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[第三章]〜高校編〜地獄の始まり

みなさんおつかれさまです!
さて第三章高校編でございます
タイトルの通りどんな地獄が始まるのか
3年間を振り返りながら書いてみようかなと思います。お付き合いください!

15歳にして新天地で今度はたった一人親元を離れての全寮制での男子高校生活スタートです

全寮制とはどのようなものか
どんな生活が待っているのか全くの未知で
15歳の僕には衝撃的なものばかりだった

入寮初日ある晴れた春、清々しいぐらいに天気が良かったのを覚えてる
車の中であーここが僕がこれから生活するところかと特に何も期待もせず
ボーッと景色を眺めてた
そうこうしてる間に学校の校門に着いた
深々とお辞儀をしている学生服を着た頭を丸めてた青年が2.3人立っていた
どうやら案内してくれるらしいので誘導の指示に従い寮まで案内されました

先輩に当たる人でした
その人達が、荷物を運ぶ手伝いをしてくれたんですよね。
親切で礼儀正しいなこの人達と最初の印象は思った。
僕の荷物はシンプルで余計なものは持ち込まなかったので、15kgのダンベル二つを除いては笑
初めてのダンベルは4kgだったが15kgに成長していたのだそれに伴い体も成長していた
この頃になると普通の大人の人にも力負けはしなくなっていた💪
かつて暴力を受けていた2代目父親にあっても今なら逆に返り討ちにできるくらいの肉体は手にしていました。

それから入寮の説明があった
先輩方はまるで紳士のように凄く丁寧でなんでも聞いてね!みたいな感じでいい人が多いなと感じてた
僕たち1年生は4人部屋に案内され
みんなおどおどしていたのをおぼえてる
転校慣れしてたので僕はそんなに気負うこともなかった。軽くみんなと話て仲良くしよーみたいな感じになった

そんな中1日目が終わり2日目......
寮なので点呼制度があり朝から全員が部屋にいるかどうかを確認する作業だ

2日目の朝先輩方の怒声で叩き起こされた
何事!??!!と思いつつ
とっとと準備しやがれと言われた
先輩方が10人くらい集まってみんな顔つきが
どうも険しい

急いで部屋の前に出て説明を受けた
今日から導入教育というものが始まるらしい
団体行動、礼儀、上下関係を2週間で徹底的に叩き込むらしい

そんなことどこにも書いてなかったし知らなかったおそらく全員驚いてたと思う

なんか、やべーこと始まっちまったんだなみたいにその場にいる全員が思っただろう

とにかく先輩方は怒鳴りちらし
罵声を浴びせる
例えば、布団の畳み方、共有スペースに私物を置くなといった事をだ
先輩への言葉遣い、集団生活の基礎やご機嫌取りありとあらゆることを徹底に教え込まれた

中でもできない人がいると
ペナルティというものが課せられた
内容としては肉体的苦痛を与えること
腕立て伏せ、空気椅子、プランクなどしんどいトレーニングをペナルティとして課せられたのだ
誰か一人ができてないと全体が罰を受けた
想像を絶するものだった。みんな悲鳴をあげ中には過呼吸になりぶっ倒れるものもいた
挨拶も全力でやらなければならなく、3日もすると声が掠れて喉が潰れてた

ある時学年全体で砂利の上で腕立て伏せを回数は忘れたがやらされたのを覚えてる

僕はずっと体を鍛え続けてきたおかげで
腕立てを、規定の数クリアし涼しい顔をしていたのだがそれが、気に食わなかったらしく
そこから先輩達に目をつけられ集中砲火を喰らわされることになった笑

何かと僕にケチをつけて
言いがかりをつけてきた
その全てが理不尽な内容だった

ペナルティ中僕は泣き言を一切言わなかった
おそらくそれも先輩達は気に食わなかったんだろう。おそらく学年で1番ペナルティをやらされた自負はある

過去に理不尽な暴力に晒されてきたおかげで
己を強くする術を学んだのだ

そんなこんなで地獄の2週間を耐えきり
晴れて導入教育が終わりペナルティから解放された

とある先輩が言ってたこんな言葉がある
1年地獄
2年天国
3年神様
自分達が送る学校生活を端的に表現したそうだ
とりあえず1年の間は地獄の生活らしい
ペナルティから解放された後も地獄は続いた
上下関係の徹底、部活動での下仕事
1年の間は自由になることがほとんど許されず
奴隷のような寮生活を送っていた。

男子校全寮制ということもあり
クラスのやつらとは兄弟みたいな関係になった笑
それこそモラルもクソもないようなことばかり
してた"異性がいないとモラルは崩壊するのだ"

当時お盛んだった僕らはエロ本が重宝されていて
エロ本を買いに行くのが恒例だった
"度胸があれば未成年でもエロ本を買える"
という信念のもと皆の代表でレジに並んだ
身長も今くらいあり大人っぽく見える雰囲気だったので容易に買うことができた
それを、クラスの仲良い友達に配っていた笑
男の子あるあるだけど
こうゆうことしてるとすぐ仲良くなった

全寮制なので門限と点呼があり
ルールを破ると何かしらの罰が与えられた
頭を丸刈りにさせられたり、毎朝走らされたり
夜になると、宿直の先生というのが日替わりでいてその先生が夜中部屋を見回ると言う監獄さながらの生活だった。

しかし、ルールに対して完全にYESと聞けるほど若者の遊びたい欲は抑えられんのだ
中にはビビってルールを遵守する子もいたが
僕がいたグループはそうゆうリスクを冒しても楽しいことしようみたいな感じだった

その宿直の先生の目を掻い潜り
みんなで集まって通信ゲームしたり映画を見たりしてた。あの環境ではそれくらいしかできなかった。見つかったらそこで終わりなので
それこそ"逃走中"のようにハンター(先生)から逃げ回っていた

あれはあれでスリルがあって楽しかった笑
バレたら終わりと言うのが余計に楽しかったんだろう🤔

土日になると外泊が許可されていた
家が近い人はよく自分の家に帰ってたけど
僕の家は県外で中々帰れるものでもなかった
クラスの半分くらいは遠くからきてる子がいたので遠方組はいつも寮にいた

入学して1ヶ月も経たないうちにすぐに他校の
彼女はできた
この時初めて"童貞"を捨てたのである
今でも初体験の場所は忘れない
なんと駅の公衆トイレである
渡部さながらに公衆トイレを使用していた
当時はお金もなく苦労していた😰
大体高校生なんてこんなものである笑
ただ、全寮制ということもあり中々会いたい時に会えず、もどかしい思いをしたなと振り返ると感じる

そんなこんなで1年の地獄の生活も終わり
ようやく羽が伸ばせる2年になった
2年になって後輩ができた。僕は後輩には意地悪しなかった、自分がされてきて嫌だった事はしなかった。ただ周りのクラスの人達はかつて自分達が雑に扱われたように後輩達を雑に扱っていた
2年になって急にイキりデビューする者もいた
それを間近で見てきたからこそ、その人のら人間性ってこうゆう所で出るんだなって思った。

辛い環境に置かれた時には歯向かう事はせず泣きべそ書いていたのに自分が都合がいい状況になったらコロッと変わる

そんな感じの人を僕は2年3年と見てきた
クラスは30人以上いたが大半は変わってしまった。中には後輩に意地悪しない人もいたけど

自分がしてきたことを相手にそのまま仕返す
これ自体悪いことだとは思わないし
選択肢としてそれを選ぶ人もいるだろう

ただ、僕の中での美学に合わない
それをしない選択をとったその方が
"かっこいい"と思ったから

僕は厨二病なので、そうゆうところにロマンを感じる性分なのだ

おやおや自分語りが出てしまったようだ
今は高校の話をしているんだった

さて、話を戻そう!
そんなこんなで2年に上がってしばらくしたのだが、特段自分自身変わったこともなく、ただ寮生活が楽になったなと思った。

高校でも部活で剣道を選考し
ありきたりな部活動生活を送った

ここでのエピソードをあげるとするならば
剣道には構えというものがあり
普通は中段に構えて試合をするのだが、
自分は先生から"お前目立ちたがりだから"上段の構えやってみろと言われて

そこから上段の構えに切り替えた
普通は竹刀を両手で操作するのだが、上段というのは構えを頭上に持ち上げて片手で相手を打つという。打った後に隙が大きい
一撃必殺の超攻撃特化のスタイルだ

片手で打つことにより体が半身になり
より遠くから相手に打ち込む事ができるという
利点がある

上段の構え

ただ、上段とは相当腕の腕力がないとまともに振ることもできず、ものにするまでに相当時間がかかる。みんな両手で竹刀を握り打ち込んでくる為それを片手で相手するという中々なやばいスタイルである。ただ、この構えにはロマンが詰まっているのだ。

モノにすれば一撃必殺の技が使える

やはり俺は厨二病でありロマンに生きる男
      槇島刀互

それこそ、みんな同じ部活の時間に努力し練習するただ、それを追い越す為には同じ部活の人の倍以上は鍛錬したと思う
くる日もくる日も片手で竹刀を振り下ろし自主練の鬼となった

そんなことをずっと続けていた
そうしたら段々と技を使えるようになり
顧問の先生にも
"お前の片手技は県でもTOPレベルだ"と
褒めて頂いた

結果的には剣道界に爪痕を残すような成績は残せなかったけど。当時の自分のベストは尽くせたので後悔はないなって今振り返って思う

高校3年になりいよいよ神様の位を手に入れることができた笑
1年地獄
2年天国    (と言われていた学校生活)
3年神様

神様になったからといって特に変わらずって感じで生活してた、一日30分の自由時間は筋トレに励み夜中になるとハンター(先生)の目を盗み動き出すという生活笑

周りは隠れて寮でタバコを吸うようになり
ハンター(先生)に捕まる人が増えていった

この頃になるとマッチングアプリを駆使して女の子と出会う事をし始めていた
ただ、この時に苦い思いも沢山した😨

待ち合わせにこなくて5時間くらい待ってたりとか、悪質なサイトで課金させられたりとか
写真と全然違う人が来たり笑

17歳くらいの時に大人になる前に経験しておいて良かったことをあらかた経験できた笑

そんなこんなでもう卒業🎓間際
いざ、家畜小屋の豚さんたち(我々)が出荷(就職)する時期になっていた
みんなブヒブヒ言いながら🐖
社会に期待を膨らませて
美味しいお肉になろうねみたいな感じだった😆

それは言い過ぎたか笑

とにかく社会に出ることに期待を膨らませて
卒業していった

幸い学校ではそこそこ勉強していて
また10点満点中8.5くらいの成績だったので
就職先を自分で選ぶ事ができた
成績が低い人は自分の希望は通らない世界だった

その中でも比較的綺麗な所
空調が効いている職場を僕は選んだ

今回も長文ご覧いただきありがとうございます!

     次回[第4章]〜社会人編〜

ここのパートは長いので色々な分野で区切って
書いていこうと思います。

ではでは🖐️



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