社説の縮約・要約 24日目

久しぶりの投稿です。24日目は、静岡県知事の辞職についてです。

【400字縮約】
 静岡県の川勝知事が任期途中で辞職する意向を表明した。県職員への訓示が職業差別だと県民らから抗議が殺到していた。知事は切り取り報道のせいだと開き直ったが、他業種の人と知的能力を比べるような言い方をする必要はなかった。
 過去に選挙の応援演説で、対立候補を揶揄したことがあり、根底に他者を見下す意識があると思われても仕方がない。過去の発言の際には、返上を表明していた一部給与とボーナスを満額受け取っていたことが発覚し、批判を浴びた。
 3日の記者会見では謝罪したが発言は撤回せず、辞職理由をリニア中央新幹線の開業延期が決まったことが大きいと説明した。辞職すれば、リニアの建設が前進する可能性がある。
 知事はトンネル工事により大井川の流量が減ることを懸念していたが、JR東海は対策案などを示し、県側に理解を求めてきた。今後は、水量減少への県民の不安を取り除き、科学的根拠に基づく協議を進めてもらいたい。(400字)

【200字要約】
静岡県の川勝知事が任期途中で辞職する意向を表明した。県職員への訓示が職業差別だと抗議が殺到していた。過去に対立候補を揶揄したことがあり、他者を見下す意識が見受けられる。知事は辞職理由をリニア中央新幹線の開業延期が決まったことだと説明した。トンネル工事による大井川流量への知事の懸念に対し、JR東海は対策案などを示し理解を求めてきた。今後は県民の不安を取り除き、科学的根拠に基づく協議を進めて欲しい。(199字)

【寸評】
以前からユニークな知事だと思っていましたが、年齢的なことを考えると潮時だったかもしれません。飛ぶ鳥が後を濁してしまったのは、残念です。