは衣食住にこだわりがある人たちが多いですね。外出が好きな方々ですが、家の中も住み心地を重視しているようです。デザインやレイアウトにこだわったりして・・・。『問題なく 生きていければそれでいい』のわたしとは真逆ですね。
 料理も得意な方が多いですね。これも観察力と対応力の賜物でしょうね。料理が面倒くさすぎて つくる機会を減らすため、一日二食になりつつある わたしとは真逆ですね。
運動神経も皆無ですからね、わたし。歩いているだけで つまずきます。何もないところで 誰もつまずかないようなところでも つまずくのです。人生もまた然り。さて、愚痴はこのへんにしときましょう。

 コロナ禍では、最も我慢を強いられた人たちだと思います(おかげさまで わたしはストレスはそこまでありませんでした)。Seが低い人からしたら、『どうして自粛できないの?』と思うかもしれませんが、Seが高い人からしたら、行動を制限されることは 本当に辛くて辛くて たまらなかったと思うンですよ。それはSeが低い人には 到底理解できない辛さだったと思います。コロナ禍では、人それぞれの価値観の違いが浮き彫りになり、ギスギスした雰囲気になりかけたこともありましたが、自分と相手の価値観は違うということを頭に入れておかなければ、余計な諍いを生むのだと、改めて思い知らされました。コロナが収束に向かった今、Seがまた日本を明るくしてくれると思います!

今回はここまで。

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