社説の縮約・要約 22日目

22日目は朝日新聞より。同性婚訴訟についてです。

【400字縮約】
 同性婚を認めない民法などの規定が憲法に適合するかをめぐる裁判で、札幌高裁が憲法14条と24条に違反すると指摘した。一審は、法の下の平等を定める14条違反と判断したが、高裁は婚姻の事由を定めた24条にも違反すると述べた。
 婚姻の自由をめぐり個人の尊厳が認識されてきた背景から「人と人との婚姻の自由」ととらえ、同性婚も異性婚と同程度に保障していると判断した。大阪地裁もいずれ違憲となる可能性に言及した。
 朝日新聞の世論調査では、同性婚を認めるべきと答えた人が72%、390以上の自治体ではパートナーシップ条例を導入している。同性カップルを受け止めている社会変化に、自民党は気づいているか。
 札幌高裁判決後、原告は法制化が遅れるほど享受できる時間は短くなると話し、東京訴訟では死亡した原告もいる。政府・国会が遠からず不作為を問われることになりかねない。整合性のある法制化に着手するときだ。(396字)

【200字要約】
同性婚を認めない民法などの規定が憲法に適合するかをめぐる裁判で、札幌高裁が憲法14条と24条に違反すると指摘した。婚姻の自由をめぐり個人の尊厳が認識されてきた背景から「人と人との婚姻の自由」ととらえ、同性婚も異性婚と同程度に保障していると判断した。390以上の自治体ではパートナーシップ条例を導入されている。政府・国会は不作為を問われることが無いよう、整合性のある法制化に一日も早く着手するときだ。(199字)

【寸評】
時代の流れであることは理解しているのですが、どうも書き手の気持ちが先走りすぎているように感じました。相違点がなぜ発生するのか、逆の視点も必要でしょう。