人を動かす話し方
0秒思考で有名な、赤羽先生の新刊「マッキンゼー式 人を動かす話し方」読みました!
「伝わらない」「進まない」「まとまらない」の悩みは、今回言語化されている3つの会話術ですべて解決されるという。
”話し方”というタイトルなだけに、相手を論破するトークスキル的なイメージを持っていましたが全く違いました。
赤羽先生曰く、人や組織を動かすときには口を使うので、「話し方」をタイトルに入れたとのこと。
わたしからしてみると、その時点で目からうろこ。
いや、当たり前なんですが、人や組織を動かしていく人って、物理的に自分が動かないですよね。
自分が動く前提で生きてきて、人を動かしていくことに苦労してきたので、もうそこから違いましたね、ハッとしました。
本書では、人と組織を最速で動かす方法を3つの会話術に整理しています。
1,仕込み
話す前に、関係構築と状況把握をすること。
「普段あんな態度のくせに、急に会いたいなんて都合のいいやつだな」と思われて終わらないように、普段からの心がけが大切。
2,仕切り
話しながら、相手を味方につけること。
相手がだれか、何人か、相手との関係がどうかによって変わる。本当に影響力がある人を見極めて、合意できるようにしていく。
3,仕上げ
話した後、利害関係を探り動かすこと。
丁寧にフォローしていかないと、実際に物事は動き出していかないことが普通。相手が動かざるを得ない状況を作っていくことが肝心。
人と組織を動かすための考え方と、具体的なアクションが本当に細やかにまとまっているので、こんなときどうしたらいいんだろう、の答え合わせができる本だと思います。
赤羽先生のこれまでの本で語られていることなど含め、「自分の考えをしっかり持って話す」「読書で賢くなる」「普段から情報の仕込みを行う」「好奇心を持つ」といった本質的なことも語られています。
まだまだ実践途中ですが、この本のおかげで”できる人”に向かって行っている感覚があります。
ぜひご一読を!
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