社説の縮約・要約 18日目

18日目は毎日新聞より。成年後見制度についてです。

【400字縮約】
 成年後見制度の見直しについて、小泉法相が法制審議会に諮問した。認知症の高齢者が25年に約700万人になる推計だが、制度利用者は22年末時点で約24万5000人にとどまる。
 制度の利用停止や後見人の交代について、使い勝手の悪さが指摘されている。後見人に親族がなるケースが多く、使い込み事例が問題となった。近年は司法書士・弁護士・社会福祉士らが担っているが、利用目的を達成しても報酬の支払いは続く。
 国は利用促進を図ってきたが、法制審では利用終了の方法などが議論される見通しだ。制度から外れた後に、地域で支えていく仕組みが想定される。利用者に応じた後見人や報酬のあり方についても検討が必要だ。
 後見人は権限が大きく、利用者本人の権利が必要以上に制約されているとの批判がある。本人意思を尊重する手立てが求められる。利用者のニーズに対応できるよう、厚労省をはじめ政府は取り組みを進めてほしい。(396字)

【200字要約】
成年後見制度の見直しについて、小泉法相が法制審議会に諮問した。制度の利用停止や後見人の交代について、使い勝手の悪さが指摘されているため、法制審では利用終了の方法などが議論される見通しだ。利用者に応じた後見人や報酬のあり方についても検討が必要だ。後見人は権限が大きく、利用者本人の権利が必要以上に制約されている。本人の意思を尊重し、利用者のニーズに対応できるよう、政府は取り組みを進めてほしい。(196字)

【寸評】
 制度としてはだいぶ前からありましたが、この制度がもっと身近に感じられる社会に変わっていくような予感がします。
 あと、今回の社説はちょっと文章にクセがあるのか、要約しづらかったです。文章との相性があるのかもしれません。