テラミスティカインスト(BGA)

インスト簡略化のための記事です。

とりあえずプレイが可能になる程度のものにする予定ですので、その他詳細については何度もプレイして覚えていくことを推奨します。


・ゲーム概要 

 プレイヤーは14種族のうちの1種族となり、土地を耕し、家を建てたり砦を建てたり、街を作ったり神様に祈りを捧げたりして点数を稼ぐ。種族それぞれ能力に違いがあるためリプレイ性が非常に高いゲームとなっている。その反面、種族ごとに戦略が大きく異なるため定石や点数を稼げるようになるまで相応のプレイ回数を要する。

・ゲーム手順

 テラミスティカは以下の3つのフェイズを1ラウンドとし、全6ラウンド行われる。

 1.収入フェイズ

 2.アクションフェイズ

 3.ラウンド終了フェイズ

各フェイズの処理についてゲーム画面を交えながら後述する。

(各種族の特徴や各タイルの効果説明までやるとえげつないので、説明省略します。)


具体のゲーム内容に入る前にBGA上の画面の説明を行う。

おそらくなんのこっちゃチンプンカンプンだと思うが、とりあえず用語の説明を行わないことには次に進めないので流し見でOK。

また用語についても筆者がうろ覚えなのでなんとなくの名前なのであんま気にしないように。

また作成の都合上PC版のみでの解説となる。iPadプレイヤーは参考までに。


フィールド

 真ん中の6角形のタイルがならんでるのがフィールド。ここに土地を開発して、建物を建てて、街を作ったりなんやりする。

①で囲った部分、左側がラウンドボーナス得点タイル、右側がラウンド終了時ボーナスタイル。左側に書かれたことをラウンド中にすると得点が入るよ。右側は後述。

②で囲った部分、パワーアクションタイル。パワーを使っていろいろお得な行動ができるよ。詳細は後述。

③教団トラック。4つの教団への信仰心を表しているよ。信仰度に応じて最終得点計算にボーナスが入るよ。また①で囲われた右側の部分(ラウンド終了時ボーナスタイル)はここの信仰度合いに応じて中間ご褒美がもらえるってやつだね。例えば1ラウンド目であれば青の信仰が4まで進んでればスコップ1つもらえるよって意味。スコップってなんぞやって話は後述。

画像2

次、画面下プレイヤーボード等

①パワータイル。3つトレイがあるね。トレイの上に載ってるのがパワーコマだよ。このパワーがテラミスティカの醍醐味なので後程じっくり説明。

②建物ゾーン。下が家、真ん中左が交易所、真ん中右が神殿、上の左が砦、右が聖域って名前です。

③ボーナスカード。各ラウンド1人1枚選んでボーナスをもらえるよ。

④恩恵タイル。神殿、聖域を建てると1枚もらえるよ。それぞれに効果があるよ。(各効果の説明は省きます)

⑤街ボーナスタイル 街作ると好きなの1つもらえるよ。

 

さて本題。プレイ開始すると種族選択の画面になります。

無題

好きなのえらんでください。筆者は今回ジャイアントでプレイ。

画像4

ラウンド開始前に準備フェイズです。1人2つづつ建物を建てます。

建物を建てるときのルールなのですが、自分のプレイヤーボードと同じ色の土地にしか建物を建てることができません。筆者のボードの色は赤なので赤の土地に建物を建てています。

画像5

全員選んだら最初のボーナスカード選択に移ります。

上記画像は選び終えた後です。

残念ながら選ばれなかったカードにはお金が乗ります。人気のないカードはどんどんお金がたまっていくシステムです。

テラミスティカは言語依存の全くない素晴らしいゲームです。すべてが絵をみてわかるようになっています。何かものの下に手が書いてあればそれは収入フェイズの際に生産されるということを示しています。

白い立方体は労働者、まるで囲われた数字はお金、四角で囲われた数字は勝利点、紫はパワーを表しています。

ボーナスカードで例えると右から3番目のものは「収入フェイズの際に追加で6円を生産する」ということになります。

さぁボーナスカードを選んだらいよいよゲーム開始です。

1ラウンド目は収入フェイズをかっ飛ばしアクションフェイズからです。

概要

できるアクションは上記画像の8つです。

1.土地を耕し家を建てる

2.船舶力をあげる

3.スコップレベルをあげる

4.家を改築する。

5.司祭を教団へ送り込む

6.パワーアクションタイルを使う

7.特殊タイルを使う

8.パス

では順番に説明しましょう。筆者は面倒くさがりなので説明しやすいものから順不同で説明します。

1.3.4.7あたりはまとめれるのでこのあたりから行きますかね。

先に説明したように家を建てるには自分のボードと同じ色の土地にしか建てれません。さらに土地を耕せるのは今自分が建てている土地と隣接したところのみです。しかしどうでしょう。フィールドを見渡しても隣に同じ色の土地はありません。どうするのか、そうです耕すのです。耕すためにはスコップが必要ですね。

土地

プレイヤーボードの赤で囲った部分、これが土地を耕すために必要なスコップを表しています。フィールド上の該当の色の土地から緑の土地にするのに何スコップまたぐのか、例えるなら今黄色の土地を緑に変えたいとしましょう。黄色から緑へ最短へ行くには黄色から反時計周りですね。スコップを数えましょう。そうです3つです。3スコップで黄色の土地を緑に耕すことができます。

では1スコップあたりのコストはどのくらいなのか。赤丸の右、緑の円柱が立っている横がコストです。3労働者で1スコップ(白い立方体が労働者です)、つまり3スコップで耕すためには9人の労働者が必要となります。

これが多いか少ないか皆さんはまだ知る由もないですが、多いです。減らしたいときどうするか、スコップコストの下にアップグレードのコストが書いてあります。これがアクション3番のスコップのレベルアップです。この種族は2労働者5金1司祭でスコップをアップグレードできます。すると1スコップ当たり2労働者で済むようになるわけですね。アップグレードすると緑の円柱が上へ1つあがります。その時四角で囲われた数字が6なので6勝利点を即時で得ます。

さて、無事耕すことができたら次は家を建てることが可能となります。

建物

赤丸が建設コストです。1労働者2金で家が建ちます。耕す→家を建てるはワンアクションで可能です。

ここの操作についてはフィールド上の耕したいタイルをクリックして指示に従うだけですので画像割愛。


さて、建てた家は次のアクションで改築が可能です。

概要2

この画像の通りです。家は交易所へ改築可能。交易所は神殿と砦へ改築可能。神殿は聖域へと改築が可能です。それぞれのコストはプレイヤーボード上記載の通りですので割愛したいところですが、交易所のみ若干特殊です。

交易所

通常コストは2労働者6金なのですが他プレイヤーの建物と隣接していれば2労働者3金で建てることが可能です。これがボード上の3/6の意味ですね。

恩恵

神殿と聖域は改築後恩恵タイルを1枚もらうことが可能です。恩恵タイルは枚数に限りがあるので要注意。


画像12

砦を建てるとオレンジの部分が使えるようになります。これが7.特殊タイルの使用です。特殊タイルは砦のほかにボーナスカードに書かれているものもあります。オレンジ色の6角形は特殊タイルと覚えてください。例にもよってそれぞれの効果は割愛。



画像13

さてここまで説明すると自動的に2.船舶力あげるのこともわかりましたかね。そうです左下のコスト払って船舶力をあげるだけです。

耕す

船舶力をあげるとどうなるのか。先に説明したように土地を耕すのは基本的に隣接した土地だけです。しかし船舶力をあげると川を越えた土地を耕すことが可能です。この状態を「間接的につながっている」といいます。反対に土地同士が隣接していることを「直接的につながっている」といいます。のちに使うし、同系のゲームであるクランズオブカレドニアでも使うので覚えておいて損はないです。

上記画像でいうと、川向の土地を耕すには船舶力が1必要ってことですね。


次、5番の司祭を送り込む。

教団

簡単に言うと2種類あります。司祭が返ってくるのとこないの。司祭が返ってこないのから説明します。各教団トラックの下の数字、ここに司祭を送り込む(クリックする)と司祭は帰ってきませんが、数字の数だけ信仰度をあげることが可能です。反対に数字の下の教団の入り口部分もクリックすることが可能です。こちらをクリックすると信仰度は1のみあがりますが、司祭はラウンド終了時に手元に帰ってきます。以上です。

ゲーム終了時各教団トラック1~3位がボーナスで点数を得ます。

一番奥の10だけはある条件を満たさないとたどり着くことができません。条件を満たしてないと9で止まります。後述します。


さて一通り説明が終わりました。(パワーだけ面倒なので最後に書きます)

やることがなくなったらさっさとパスしてください。

パスしたらボーナスカード選択に移ります。最初選んだ時と同様に欲しいボーナスカードをクリックしてください。※他人がもっているものは選ぶことができないので注意。


さて、次のラウンドです。収入フェイズに移ります。

収入とはどこからわかるのか。最初に説明したようにテラミスティカでは何かの下に手が書いてあればそれは収入フェイズの際に得られることを意味しています。

建物を建てていくとボードにこれが出現するんです。

プレイヤーボード初期

これが初期

収入

建てると労働者コマの下に手が書いたやつが現れます。

ってわけで収入はプレイヤーボードから現状見えるものとボーナスカードに書かれているものが収入となるってわけですね。

ちなみにこのシステムは開発された当初画期的すぎてほかのゲームデザイナーがこぞって参考にしたくらいすごい。クランズオブカレドニアも同じシステムです。


んでついにパワーについて。

パワーで何ができるのやってのはざっくり言って以下の通り

・金もらう

・労働者もらう

・橋を建てる

・司祭をもらう

・土地を耕す

だいたいなんでもできちゃう。足りないものはパワーを使って補おう。

パワー

さてそのパワー、Ⅲのトレイにあるパワーしか使えません。

プレイヤーボード上だとわかりづらいんで実際のプレイは自分の名前の下のステータスを見るのがいいかな。

パワー2

これね。3が0だとパワーを1つも使えません。パワーは1から順番に3まであがって3で使うとまた1のトレイに戻ります。

パワーのトレイを移す際にはルールがあります。1のトレイにパワーがあるときは2から3にうつせないってのが一番わかりやすいかな。

まぁわかってないと思うけどとりあえずどんな時にパワーのトレイを動かせるのかご教授しよう。

一番大きく動くのが、自分が建ててる建物の隣に他プレイヤーが建物を建てたとき、改築したときです。

もらえるパワーは建物がもってるパワーに依存します。

建物パワー

建物がもってるパワーは画像の赤丸。例えば家の隣に家が建ちましたって時、家のパワーは1なので1パワー、建てられた側がもらえます。

その家が交易所へ改築しましたって時、改築された側は2パワー得ます。しかしタダではないです。1勝利点の支払いが発生します。

獲得パワーと支払い勝利点の数式は支払い勝利点=獲得パワー ー1 となります。5パワー得るときは4勝利点の支払いってことですね。

あとは種族次第ですが、砦を建てると生産フェイズに4パワーとか交易所建てると生産フェイズに1パワーとか、信仰度あげてくとボーナスで1パワーもらえたりとか様々ですが、この建物隣接ボーナスがメインであり、肝です。


そしてさらに、パワーは破棄することが可能です。

パワーを5つ使いたいのにパワー3のトレイには4つしかパワーがない。2のトレイにはパワーが5つもあるって時が多々あると思います。

そんな時はプレイヤーボード上のパワートレイ2の個所をクリックしてみましょう。

画像22

上記画像が出てくるはずです。

右の四角をクリックすると、2のトレイのパワーを1つゲームから除外して、2のパワーを1つ3のトレイに移すことができます。

パワートレイ上にⅡ:4つ Ⅲ:3つ の状態から Ⅱ:0 Ⅲ:5(除外2)という状態にできるってことですね。わかるかなーどうかなー。


さてそんなこんなで苦労してトレイ3に乗せたパワーはパワーアクションタイルで使用したり、先ほど破棄の時に見せた画像のレートで変換することができます。

パワーアクションタイルのほうが交換率に優れていますが、早い者勝ちです。

また、パワーアクションタイルは1手番使いますが、パワーの変換は自分の手番であればいつでも使用可能であり、1手番を消費しません。



さてとりあえずここまでみればプレイは可能なはずです。わかんねーけど。

んでこっから下はプレイとは直接関係なくはないけど点数に直結するってルールになります。

・街について

画像21

 ラウンドを進めて開拓と建築を繰り返していくと街が形成されます。条件は、「直接的につながっている」建物のパワーの合計が7以上、だと街になります。建物のパワーについては上記したので割愛します。例をあげるなら砦1+交易所1+家2で合計7ですね。

街になると街ボーナスタイルを1つ獲得できます。強いです。

街ボーナスタイルにはカギが書いてあります。この鍵があることで教団トラックの一番奥の部屋にコマを進めることが可能です。各教団トラックの10には1プレイヤーしか入ることができないのではやいこと街を作って10まであげるとボーナスが確定でウハウハですね。


また、直接的につながっている状態は先に説明した土地が隣接しているほかに、川向だが橋がかかっている状態でも「直接的につながっている」状態となります。橋がかけれる位置はボード上に定められています。(壊れた橋の絵が描いてある)


・ロンゲストボーナスについて

「間接的につながっている」建物が1番長い人から順にボーナスが与えられます。


んでラウンド毎のボーナスで得た勝利点と上記勝利点を合わせて勝者決定です。

あー長かった。伝わってほしい。