推しの番組(ファイナルイベント)が終わった。

2月3日、タイトルにもあるとおり、推しの番組(ファイナルイベント)2つが終わった。
自分は2人がDiscordに降臨し始めたことを聞きつけて番組に入会した口なので、そこまで古参ではない。せいぜい半年程度だっただろう。バッジも6か7だったし。
それでも番組は楽しかったし、イベントもすごい楽しめた。楽しい時間をありがとうございます。
ここで終わっても日記としては十分書いたような気がするが、今は酒が入って気分がいいのでもう少し書きたいと思う。


自分はこれまでの人生で、好きなものは人並みにはあった。ポケモンや遊戯王OCGなどは今でも好きだ。
それでも、好きなものではあっても、自信を持って好きといえない自分がいた。所属する社会集団の中で、そういうことを表現しずらい部分も多少はあったかもしれない。でも一番は、自分よりもそのコンテンツを好きな人がたくさんいるから‥と(柔らかくいえば)謙遜していた部分が強かったように思う。

大人になって、シャニマスを始めた。ゲームは楽しかったし、シナリオも読み応えがあったため充実した生活を送れていたが、秋になってシャニマスが配信オンリーのライブをすると聞いた。当時は正直演者が前に出る風潮があまり好きではなかったので見るか悩んでいたが、配信直前のTwitter等での盛り上がり方を見て、配信チケを買ってライブに参加することにした。

そこには自分がそれまで思ってもいなかった光景が広がっていて。『「沼に落ちる」とはこういうことなんだろうなあ』となんとなく考えていたのを今でもたまに思い出す。
それでも個人番組などはしばらく追わないようにしていた。生活にも慣れていなかったし。そうしたら2ndライブが始まって、トラブル対応の時にヒーローを見た。

すぐに3rdツアーが始まって、名古屋公演ではソロ曲の始まりの「星をめざして」や「スローモーション」でボロ泣きした覚えがある。東京公演では失礼な話ではあるが、当時の自分はどちらかといえばday2現地勢が可哀想だなあと思っていた覚えがある。(そのときできる全力を尽くしてくださった演者やスタッフの皆様には大感謝)福岡公演では、「五ツ座流星群」で5人揃った姿を見た瞬間に噴水のように涙が出てきたり、最後の「Resonance +」で泣きすぎて次の日の仕事にめっちゃ影響したことを今でも覚えている。

そのあたりから生活に慣れてきたこともあって個人番組を追うようになった。最初はコスパがいいなあと思ってあみあみ関連のチャンネルから始めた気がする。そこから少し経って、やばい番組があると聞いてトゲガールを知った。シャニマスでは元々夏葉と冬優子が好きだったので見てみるかあと思って見てみると、とても楽しく、視聴継続が決定した。
そこからいろんな人のチョクメを取り始めたりしていたが、「推しは○○さんです!」とはいえなかった。先にも述べたように、周りを見たら自分の熱量が小さく見えて、申し訳なく思えていたからだ。

そんな生活を続けていって、2023年、『ミーハーで良いじゃん。』に出会った。いや、チョクメのタイトルがどうだったかは少し忘れたので切り抜き動画のタイトルを持ってきたのだが。

それはそれとして、大袈裟に聞こえるかもしれないが、そのとき自分は救われたのではないかと思う。正直、周りと比べて少ししんどかった部分があってゲームは続けても、距離を置こうかな‥と思い始めていた時期だったので、自分の方向性が決まったと言っても過言ではないと思う。
あの出会いがあったから(少し)高めな某番組のSS席の値段設定を見ても、Discordに書き込んでいる猛者たちの多くがSS席会員でも笑って見ていられるようになった。(もちろん嘲りではない)
言語化が大事だと思う自分の根本は変わっていないが、「好き」に理由を求めることは少なくなったように思う。

それもあって、今なら自信を持って自分の推しはあなたたちだと言える。本当に応援しています。

さて、いろいろあったラストイベントも終わって1日と少しが経って、感想チョクメが届いた。
前々からなんとなく感じてはいたのだが、あの方は昔の自分がなりたかった姿なんだと思う。
もちろん職業や姿ではなく在り方の話だ。
自分は今の職に就くにあたって仮面をかぶることにした。おそらく親族や職場といった社会集団の中でその仮面を外すことはないだろう。好かれるかどうかではなく、自分が円滑に社会生活を行うためには「自分」でなく「私」であることが大事だと思う。実際今のところ私はなんとかなっている。
皆大なり小なり嘘をついて社会生活を営んでいる。その割合は人によって異なるが。私はあの方々とはベクトルは異なるが人前に立つ仕事をしている。やはり人前に立つには「自分」ではダメだと今でも思ってしまう。

そんな中、昔の自分と同じように悩んでいながらもあのように人前に立つあの方は「憧れ」でもあるし「理想」でもあるのかもしれない。
あの方々の真摯な姿勢には心を打たれるし、応援したくなる(実際しているが)。
あの世界での成功が何かはわからないが、成功してほしいし、夢を叶えて欲しいと思う。それに、幸せになって欲しいと思う。

その時はあの日に置いてきた自分が成仏できる時であり、新しい自分が生まれる時なのだろうという予感がしている。
そんな日が来るまで、自分はミーハーらしく、できる範囲で応援を続けていきたい。

これからも応援しています。頑張ってください!!


少し酔いの覚めた頭で見てみるとなんだか長々とした駄文だが、今の自分をここに置いておく。またいつか読み返してこんな日もあったなあと笑えるように。

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