値段の落ちにくい中古車の条件とは?海外輸出に強い中古車の特徴とは?値落ちしない中古車を選ぶ方法とは?
こんにちは。
カーインスペクター・マックスです。
今回のコラムは値段の落ちにくい中古車を解説したいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
はじめに
値段の落ちにくい車=リセールバリューの良い車となりますが、こういった車には一定のくくりがあります。
そのくくりでもっとも重要なのは海外で需要での人気です。
海外と一言でいってもたくさんの国があり文化や考え方も国々によって違うところもありますし、為替レートや世界情勢による変化があるので難しい部分はありますが、ニュージーランドで中古車売買をしていた私がしっかり解説していこうと思います。
日本の中古車はどの国に輸出されているのか?
日本で作られる製品は性能がよくて長持ちすると海外では人気です。主に家電製品など『メイド・イン・ジャパン』と言われブランド力が高いです。
それと同様で日本人が使用した中古車も海外で人気があり『ジャパニーズブランド』と言われています。
日本人は中古車を大事に綺麗に丁寧に使用しているということをみんな知っているのです。
そのため日本人が使用した中古車は海外の50カ国以上に輸出されており、その台数も毎年変わっています。
2018年の国別中古車輸出台数のランキングは
1位がUAE
2位がユージーランド
3位がロシア
となっております。
私は某大手中古車ディーラーに勤務していたときニュージーランドに駐在していました。
ニュージーランドでは自国の自動車メーカーがないということで100%自動車は輸入に頼っています。そしてそのうちの95%は日本からの輸入に頼っているというのが現状です。
さらに日本の中古車は関税がかからず、お金をかけずに輸入できること、日本と同じ右側ハンドルということも2位になっている大きな理由です。
各国によってさまざまなルールがあるのでそこを研究する必要があります。
輸出される条件とは?
通常中古車は新車で購入した人がどこかへ売却することから始まります。
年式や走行距離など考慮する部分はありますが、通常日本国内で需要がある車は日本国内で再販売され、日本国内で需要が少ない車が海外へ輸出されることが多いです。
そして中古車が輸出されるために重要なことが
関税です。
中古車を受け入れる国が決めるルールでわかりやすくすると
手数料と考えていいでしょう。
関税が高いと現地での販売価格が高くなることから輸出台数が減っていくことが通常です。
私が住んでいたニュージーランドでは関税は0%だったので日本の中古車は比較的安くで手に入れることができる状況でしたね。
輸出されやすい条件を並べると
・受け入れ国の関税が安い(NZは0%)
・自国で自動車の生産をあまりしていない
・受け入れ国に勢いがある発展途上国
・親日関係にある
こういった理由があります。
海外輸出が鉄板の車種公開!
現在、国内で需要がなくなっても海外でバリバリ需要のある鉄板車種は以下の通りです。
プリウス
アクア
ランドクルーザー(70系)
ランドクルーザー(80系) 34
スカイラインGT-R(32系33系34系) 15
シルビア ターボ付き(15系) ターボ
スープラ (ターボ付き)
チェイサー ツアラーV
アリスト Vベルティックエディション
ハイエース(ディーゼル)全般
インプレッサWRX
ランサーエボリューション(ターボ)
鉄板車種はこんなところでしょう。
車種によって国や理由も違いがあるため説明は難しいですが、共通点は多いのではないでしょうか。
今後輸出される可能性の高い中古車とは?
これからの自動車業界は自動運転と電気自動車の普及が間違いなく訪れ、10年〜20年で先進国の自動車業界の変化はめまぐるしいでしょう。
今後日本国内をはじめ先進国への輸出は下降を辿っていくくとは容易に想像がつきます。
しかしながら発展途上国ではまだまだ需要があり、現在日本で使用されている自動車はほとんど輸出となっていくことでしょう。
そういったなかでも今後輸出される可能性の高い中古車をまとめますと
・新車発売終了していて新車では手に入らない
・ディーゼル車かハイブリット車である
・ターボがついている
・スポーツカー
・バン・トラック
・コンパクト・SUV・クロカン・大型ミニバン
こういった理由、種類になります。
買った値段より高くで売れる可能性のある中古車とは?
中古車の中には値段が落ちにくい車だけではなく、価格が上がっていくものもあります。
現在で言えば日産の有名車GT-R(34型)は鉄板ですね。
人気の海外ドラマや映画などがきっかけでプレミアがつく中古車もありますので今後の予測をすることは難しいでしょう。
今後34GT-Rは値段は上がり続けるでしょう。
新車時の価格が500万くらいでしたが現在は程度の良い中古車は500万円を超えます。
法則をいうならば今後メーカーが作らないような車が34GT-Rのようになるということでしょうか。
まとめ
海外輸出がされやすい中古車やリセールバリューが良い中古車を具体的に解説してきました。
日本国内で需要のなくなった中古車でも一定の中古車に関しては世界50カ国以上の国々では必要とされている現状があります。
日本の技術力を発揮しやすいハイブリットカー(プリウスやアクアに限る)や多目的自動車の4WDやハイエースなどの人が多く乗れる自動車のディーゼル、今の時代発売されないターボ付きのスポーツカーなどが中心となり輸出されています。
売るときのことばかり考えていては乗りたい車に乗れないというジレンマもありますが、車は移動手段と割り切ってしまえる方はこのコラムをぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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