見出し画像

【どうする】隣の卓のイカサマを見てしまった時。

物騒な題名になってしまいますが、最初に言っておきたいこととしてこの記事のメインは「イカサマの告発ではない」と強調しておきます。

先日自主大会に参加した。
その際、早く試合が終わったので隣の卓をふと見ると、イカサマを目撃してしまった。

結論として私は何も干渉しなかった。

当該の卓にいきなり話しかけに行くと、自身にペナルティが科される可能性があるため早々に却下。

次にジャッジを探そうとキョロキョロした。

しかし...

絶対にやらないが直接話しかけるとしても、その場でorこっそりジャッジを呼ぶにしても、よほど根拠のある説明をしなければいけない。

一度、あるジャッジの主観情報にミスがあり、自身と対戦相手に不利益が生じた案件を上告した際、上告を受けたジャッジはその当該ジャッジの判断を信じるしかない状況に陥った。

その際は、2対1の言い分を上告を受けたジャッジは丁寧に聞いてくれたのだが、最終的には当該ジャッジの誤った情報を真として判断するしかないとした。

というのもこの決断は、同一の論を提唱する人が2人であったとはいえ、2人に有利なように結託することができてしまう以上、信頼のおけるジャッジ1人の判断を信用せざるを得なかったらしい。

話は戻るが、こうした経験も踏まえて、ここで私がジャッジにどのような形であれ報告したとして、当事者間で順調に進んでいる試合について急に第三者がいちゃもんを付けてきた状況を、私がジャッジであったらどう考えて良いか混乱するであろうと考えてしまった。

起こった事象に関しても、ギリプレイエラーで弁解できる可能性があるものだった。

エラーは確実に起きているが、イカサマであるかどうかを説明するのがややロジックとして弱かったのである。

具体的な状況はこうだ。

パオジアンvsイダイナキバLO。

キバ側がポケギア3.0を使用し、オーリム博士をピック。

オーリム博士と共に使用したポケギア3.0を手札に加える。

というものであった。

かなりプレイエラーの範疇と言える事象だ。

私自身緊張でかがやくリザードンでアクアリターンを宣言したり、逃げたキュワワーをトラッシュしてしまいあたふたしたり、とても気持ちのわかるエラーと言える。

これでイカサマと決めつけるのは良くない。

ただ、イカサマだとあくまで主観として判断した理由はある。

それは次のターン。トップでポケギア3.0をゲット。手札にオーリム博士はなく相手のポケストップを使うもビワだかつりざおだかネストボールだかが落ちる。

じゃあポケギア3.0を使うか、使おうとした時に「あれ!?これ前のターン使わなかったっけ!?」となるか。

否。苦しい顔をしてキバで1枚トラッシュしてターン終了。

ターン終了時手札4枚くらいにポケギアを2枚抱えている異様な状況が生まれた。

次のターンポケギアを1枚プレイしてオーリム博士をピックしポケギアはまた手札へ。

キバの下技でセグレイブに殴りかかる準備へ。

お相手「トラッシュ確認してもいいですか?」

確実にポケギアを使っているはずなのだが、トラッシュには0枚。

「お、気付けるか!」と思ったがスルー。
ポケギアの枚数なんて数えない普通。

拾いに気づかれないよう意図的にポケギアを使わなかったのだとしたらイカサマ臭が漂う。

ただし確定したわけではない。
暇なのでポケギアを打たない理由を考えた。

とりあえず1個しか思いつかなかった。
山にサポートが無いと言うことである。

しかしたまたまトラッシュ確認が入ったおかげでさっき使ったオーリム博士とビワ、先導1枚くらいしかトラッシュにないことが判明する。

というか次のターンのポケストップでともだちてちょうをゲットしている。とんでもないサイド落ちがあったとしてもポケギアを打ちに行けるはずだ。

残念ながら自分では意図が汲めなかったので、「イカサマだったんじゃないか...」と脳内では考えるようになっていた。

ポケギアを打ったのに手札に加わった事実だけは客観的に証明可能である。トラッシュにギアが無いからである。

しかし、それはお互いに気づかずに進んでいる「ミス」までしか判断ができないため、私が口出しすることでは無い。いや、口出ししてはいけないことになる。

ボトムに不要なカードを固定し(毎回インテレオンvだった)、明らかに中身を見ながらファローシャッフルしている人に、ジムバトルということもあって、普段は誰にも何も言わないのだが、あまりに露骨だったため、かなりオブラートに包んで試合後に指摘したことがある。

その際、本来「そう見えてしまう」ということそのものが問題で真摯に受け止めるべきであるにもかかわらず、SNS上で別の人間に私を叩かせるというとんでもない手法をとってきた人がいた。

動画などよほど「確定」していないと、名指しで晒したりしていなくても、私自身に危害が及ぶリスク、難しいことは考慮せずにシンプルめんどくさいことに巻き込まれるリスクがある。

イカサマをするような人だ。対話できるかもわからない。後で謎の粘着をされるかもしれないし、後であればジャッジの加護もない。お店の中にいれば安心だが、お店の外に出たら店員さんは私を守ってくれない。

私はこのイカサマっぽい何かを報告するメリットよりリスクをとってしまった。

ただ目の前のイカサマを認めたことには精神的になりたくなかったので、自己満足でハンドルネームだけ控えた。

これも問題で、全然他にも居そうなハンドルネームであった。プレイヤーズクラブのIDでもなくSNSに紐付けもされていない情報である。

私もそうであるが、気分等で自主大会など普段使っているハンドルネームでは無い名前を使う人も一定数いる。

要するに根本的にあんま意味ないことだけしてなんとなくイカサマ師を見つけた気になって帰ってしまったのである。

ここでSNSで「この名前の人が!!!この日のこの大会の何試合目で!!!ポケギアを!!!」って声高に叫ぶこともまた違う。

その人はおそらく特定できない上に、別の人に危害が加わる可能性がある。

仮に特定できたとしてその人は無視するか、謎の声明を先延ばしにするか、一旦鍵垢にして数週間後に垢消しするか、「記憶にないけどミスっちゃったかもしれない。以後気をつけます。」くらいにしかならない。

自身の対応がなんだか愚かであったことだけはわかるのだが、どうすれば良かったのかはわからない。

もしかしたらポケギアを使わないロジックがあるのかもしれない。

特にSNS上で「不正は許さない!!叩く!!!」ということが先行して、後先を考えなかった結果、不正をした人に被害者ヅラされてしまっているケースが散見される。

いろいろな対応が「多分間違っていた」という判断はできるのだが、「じゃあどうすれば良いか」については結局わからないことが多いのが、不正に対する姿勢だなと感じている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?